苦汁100% 濃縮還元 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2020年5月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167914967

作品紹介・あらすじ

自意識過剰、
赤裸々過剰。
この愛すべき、
クソみたいな日常──。

あの『苦汁100%』が濃縮されて待望の文庫化!
人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、
初小説『祐介』が話題をさらった尾崎世界観が赤裸々に綴る、日常と非日常。

文庫化に際し、コロナウイルスに揺れる2020年2月、
50ページ以上の書下ろし最新日記
「あとが記」を追加収録。


※※※

〈文庫書き下ろし「あとが記」より〉

2020年2月26日

起きたら
世の中が変わっていた。
大規模なイベントの
自粛要請が出て、
イベントが軒並み
中止になっていく。
積み上げたものが
たやすく流れるのを
ただぼうっと見てた。
液晶画面に表示された文言は、
どれも何かを押し殺してる。
クリープハイプも
3公演の延期を決めた。

※※※

〈本文より〉

2016年11月22日

私は誰の悪口も言わない。
そんな奴は信用できない。
ちゃんと人を好きになったことがないのだろう。
大好きです、愛してる。と、
大嫌いだ、死ね。は
限りなく似ていると思う。

みんなの感想まとめ

赤裸々な日常と内面の葛藤を描いたこの作品は、著者の独特な言い回しや比喩を通じて、読者に深い共感を呼び起こします。人間の感情に真摯に向き合い、時にはネガティブな側面も包み込む優しさが感じられ、現実と文学...

感想・レビュー・書評

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  • 尾崎世界観さんの言い回しや比喩が好きだなぁ。オードリー若林くんのエッセイが好きな方は好きかも。
    私は両者共に好きで、根底にこんな社会でやってやれるか!でもなんとかしてやってやるよ!!っていう静かで熱い激しいものを感じるから。
    応援してます。
    ライブいっちゃおーかなぁー♪

  • 一応、人の目に触れるものだから、気を使うのかと思いきや、真っ正直に書いているとこが、人間らしくていいな、と思いました。
    私も日記はつけているけれど、毎日てはないし、マイブックを買って毎日少しずつ、尾崎世界観さんみたいに書いてみたいと思いました。

  • 人間味に溢れていて、親しみやすいとは言えないけど、知れば知るほど好きになる。そんな人が書いた日記。
    現実よりも文学的であり文学よりも現実的な文体が、ただの日記とは違って一人の表現者としての魅力を感じる。
    弱い自分との葛藤の中で、それを許すような諦めとはまた違った感覚。ネガティブな感情に対して人間として感情的に包み込むような優しさとその優しさに纏っている言葉達に強く惹き付けられた。
    等身大の自分の許す心構えを教えてくれた作品でした。
    クリープハイプが好きでよかった。

  • クリープハイプ自体は好きだけど果たしてどんなものか、と思い買ってみました。良くも悪くも人間臭く、しかし自分が好きな人、自分を好きでいてくれる人にはとても優しく責任感もあるんだなと思いました。大量の加筆も嬉しい。最後の一文がまた、いいですね。

  • 【『苦汁100%』が“濃縮還元”されてパワーアップ!】処女小説が文壇を驚愕させた著者の日常と非日常。クリープハイプ結成10周年ライブ中の最新日記を加筆。苦みとうま味が増してます!

  • 尾崎世界観はこういう成分でできてるのか…とわかる一冊。
    個人的には「NHK短歌」第3、4週MCとして見ることが多いので、こんなに真剣にバンドやってるんだ…と何だかウレシくなった。
    だってバンド、音楽をプロとして継続していくって大変なことだと思うから。
    そしてファンに対する思いも誠実。
    「ファンの人たちが『クリープハイプのファン』と言ってもバカにされないバンドでありたい」
    って。
    ダメダメなところも正直に書いてて好感が持てる。
    ほか周囲の人たちへの感謝、腹が立つ人への毒まみれの言葉もイイ。

  • 尾崎世界観の日記。
    世界観さんに興味ないと、つまらない気もするが
    誰かの日記を読ませてもらってるのは、
    興味深い気もする。

  • 実はすごく素直な人なんだよな

  • キロク

  • 繊細で且つ文学的な独特の比喩表現や独特の活字ギャグが印象に残る。よしもとばななの「TSUGUMI」を教科書で初めて目にしたときの感覚を少し思い出した。

    音楽にまつわる仕事としてプロモーション活動をするとそのおかげで音楽番組のリハの内容に1人遅れをとってしまうもどかしさ、とか、バンドが大きくなっても音作りに細部までこだわる人なんだなという内容が、率直な言葉なのも相まって響く。

    星3.6くらい。

  • 「何かを覚えるのはあれほど煩わしいのに、何かを思い出すときのあの感じは好きだ亅という世界観さんは苦いことも思い出すのかな?

    2016年9月29日のライブ前の心境、この時点でのクリープハイプさんがどこの立ち位置にいるのか知らないけれど、こんなに色々こなしてる方でも面倒くさい自分の性格を呪ったりするんだ、と勇気が湧いた。

    あれこれ考えて自分って面倒だなってほとほとうんざりするようなこと、世界観さんにもあるんだなぁって。にわかファンながら正直な世界観さんの文章に心打たれる。

  • 中央

  • しんきゅう鍼灸院 小説『祐介』 マンションが付いた近代的な神社 撮影は長い間警備のアルバイトをしていた虎ノ門の路地裏 百八円の恋 初めてか、そうでないか、を問い詰めるおばさんの排他的な対応。お前にアスリートみたいな切迫感は求めてませんから。もっと優しくしてください。運動前のウォーミングアップは大事でしょう。心が肉離れするわ。 対談は滞りなく無事に進んで 武里団地へ。アジアで一番大きいこの団地にはスーパー、薬局、病院等があって、まるで小さな街だ。 積み上げてきた肌感覚でもう一度同じところまで行くのがどれだけ困難かがわかる 積み上げたものが容易く流れるのを、ただぼうっと見てた。液晶画面に表示された文言は、どれも何かを押し殺してる。 閉じていく世間に流される必要はない。買い溜めに走る人間は、思いも、言葉も、内側に溜め込んでいくんだろう。手に入れるのは、今必要な物だけでいい。だから、必要な時に必要な言葉を吐く。

  • 人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、初小説『祐介』が話題をさらった尾崎世界観が赤裸々に綴る、自意識過剰な日々。文庫化に際し2020年2月の最新書き下ろし日記を追加。苦味も旨味も増量中。(e-honより)

  • 思考が似てきてる気がする

  • 文庫用に追記された日記が1番面白かった

  • 以前読んだ時より、これはあの時の話だとかこの人はあの人のことだとかわかる部分が増えてますます読むのが面白かった。

    待ち焦がれていた広島ライブを直前で奪われた2月末の事が「あとが記」に記されていてその時のことを尾崎さんの気持ちに乗せ思い出すから読むのが苦しい。
    悔しさと葛藤が滲んだまま奇しくもこの世の中はまだ続いている。
    続いていく終わり方が好きで続きも読み続けたいって思った。


    コロナ恐怖の電車の中でほんの数分、ほんの少しの頁を読み積み重ねていく時間に安心し救われました。(3ヶ月かけて読んだ…お守りのようにカバンにいつも忍ばせてた。)
    尾崎さんと手軽に持ち運べる文庫に感謝です。

  • 祐介 はあまり好きになれなかったけど、この本は結構好きでした。日記のような形で尾崎世界観さんの日々の小さな出来事や想いが綴られています。 .
    .
    . 「本当に大切なことは書かないし、書けない。」 「引退の瞬間、ほんの少し、見れなかったはずのその時間まで見れた気がする。終わるって綺麗だなと思った。」

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著者プロフィール

1984年、東京都生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギターを担当。作家としても活動し、これまでに小説『祐介』、日記エッセイ『苦汁100%』『苦汁200%』(いずれも文藝春秋)、『犬も食わない』千早茜との共著(新潮社)を上梓。

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