苦汁100% 濃縮還元 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 205
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914967

作品紹介・あらすじ

自意識過剰、赤裸々過剰。この愛すべき、クソみたいな日常──。あの『苦汁100%』が濃縮されて待望の文庫化!人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、初小説『祐介』が話題をさらった尾崎世界観が赤裸々に綴る、日常と非日常。文庫化に際し、コロナウイルスに揺れる2020年2月、50ページ以上の書下ろし最新日記「あとが記」を追加収録。※※※〈文庫書き下ろし「あとが記」より〉2020年2月26日起きたら世の中が変わっていた。大規模なイベントの自粛要請が出て、イベントが軒並み中止になっていく。積み上げたものがたやすく流れるのをただぼうっと見てた。液晶画面に表示された文言は、どれも何かを押し殺してる。クリープハイプも3公演の延期を決めた。※※※〈本文より〉2016年11月22日私は誰の悪口も言わない。そんな奴は信用できない。ちゃんと人を好きになったことがないのだろう。大好きです、愛してる。と、大嫌いだ、死ね。は限りなく似ていると思う。

感想・レビュー・書評

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  • クリープハイプ自体は好きだけど果たしてどんなものか、と思い買ってみました。良くも悪くも人間臭く、しかし自分が好きな人、自分を好きでいてくれる人にはとても優しく責任感もあるんだなと思いました。大量の加筆も嬉しい。最後の一文がまた、いいですね。

  • 【『苦汁100%』が“濃縮還元”されてパワーアップ!】処女小説が文壇を驚愕させた著者の日常と非日常。クリープハイプ結成10周年ライブ中の最新日記を加筆。苦みとうま味が増してます!

  • しんきゅう鍼灸院 小説『祐介』 マンションが付いた近代的な神社 撮影は長い間警備のアルバイトをしていた虎ノ門の路地裏 百八円の恋 初めてか、そうでないか、を問い詰めるおばさんの排他的な対応。お前にアスリートみたいな切迫感は求めてませんから。もっと優しくしてください。運動前のウォーミングアップは大事でしょう。心が肉離れするわ。 対談は滞りなく無事に進んで 武里団地へ。アジアで一番大きいこの団地にはスーパー、薬局、病院等があって、まるで小さな街だ。 積み上げてきた肌感覚でもう一度同じところまで行くのがどれだけ困難かがわかる 積み上げたものが容易く流れるのを、ただぼうっと見てた。液晶画面に表示された文言は、どれも何かを押し殺してる。 閉じていく世間に流される必要はない。買い溜めに走る人間は、思いも、言葉も、内側に溜め込んでいくんだろう。手に入れるのは、今必要な物だけでいい。だから、必要な時に必要な言葉を吐く。

  • 人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、初小説『祐介』が話題をさらった尾崎世界観が赤裸々に綴る、自意識過剰な日々。文庫化に際し2020年2月の最新書き下ろし日記を追加。苦味も旨味も増量中。(e-honより)

  • 嬉しいけど苦しい、やるせない。
    そんなタイミングでクスッと笑える表現が出てきたり、
    と思えばほろほろ泣けてきたり。

    愛おしいバンドの愛おしいボーカルの愛おしい日々。
    苦みも旨みもギュッと濃縮されていた。

  • 思考が似てきてる気がする

  • 文庫用に追記された日記が1番面白かった

  • 以前読んだ時より、これはあの時の話だとかこの人はあの人のことだとかわかる部分が増えてますます読むのが面白かった。

    待ち焦がれていた広島ライブを直前で奪われた2月末の事が「あとが記」に記されていてその時のことを尾崎さんの気持ちに乗せ思い出すから読むのが苦しい。
    悔しさと葛藤が滲んだまま奇しくもこの世の中はまだ続いている。
    続いていく終わり方が好きで続きも読み続けたいって思った。


    コロナ恐怖の電車の中でほんの数分、ほんの少しの頁を読み積み重ねていく時間に安心し救われました。(3ヶ月かけて読んだ…お守りのようにカバンにいつも忍ばせてた。)
    尾崎さんと手軽に持ち運べる文庫に感謝です。

  • 祐介 はあまり好きになれなかったけど、この本は結構好きでした。日記のような形で尾崎世界観さんの日々の小さな出来事や想いが綴られています。 .
    .
    . 「本当に大切なことは書かないし、書けない。」 「引退の瞬間、ほんの少し、見れなかったはずのその時間まで見れた気がする。終わるって綺麗だなと思った。」

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著者プロフィール

尾崎世界観 (おざき せかいかん)
1984年生まれ。クリープハイプのボーカル・ギター担当で、作詞作曲、バンドのフロントマンも務める。2016年には半自伝的小説『祐介』(文藝春秋)を刊行し、小説家としてもデビュー。ほか、日記的エッセイ集『苦汁100%』『苦汁200%』を刊行している。2019年7月26日、雑誌「ダ・ヴィンチ」連載エッセイを元にした『泣きたくなるほど嬉しい日々に』を刊行。

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