居眠り磐音 決定版 紅花ノ邨 (26) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2020年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167914608

作品紹介・あらすじ

奈緒を救うため、磐音、出羽山形へ!

かつての許婚・奈緒が身請けされた紅花問屋前田屋が、取り潰しの危機に瀕している――。
抜き差しならない一報を受け取り、事態を憂慮した佐々木磐音は、一路、出羽山形へと急ぐ。
次第に判明する、紅花商いの利をめぐる山形藩内部の対立、黒幕の正体。そして、騒動の鍵となる文書を携えて奈緒は消えた……。

磐音は、奈緒と再会し、窮地を救うことができるのか。

みんなの感想まとめ

物語は、奈緒を救うために磐音が出羽山形へ旅立つという緊迫した展開が中心です。彼の行動に対する複雑な感情を抱きつつも、家族の理解を得て旅に出る姿が描かれています。磐音の決断は、過去の悲劇を背負いながらも...

感想・レビュー・書評

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  • 別の本を読み始めていたが、発売日が来てしまったので、先に磐音を読んでしまうことにした。

    26巻のカバーのあらすじを読んだ時、磐音は所帯を持ってもまだ奈緒を助けに山形へ行くのかと、正直ちょっと憤りを感じてしまった。
    今回ばかりは、磐音の行動に共感できないかもしれないと。

    そんな思いを胸に読み始めてみると、吉原会所の四郎兵衛さんから奈緒の嫁ぎ先前田屋の窮状を知らされた磐音は、即答せずにいったん持ち帰り、家族に相談して全員から行ってこいと言われた上で、おこんさんにすまないと思いながら山形へ旅立っていた。

    さすが、みなさん器が大きい。
    もちろん、あの悲劇あっての今の磐音の人生であって、奈緒という元許嫁の存在があってこその江戸の人たちとの出会いだったわけで、そこは重々承知しているんです。
    だからこそホントにホントに複雑なんですけど、でも、私が妻なら「行かないで」って言っちゃいそうなんだよなぁ……。
    すいません、ごめんなさい、器ちっちゃくて。

    おこんさんは本当にできたお方です。
    磐音の留守中も、変わらず町娘らしさを失うことなく、でもきちんと礼儀正しく、周りの人たちのことを思いながら楽しく過ごしている。
    おえいさんと三味線を習うことにしてみたり。

    一方、磐音の山形への旅も(ていうかこっちがメイン!)、波乱万丈、何が起こってどうなっちゃうのか、ハラハラして目が離せずおもしろかった。
    磐音が山形へ行って良かったと思った。

    奈緒の幸せはもちろんのこと、磐音自身も安心して江戸で暮らしていくために、絶対に必要な旅だったのですね。

  • ☆3.8

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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