女と男の品格。 悩むが花 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2020年2月5日発売)
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本棚登録 : 120
感想 : 13
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914424

作品紹介・あらすじ

「女を舐めとると、命取られるよ」

「男の本性は失敗することで見えてくる」

男運、裏切り、浮気、離婚、未練、余命宣告、介護、去り際……

世の中、男女の深い(?)話は兎角、謎ばかり。人生経験豊富で

酸いも甘いも嚙み分ける人気作家が、あらゆる悩みに答える人生の処方箋。

週刊文春の人気連載「悩むが花」より厳選した第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 時には真摯に、時にはジョークで、読者の悩みに解答する週刊誌連載の文庫化。
    傲岸不遜に見える解答姿勢も、著者のキャラゆえ。
    楽しく読み進められ、きらりと光る箴言も。
    「苦労も過ぎてしまえば笑い話」
    「一冊の良書にめぐり逢うことは、人生において一人の友人に出逢うことと同じ価値がある」
    「女という存在が、この世になかったら殺伐として、とてもじゃないが生きてられん」
    「自分のことさえわかっていないのに、相手のことがましてや胸の中で何を思っているか、考えているかなんてわかるはずないじゃないか」
    「背骨(憲法)が歪めば、その国家は消滅します」
    「世間で振りかざす”正義”なんてものは、怪しいものがほとんど」

  • 伊集院さんの本4冊目。

    うん、なんとなく伊集院さんはこんな感じの人っていうのがわかってきたのでお悩み相談の答え方がまた笑える。昔のカタブツっぽいおじさんらしい、いつもちょっと不機嫌そうにしてそうな感じが目に浮かんで面白かった。今度は何を読もう。

  • やはり読み出すとすぐに読み終えてしまう。
    相談に対する真剣な回答の中でも
    冗談を忘れずに
    かつその冗談が的を得ているような
    とても魅力的な話が聞ける。
    著者なら何と言うか、と考えて
    自分の行動に活かしていきたい。

  • 元気が出ない時読み返して前向きになれそうだと思う。
    どの相談にも、伊集院さんらしい愛のある毒と激で包んでいる。
    あったかくて凛として人間臭い。それで良いと思わせてくれる。

  • 安定の回答、心地よい文章。今の時代にそぐわないところもあるかも知れないが、私は好み。
    かっこいい!

  • Q&A方式でサクサク読めた!世の中色んな人がいるなあ。となんとなく安心できる本。

  • このシリーズ、やっぱり面白い。
    酸いも甘いも噛み分ける筆者の持論には、ついつい耳を傾けたくなる。
    自分の中には無かった「物事の捉え方」に触れるのは本当に興味深い。
    たまに吹き出しそうになる回答もあるから良い。
    辛口なのも良いけれど、読書好きの中学生に対する回答が好きだなあ。

  • 本の題名に惹かれて借りてみたら、週刊文春掲載の悩み相談だった。 
    私はお悩み相談を読むのが好きなので面白く読んだ。
    気さくな文章で読みやすい。
    悩みに正解はないのだろうけど、苦境の時でもユーモアを忘れずにいたいと思った。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50194301

  • P20

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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