そして、バトンは渡された (文春文庫 せ 8-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • / ISBN・EAN: 9784167915544

作品紹介・あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。解説・上白石萌音

感想・レビュー・書評

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  • 2019本屋大賞納得です
    子を持つ父親として泣ける。
    そして親の幸せとは自身でなく子への愛情の対価

    3人の父は「血縁」「甲斐性」「愛情」を持って接する 
    「子どもは親を選べない」といわれるが
    優子は後悔することなくターニングポイントで選択し自己解を出している
    こんな環境で主人公の優子はよくスレなかったな‥

    今後 子供には誠意を持って接しよう
    子供も日々選択する覚悟を背負っている 
    辛い思いはさせたくない 

    琴線メモ
    ■生まれた時、私は水戸優子だった。その後、田中優子となり、泉ヶ原優子を経て、現在森宮優子を名乗っている

    ■離れたら終わり。目の前の暮らし、今一緒にそばにいてくれる人を大事にしよう。

    ■親っていうのは、自分を犠牲にする覚悟がないと務まらないんだよ

    ■自分じゃない誰かのために毎日を費やすのって、こんなに意味をもたらしてくれるものなんだって知った

    ■本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。

  • そして、レビューのバトンは渡された。
    一周回って、今の時期に読んで、
    「暖かな気持ちになった」「最後のシーンに涙した」「みんな愛に溢れている」
    と書いても二番煎じな気がする。

    わたしはひねくれているので
    それに、本屋大賞受賞作はたいてい映画化されるので
    プロデューサー目線で書きたいと思う。
    本来そろそろ映画化発表ニュースが流れてもいいのに
    何故未だグズグズしているのか
    それは、これが映画化がとても難しい作品だからである

    17歳の時点で母親2人、父親3人、名字は4回変わったけど
    「困った。全然不幸ではないのだ。少しでも厄介なことや困難を抱えていればいいのだけど、適当なものは見当たらない。いつものことながら、この状況に申し訳なくなってしまう」
    と呟いてしまう優子ちゃんが主人公である。
    小説ならば、彼女の心理はその度ごとに描かれるので
    問題はない
    映画ならば、本来ならば理不尽な行動をしてしまう
    親たちを許してしまう主人公に
    鑑賞者は、果たして共感できるだろうか
    いくら親たちが真から優子ちゃんを愛していて
    名優がそれらしき演技をしても
    それを信じてしまうためには、
    17歳と10歳の少女に
    かなり説得力ある演技をしてもらわなくてはならない
    そんな俳優が果たしているのか
    人選に困っていると思う。

    確かにみんな良い人たちばかりで
    みんな愛に溢れている
    から、こんな奇跡が起きたのだと思う。
    でも、リアルに映像化すれば
    (リアル感のない映像化は考えられない
    絶対ファンタジーにしたくない)
    小説の中で言葉にされていないことを
    表現しなければいけない
    人の良さや愛を支える芯の強さが必要で
    それは台詞では表現できない
    役者の演技力にかかっている
    優子視点で語られた物語は、
    梨花さん視点、水戸さん視点、泉ヶ原さん視点、森宮さん視点が必ず入る。
    すると全く違った景色になる
    それでも愛の奇跡を起こせるのか
    優子は自覚していなかったけど、
    普通の子供よりも遥かに強くなり
    そしてホントは傷ついていた

    それを描かないとホントの感動は取れないと思う

    一つの可能性は、17歳役は(既に20歳近いけど)「義母と娘のブルース」で好演した上白石萌歌。でももう一皮剥ける必要がある。
    少女役は思いつかない。
    親たち役は上手い役者が多いからなんとでもなる
    難しいのは脚本家と監督だ。

    頭が痛い。やっぱり映画化は無理かな。
    というわけで、誰かにバトンを(^_^;)。

  • 2023.10.5 読了(2回目)☆9.6/10.0

    2年前に読んで、映画も観て大号泣した本書
    また感動に出会いたくて再読


    娘の幸せを一心に願う大人たちによって渡され、一度も落とされることなく繋がったバトン。

    誰かの幸せが自らの何よりの幸せで、そんな誰かの幸せを切に願えることほど幸せなことはないのかもしれない。





    改めて、優子は、なんて強くて優しいんだろう。

    静かな強さ、どこか達観していて凛とした姿が頼もしい。しなやかで美しく、さっぱりしている。まるで、竹のような人だ。


    家族が変わると言う経験をしたことがないから分からない。
    けれど、それを7回も経験している優子。


    「実の親がいないなんて可哀想」「コロコロと親が変わってあの子も大変だね」「きっと不幸なんだろうな」


    という、世間が抱く安直で身勝手な想像が描かれるシーンを見て、自分の浅ましさにもハッとさせられた。

    優子は、大変な思いはもちろんしているけれど、冒頭にもあるように


    "困った。全然不幸ではないのだ。少しでも厄介なことや困難を抱えていればいいのだけど、適当なものは見当たらない。いつものことながら、この状況に申し訳なくなってしまう"

    "普通に毎日を過ごしているだけなのに、期待を裏切っているようで肩身が狭くなってしまう。無理した覚えなどないのに、元気なだけで気遣われてしまう。
    平凡に生活していることに引け目を感じなくてはいけないなんて、それこそ不幸だ"


    と、彼女自身、全然不幸を感じていないのだ。なんと強い人だろう…


    そして、そんな優子を支える親たちの愛情の深さと優しさに目頭が熱くなる。


    血のつながりを超えた、美しい家族のかたち。


    原作も映画も本当に涙が止まらないです。

    また映画見ようと。




    〜〜〜〜〜〜心に響いた言葉〜〜〜〜〜〜


    "遠くじゃなくて天国にいるということは、どれだけ待っていても、入学式だろうと卒業式だろうと、お母さんには会えないんだということも分かってきた。いつかは会える。そう望むことは、これからは無くなるということだ。

    でも、会えないのは同じなら、お母さんはどこか知らない遠くにいると思っていた方がきっと良かった。

    一緒に暮らさなくなった人と会うことはない。でも、どこかにいてくれるのと、どこにもいないのとでは、まるで違う。血が繋がっていようがいまいが、自分の家族を、そばにいてくれた人を亡くすのは、何より悲しいことだ"




    "一緒に住んでいる相手と気遣い合うのは当然のことだし、それは遠慮しているからだけじゃなく、お互いに大事にし合ってるからでしょう。

    きっと、こういうことの繰り返しよ。家族だって、友達と同じように、時々ぶつかったり自分の思いを漏らしてはぎくしゃくして、作られていくんじゃないの?

    何かを真剣に考えたり、誰かと真剣に付き合ったりしたら、ゴタゴタするのはつきものよ。いつでもなんでも平気だなんて、つまらないでしょう"




    "「子どもは親を選べない」何度か聞いたことがある。親を選べないなんて不幸だという意味だろうけど、親を選ばないといけない場に立つのだって、苦しい"




    "自分じゃない誰かのために毎日を費やすのって、こんなにも意味をもたらしてくれるものなんだって知った。

    守るべきものができて強くなるとか、自分より大事なものがあるとか、歯の浮くようなセリフ、歌や映画や小説に溢れているだろう。そういうの、どれも大袈裟だって思ってたし、いくら恋愛したって、全然ピンと来なかった。だけど、優子ちゃんが来て分かったよ。

    自分より大気なものがあるのは幸せだし、自分のためには出来ないことも子どものためならできる"

  • とても素敵な本

    どうやって繋がって行くか
    どれが幸せか
    幸せに決まった形はない。1つのやり方でやらなくて良いと言うことをギュッと詰め込んだようなお話

    日本版の【星の王子様】みないな感じ
    ※星の王子様と言ってもエディーマーフィーではない(若い子にはわからないか…)

    職場にも数人いるけど
    ●結婚出来ないのではなく しない
    ●彼女いても責任とらない(彼女は成熟してしまっている)
    ●貯蓄しない(財産0、ギャンブル、ゲーム課金で全て使う)
    ●家でゲームしかしない
    ●動物や他人に思いやる気持ちもない
    ●何で働いてるか分からない
    ●生物学的に何で生きてるかも分かってない

    そんな大人が結構いる…

    世の中に必要なのは
    この本です。

  • めちゃくちゃ良かった!
    最後はファミレスで読んでいて、涙がダクダク出て、変なおじさんになってたかも知れない…。

    第一章では高校生の優子と3番目のお父さんである森宮さんとの暮らしの中で、これまでの家族のことを振り返る構成。
    向井先生の凛とした佇まいと生徒を見守る温かさ、そして手紙に感動。
    第二章は何と言ってもラストシーンが素敵。
    もう目から鼻から水が出た…。

    そして森宮さんの優子に注ぐ無償の愛がとても良い。それと一緒に食卓を彩る料理の数々も。何度食いたいと思ったことか。

    娘にプレゼント決定!オススメです♪

    • hibuさん
      おびさん
      おはようございます!
      それ前に指摘されたことがあります。自分はこれが標準だからわかりませんが…。
      あと、九州男児は本州の人たちと比...
      おびさん
      おはようございます!
      それ前に指摘されたことがあります。自分はこれが標準だからわかりませんが…。
      あと、九州男児は本州の人たちと比べて呑気だとも…。そうなのかなぁ?
      でも感情豊かならいろんな本で感動できるからお得ということにしましょう♪
      2024/02/21
    • おびのりさん
      呑気は羨ましいですね。
      九州人のすごいところは、その土地を離れたと同時に共通語となるところ。話し方だけでは、全く分かりません。そして、知り合...
      呑気は羨ましいですね。
      九州人のすごいところは、その土地を離れたと同時に共通語となるところ。話し方だけでは、全く分かりません。そして、知り合いの熊本人達は、字が綺麗です。どちらも教育なのだと思っています。
      若い頃、熊本で ドラマでは、泣かないかなと言ってしまい、そんな冷たい女は息子を大切にしてくれるのだろうかと姑から舅に意見が周り、その後、コテンパンにやられました。何が、どう取られるかわからないので、幾つか失敗していくうち感情豊かな人の中で鋼鉄の無感情を手に入れる事ができました。d( ̄  ̄)
      読書にはマイナスポイントです。(/ _ ; )
      2024/02/21
    • hibuさん
      ウチの母はウチの奥さんと私の悪口言って笑ってますよ。私がコテンパンにやられています笑笑
      でも字が綺麗な人は多いかも。僕も本気出せばキレイです...
      ウチの母はウチの奥さんと私の悪口言って笑ってますよ。私がコテンパンにやられています笑笑
      でも字が綺麗な人は多いかも。僕も本気出せばキレイです♪
      2024/02/21
  • しまった。電車に持ってくるんじゃなかった
    淡々と終わるのかと思ってたら最後の最後で涙が止まらなくなってしまった 

    誰にでも薦められる 子ども目線で見ても面白そう 私は完全に森宮さん

    複雑な家庭環境の優子の話でずっと進む 本の半分以上過ぎて優子の高校卒業 第一章完 
    第二章どうなるんだ?
    途中から 「これ森宮さんがおもしろいし、すごいひとじゃない!?」となってくる 餃子作って会社で臭いと言われた2日目はアレンジ餃子で姑息なところ 彼氏の存在を気にしたり朝食や夜食をたっぷり用意したり 早瀬くん入れた3人の会話とか最高だ

    最初の1ページがどういうシーンのことなのかと気にしてたらなるほど 最後につながる 文章もこの朝から森宮さん目線に

    お金って大事だな 作品の中でお金に困ってるのが梨花さんとの生活くらいでほとんどない お金がもっとないとこれだけいい雰囲気の話にするの難しいし 辛い話になりにくく安心して読み進めるられる 子どもにも薦めやすい

    瀬尾先生作品はじめて もっとよんでみたい
    自分の妄想で読めたから実写キャスト情報見なくて良かった

  • 「愛情の示し方や種類ってみんな違うから」という優子のセリフが印象的でした。
    終始、優しい読み心地で、ラスト2ページで涙があふれました。

    • しかのなっちゃんさん
      はなさん、こんにちは。しかのなっちゃんと申します。いいね、ありがとうございます。私は、ミステリーはあまり読みませんが、心あたたまる、明るいお...
      はなさん、こんにちは。しかのなっちゃんと申します。いいね、ありがとうございます。私は、ミステリーはあまり読みませんが、心あたたまる、明るいお話が好きです。フォローさせてくださいね。よろしくお願いします。
      2023/06/09
    • はなさん
      しかのなっちゃんさん、コメントありがとうございます。心温まるお話、いいですよね〜!^_^
      日々の癒しです。おすすめ本ありましたら、教えてくだ...
      しかのなっちゃんさん、コメントありがとうございます。心温まるお話、いいですよね〜!^_^
      日々の癒しです。おすすめ本ありましたら、教えてくださいね。
      2023/06/09
  • ご祝儀星5!
    年末に夢中になれる本を読みたいとこの本を手に取る。
    親が次から次に変わっていくが大人たちの暖かい愛に包まれて素直に育った優子。愛情というバトンを必死に繋いだ大人たちは立派!
    最後は原田マハばりの完璧ハッピーエンドだった。
    読み終わっのが11時50分だったが、2021年の読み納めとしては気持ちの良い本だった。

  • 継父、継母が、変わって、名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛された。家族形態が、7回も変わる。
    「でも全然不幸ではないのだ」という、
    主人公優子の
    お話でした。

    幸せとは自分で決めるものー

    最後まで、優子が、幸せな内容で読み終わり、あたたかい気持ちになりました。
    じんわり、泣けてきて、優子が幸せで良かったと感じました。

    読みすすめている時は
    優子の父親たちは、それぞれ理解に苦しむ人たちだと感じましたけどね…(笑)

    実父は、妻の忘れ形見である幼い一人娘より、仕事を優先して海外にいって、手放してしまうのは、
    私には考えられない事だったですし…
    それから豪邸にお手伝いさんと住み、口を出さずに、お金だけ出して全てを許容する2番目の継父も、不思議な人だなあ…と。
    また、たった、2ヶ月で離婚した妻の連れ子を本気で育てる3人目の継父……森宮さんも、すごく優しく楽しい人でしたが……。
    あまりにもいい人すぎて、立派すぎで
    素敵すぎ…♡

    そして何より梨花さんについて。
    手紙を隠した件は、とっても、理解に苦しみました。100通あまりの実の親からの手紙を渡さないなんて。それが自分が優子を手放したくないから、寂しいからという理由だと思えて…。
    それが私には、ほんとうにびっくりしたのです…
    優子の実父も優子自身も、怒って当然な気がしたのは、私だけなのでしょうか……?
    優子の実父の気持ちを考えると…ひどい事だと感じてしまいました。私にも、息子と娘がいますから、離れていて過ごすことはとても気になりますし心配です。手紙を書いた気持ちは、普通にとても、よくわかるのですよね…
    でも、実の父親が離れて暮らしていても、優子のことをやっぱり忘れずにいたんだねと…
    その件で最後の方でわかったことは
    ホっと胸を撫で下ろしました…
    この手紙の件での優子や実の父親が、
    梨花さんに怒らなかった事に…優しいな、凄いなと感じました…
    やっぱり優子は梨花さんを母親として凄く好きなんでしょうね…

    優子の負の感情が、あまり描かれて無いので気になっていましたけれどね…。
    優子自身がほんとうにそんな風に過ごせた事、凄いです。
    それほど、たくさんの親達からもらった愛が、
    多かったのでしょうね…
    子供は、親を選べないということなだけに、ほんとうに良い親たちに恵まれたんだなということですよね…

    そしてそれは何より、優子は、
    とても素直な
    愛される娘だった
    という証明でもあるなと、いろいろ考えてみて
    やっぱり感動でした…

    瀬尾まいこさんの本は、「卵の緒」からの2作目です。
    「卵の緒」が、とても好きでした。
    親子間の愛情溢れる小説は、良いですね~



  • 瀬尾まいこ 著

    “困った。全然不幸ではないのだ。”
    瀬尾さん特有の出だしで始まるこの物語り
    バトンって…
    人生の岐路でのバトンってことなのか…。
    別れと出会い、そして繋がる人生。

    主人公の優子は親の離婚で、4回も苗字を変える…でも、ちっとも不幸じゃない
    強がりでもなく、飄々としているふうではあるが、それなりに悲しみや友達とのゴタゴタに揉まれながらも、達観して生きてるように見える。
    しかしながら、血が繋がっていようがいまいが、
    自分がどう感じて生きてるかが問題なのだと思うけれど…なんと言うか、
    実にハートウォーミングなこの物語りには、堅苦しい心配など要らない爽やかな風が吹いている。

    本書についてのあらすじは無用で、
    一人一人が読んで感じる作品だとも思う。

    生まれた時に一緒に暮らしていた実父の
    水戸さんといい、その後(苗字が変わり)親になる梨花さん、泉ヶ原さん、最後の父親となる森宮さんといい、どの人物もあり得ないくらいに、優しい善い人なんだ!
    こんな関係性の中で不幸なはずがないってくらいの出来た人間ばかり…
    自分は特に最後の森宮さんが個人的に、
    とてもユニークで好きだけど(^^;;
    人間性に於いてはどの親も遜色ない。
    そして、一番洞察力ある高校時代の向井先生
    (本当に素敵な先生)の卒業前に優子に宛てた手紙

    「あなたみたいに親にたくさんの愛情を注が  
      れている人はなかなかいない」
    と書かれたあった、、その言葉に集約された
    あまりある大きなそれぞれの優子への愛情に羨ましくも恐れ多いけど、その通りだと感じただろう優子の思いと自分の思いも重なった気がした。

    その他の優子のまわりに集まる人は、誰一人として悪い人はいなくて、
    素晴らしい人格者ばかりで、出来すぎてる感は否めないけれど…(・・;)
    きっと、瀬尾まいこさんの描く世界は、
    いつもそうなんだって思う。
    いくら優子がそんな愛情を注いでくれる人たちを裏切らないように、気を遣ったり、いい子でいようとしたとしても…どの人のどんな人生の中に於いても、それぞれふりをしたり、気遣いしながら生きているはずだ、もっともっと、理不尽な目に遭うこともあるじゃない…そう考えたら、
    あまりにも恵まれ過ぎてるんじゃないか!と嫌味な気持ちになりそうなんだけど、
    何だろう、どうしてだか、そんな嫌味な思いさえ払拭されて、爽やかな気持ちで泣けてしまう( ; ; )

    独り者でいきなり、
    優子の父親になった森宮さん、父親になったことに
    「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が2倍以上になることだよって。明日が二つ出来るなんて、すごいと思わない?未来が倍になるなら絶対したいだろう…」とさえ言わしめる。

    自分に子どもはいないが、そんな私でさえ感動してしまうんだから…子どもを持つ親には、もっと心に響くはずだと思う、響いてほしいと思う。

    それから、瀬尾まいこさんの本には(私が読んだ瀬尾さんの作品には…)いつも、美味しそうな食べ物がたくさん出てくる。
    家庭料理だったり、思いついた材料で作る妙な料理だったり、近所の美味しいケーキや和菓子だったり、淹れてくれるお茶にさえ、
    ほっこりあたたかみを感じで、美味しそうに食べる描写は、こちらまで、いやしんぼうになって、食欲が湧いてくる(@ ̄ρ ̄@)
    いつも、作って待ってくれる人がいるって贅沢で素敵なことだなぁと思う、有難いことだと思う。
    その反対もありだ!自分の作ったものを喜んで食べてくれる人がいるだけで幸せなことだ
    料理が不得意な私でも、食べてくれる人がいるから作れるような…(^◇^;)
    私事だが、薬の影響で味覚が失われつつある今でも、記憶や作り手の愛情で味わうことが出来る気がする。

    梨花さんが云う「ニコニコしてたらラッキーなことが訪れるよ」
    「楽しい時は思いっきり、
     しんどい時もそれなりに笑っておかなきゃ」
    何だか、泣けて笑みが溢れてしまう

    結局、癒されてしまうのよね、そんな癒されバトン受けとりましたよ!

    “happy go lucky♪”ヽ(*^∇^*)ノ*:・'゚☆
    なんて…自分にもう一度、言い聞かせてみる。

    • らむさん
      hiromida2さん、はじめまして。
      たくさんのいいねとフォローありがとうございます!(^^)


      わたしも『そして、バトンは渡された』を...
      hiromida2さん、はじめまして。
      たくさんのいいねとフォローありがとうございます!(^^)


      わたしも『そして、バトンは渡された』を読んだのですが、
      hiromida2さんのレビューに最初から最後までとても共感しました!
      「爽やかな気持ちで泣ける」、まさにその通りだなと思います。


      拙い感想ばかりのわたしですが、よろしくお願いします!
      2022/02/17
    • hiromida2さん
      らむさん、はじめまして。
      こんにちは!
      こちらこそ、いいね、フォローありがとうございます♪
      コメント嬉しかったです(。◠‿◠。)♡

      私の方...
      らむさん、はじめまして。
      こんにちは!
      こちらこそ、いいね、フォローありがとうございます♪
      コメント嬉しかったです(。◠‿◠。)♡

      私の方こそ拙いレビューに
      同じように“爽やかな気持ちで泣ける”
      思いのバトンが繋がったようで嬉しいです。

      らむさんのレビューに私も作品の情景を
      思い出せてほのぼのさせてもらってます。
      らむさんの本棚も私の好きな
      読みたくなる本が溢れてて
      本棚を覗くのも楽しみです♪
        
      今後とも、よろしくお願い致します(^^)
      2022/02/17
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著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

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