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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167914752
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計30万部突破!
今回も、侠客の飯は熱くて旨い!!
ひきこもりで毎日ゲーム三昧の風見蓮太郎、27歳。
ある日、蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられます。
施設の生活は退屈で、三度の食事はコンビニばかり。
そんなとき、近所の食堂に現れたのは、頬に傷持つあの男!
男は蓮太郎たち寮生に絶品料理をふるまうのだが、
そこに隠された思惑とは⁉
ストーリー展開の面白さはもちろん、
コンビニ食材を活用したメニューや、
ひと手間で激的に旨くなるコツなど、
マネしたくなる料理テクニックも魅力のシリーズです。
感想・レビュー・書評
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福澤徹三『侠飯6 炎のちょい足し篇』文春文庫。
早くもシリーズ第6弾。文庫書き下ろし。今回も柳刃竜一と火野丈治の2人が料理の腕をふるい、悪を斬る。今回はコンビニ惣菜にひと手間加えた激ウマ料理のレシピが紹介される。
大学を卒業するも司法試験に挫折し、引きこもりとなり、毎日ゲーム三昧の27歳の風見蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられる。退屈な施設の生活を送り、コンビニの三度の食事にも飽きた蓮太郎が訪れた近所のヤカラ食堂で出会ったのは、こわもての柳刃竜一と火野丈治だった……
毎度お馴染みのワンパターンなのだが、全く飽きが来ないのは日本人の身体に染み付いた水戸黄門のお約束パターンと同じだからだろう。
①最初に問題を抱えた一般人が主人公として描かれる。②主人公の前に、謎の男、柳刃竜一が火野丈治を従えて現れ、料理で魅了する。③大詰めを迎えると柳刃と火野が自らの正体を明かし、主人公の背後に居る悪を懲らしめる。④柳刃と火野は次なる悪と対決するために静かに去る。
今回もまたお馴染みのパターン。
本体価格670円
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すっかりおなじみ、侠飯(おとこめし)シリーズ第6弾。
風見蓮太郎(かざみ れんたろう)27歳は、製薬会社重役の父と二人暮らしだが、独善的な父と対立し、目指す“司法試験予備試験”にもなかなか受からず、ゲームにはまりこんで引き篭りになってしまった。
そこへ、自立支援施設の職員と名乗る男たちがやってきて、父の意向で施設に入ってもらうことになった、と連れ出される。
この本を読み始めたタイミングで「引き出し業者」の事件をヤフーニュースで見て、初めてその名を知った。
何とタイムリー!
今回も、悩める青少年の味方(本業はそこじゃないけど)、柳刃さんと火野さんが料理をふるまってくれる。
近所にはコンビニしかないので、コンビニ飯のアレンジが今回のテーマだ。
主人公たちと目線の近い火野さんの、話の聞き出し方が絶妙。
そこへぼそっと、柳刃さんの渋い人生論が入る。
息ぴったり。
今回、柳刃さんの「ひきこもり」に対する考え方にはちょっと驚いたが、なるほど。
そして、最後は二組の親子の問題でもあった。
親の心子知らず、蓮太郎親子のケースは、子の心親知らずなところもあった。
「炎のちょい足し篇」という副題がついているけれど、別の本だったら、エピソード⑧の「涙の親子丼」がサブタイになったかもしれない。
お約束で、前作の主人公の名前がちょっと出るサービスも健在。
プロローグ――ひきこもりと引きだし業者
①ちょい足しとアレンジで絶品コンビニ飯
②自家製タレと焼き方が秘訣。本格焼肉
③ジャンクな食材が大ごちそうに。手作りもんじゃ
④鍋とリゾットで二度美味しい。熱々ポトフ
⑤鯨ベーコンと貝柱とヅケマグロ。簡単海鮮づくし
⑥ステーキと本場のサルサが決め手。激旨タコス
⑦富士宮に横手に日田。ビールが止まらぬ名物焼きそば
⑧父と子の心をほぐす、この一膳。涙の親子丼
エピローグ――弱きを助け、強きをくじく。任侠の道に挫折なし
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次回作に名前が挙がる時は、蓮太郎は弁護士になっているかなあ~? -
侠飯6 炎のちょい足し篇
著者:福澤 徹三
シリーズ累計30万部突破! 今回も、侠客の飯は熱くて旨い!!
ひきこもりで毎日ゲーム三昧の風見蓮太郎、27歳。ある日、蓮太郎は父の意向で自立支援施設に無理やり入所させられます。施設の生活は退屈で、三度の食事はコンビニばかり。そんなとき、近所の食堂に現れたのは、頬に傷持つあの男! 男は蓮太郎たち寮生に絶品料理をふるまうのだが、そこに隠された思惑とは⁉
ストーリー展開の面白さはもちろん、コンビニ食材を活用したメニューや、ひと手間で劇的に旨くなるコツなど、マネしたくなる料理テクニックも魅力のシリーズです。
シリーズお馴染みの柳刃と火野の名コンビが、今回も人生の本質を説きながら、魅力的な料理を通じて人々を導いていく姿が描かれています。特に今回は、コンビニ食材を活用したメニューや、ちょっとした「ちょい足し」で劇的に美味しくなる料理テクニックが紹介されていて、すぐに試したくなるものばかりです。ストーリーの展開も安定しており、最後には悪を断つ必勝パターンがしっかりと決まっているので、安心して楽しめる作品となっています。今回も柳刃と火野が頼れる存在であることに変わりはなく、読後は心地よい満足感に包まれます。 -
今回の舞台は自立支援施設。いつものテイストで楽しめるが、マンネリ感もあり、後日談がもう少しほしかった。最期のキッチンカーは以前に登場した人だろうか。
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シリーズ第六作。今回の舞台は、ひきこもりに対応する自立支援施設。その施設がブラックというより犯罪レベル。登場する料理は、焼肉、もんじゃ、ポトフ、タコス、焼きそば、親子丼。これは美味そうというのが無かった。
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同シリーズでは珍しく、今回は料理よりストーリーに引き込まれた!いつもは読後に美味しそうな料理の数々のことしか覚えていないのに、今回はもんじゃが出てたっけな〜???くらいの曖昧さになるくらい、個人的にはすごく面白いストーリーだった。どうなるんだろー?ってハラハラした。
ただ、弁護士を目指している主人公のわりに立ち回りが全体的に「頭悪すぎない!?」と思ってしまった。そこで弁護士の知識は役立たないの!?と思うような場面もあって、じゃあなんでその設定だったんだ…って。でもちょっと引っかかる程度で全体的には楽しかった。 -
シリーズ6弾。
貧困ビジネスに搾取されるひきこもり少年たちを襲う悪手。
自立支援施設と称される寮での生活は軟禁生活。
近所のヤカラ食堂に現れるはあの二人。
頬に刃傷を持ち、小指が飛んだあの男とその舎弟。
本作も実に美味しそうなレシピと共に味わいました。
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今回も任俠道まっしぐら!
シリーズ第6弾の舞台は自立支援施設。
入所するのもハードルが高く辛いのに、この施設が真っ黒!
シリーズの流れを知っているだけあって、印籠がいつ炸裂するのかワクワクしながら読んだ。 -
ひさしぶりに続編を読んでみたけど、わかりやすくて面白い、スカッとした。料理も凝ったものではなく、でもガッツリしてて食べたくなるようなイメージ。
170冊目読了。
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大学法学部を卒業して司法試験を目指す風見蓮太郎だが、ネットゲームにはまり挫折し引きこもりに入る。そんな時、青少年自立支援センターを名乗る男にびたみんビレッジという施設に入れられる。月80万で父親が依頼したという。実態は何もなされず外部との連絡も閉ざされほぼ監禁状態。唯一日に千円の食事代を渡されコンビニ通い。ある日寂れた飯屋に立ち寄るが、そう、そこは柳刃と火野の店。柳刃たちの目的は?ここからが、大きく話が展開し、企業と支援センターとの特別背任罪など立件となる。わかっていながら、柳刃と火野がどのように正体を明かすのか楽しみでワクワクする。
著者プロフィール
福澤徹三の作品





