ミレニアム・レター (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2020年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167914585

みんなの感想まとめ

心の機微を繊細に描いたオムニバス短編集で、様々な感情が交錯する作品が収められています。離婚した哲生が受け取る手紙や、農薬に関するミステリー、同級生主婦たちの噂話、ナスダックを巡るマネーゲームなど、6つ...

感想・レビュー・書評

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  • 山田宗樹『ミレニアム・レター』文春文庫。

    珍しい山田宗樹のオムニバス短編集。6編を収録。あの『代体』のパイロット版短編も特別収録。全体的にどこか中途半端でスッキリしない短編ばかりが並び、やはり山田宗樹は長編の方が真価を発揮するのだと再認識した短編集だった。

    『ミレニアム・レター』。離婚して独り身となった哲生の元に2通の手紙が届く。自分と元妻が幸せだった10年前に自分たちに宛てたメッセージ……ちょっとホッコリするような。

    『混入』。農薬を巡るミステリーチックな短編。納得出来るような、出来ないような、そんな短編。

    『ランチブッフェ』。ランチブッフェでの同級生主婦たちの身の上話と噂話。何が面白いのか解らない短編。

    『電脳蜃気楼』。ナスダックを巡るマネーゲームの恐さを描いた短編。ここまで読んだ短編では一番面白かった。

    『やくそく』。輪廻転生。ちょっと怖いが、物足りない。

    『代体』。長編作のパイロット短編。近未来SF小説。長編作の方は読んでいる。

    本体価格740円
    ★★★

  • 笑い、涙、恐怖、切なさ…心の機微を繊細に描いたオムニバス短編集。話題作『代体』のパイロット版短編も特別収録。
    人生のやるせなさを描くのが著者は巧い。傑作『嫌われ松子の一生』には人生の真髄が全て詰め込まれていた。本作の六つの短編作品にもそのピースを垣間見ることができる。

  • ホラー、ミステリーなどのオムニバス短編集。さくさく読めたけど、特に何も残らなかった。
    表題作は拍子抜けした。都合が良すぎるんじゃないだろうか。相手も同じように思ってるとか…。
    「混入」は1番好き。目的や理由が語られなくてもなんとなく理解できる。
    「ランチブッフェ」は何も起こらなさすぎた。
    「やくそく」の後味の悪さがいい。娘が年頃になったら…と考えると勝手に怖くなる。

  • 【笑い、涙、恐怖、切なさ満載の傑作短編集】男に届いたのは、十年前に自分へ宛てた手紙だった(ミレニアム・レター)。ミステリからホラーまで詰まった幻の短編集が遂に文庫化。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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