日々是口実 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914448

感想・レビュー・書評

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  • 代表作、『我笑うゆえに我あり』の土屋先生、すでに退官されたようだが、相変わらず適当、
    もとい、ユニークさ、切れ味は鈍、いえいえ、鋭い。
    どのエッセイも3ページほどで読みやすい。

    「圧迫面接を受けたら」は実践できたらなんていいだろう!
    大人になって就職してだいぶたった今でも、面接はつきもの。
    あまり出世できていないので、まだまだ昇進試験で面接必至なのだ。
    「あまりにも道徳的すぎる」はぜひサービス、接客業の皆々様にご覧じて欲しい。
    「ナメとんか、ワレ」の意味は人の尊厳を冒瀆してはいけない、らしい。
    それをもとにすると、お客さまがお怒りになっているのは、道徳的すぎるからだろう。
    ならばこちらも道徳的に対応しよう。

    「大人になって失ったもの」も実におかしい。
    大人になっても愚かさは失われていないことにホッとしている土屋先生・・・
    もう立派な土屋先生にも幼児のような純真無垢な思いがあるとは。

    最後に解説をどなたが書いているのかと思ったら。
    なんと土屋先生の実弟!兄に負けず劣らず軽薄(またしてもご無礼を!)に見えて、核心をつく。
    ご兄弟共々、愉快である。

  • スーパーボランティア尾畠さんの話が懐かしい。神戸に移住されてから、神戸および関西ネタが増えた。当然といえば当然か。神戸にケーキとパンの店が多く、病院も多いというのは確かにその通り。パン屋と病院にはたぶん困らない街。文章は相変わらず独特のロジックで成り立っているが、奥様だけでなく弟さんも一緒に旅行しているあたり、仲良くて結構なことだと思う。おまけに解説まで弟さんが。洒落のわかるご家族だ。

  •  日本口実検定1級W、土屋賢二さん「日々是口実」、2020.2発行。①70代には経験と実行力がある。例えば、78歳のスーパーボランティア、行方不明の2歳児を単独で救出 ②犬になるな。ネコになれ。期待されない人間になれW ③「文は人なり」文章を見れば書いた人のことが分かる。おそろしいことです! ④子供は毎日がワクワクの連続、歳をとるとワクワクがなくなる。まれにワクワクしたと思ったら、心臓の異常だ。

  • 土屋先生のエッセイ。
    高校生ぶりくらいに読んだかも。懐かしい。

    クドすぎるくらいクドい、そしてひねくれまくった文章たち。
    でもこれくらい言い訳しながらのんびり生きるのが本当はいいのかもしれないな。

    読む時の精神状態もあるのかもしれないけど、昔ほど刺さらなくてちょっと寂しい。
    なんと言うか時代的にややアウトな表現がたまに気になってしまって。

  • くだらなさがとてもいい。
    授業もこんなだったら楽しいでしょう。
    奥さんのことは、哲学の先生だけに、ソクラテスを意識しているのかな?

  • エッセイストとして一番大好きな土屋賢二。

    久しぶりに読みましたが相変わらずのツチヤ節は健在でした。

    こういう文章を私も書きたいです。

  • 天才か詭弁か、読んでて痛快。
    ただ、著者の妻や女性陣は苦々しいと思うであろう。
    もっとも、著者も妻が読むことを想定しているのであるから、このように妻が描写されていることも、翻って愛であろう。

  • 久しぶりのツチヤ本。いつもなら3分の2くらいで飽きてくるが,最後まで読めた。でも数時間かかった。昔なら2時間もあれば読めたと思う。これが加齢か。読んでいると寝てしまい,本を落として目覚めることを3回体験した。本よりも寝てみている夢の方が面白かった。という記憶も曖昧だ。

    ツチヤ本に代わるエッセイ本をなかなか見つけることができない。ツチヤ本は偉大だ。

  • 高名な哲学者であるツチヤ先生のエッセイ集です。奥さんと弟さんと旅行に行き、トランプをするお話が好きでした。今度、旅行にトランプっていこうかな。

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著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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