- 文藝春秋 (2020年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167915926
みんなの感想まとめ
物語は、主人公が困難に立ち向かいながら成長していく姿を描いています。出世を目指す中で、彼は様々な試練や妨害に遭遇し、それを耐え抜くことで真実を明らかにしていきます。今回のストーリーでは、薬や舞台をテー...
感想・レビュー・書評
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亡き養父が遺した店〈三川屋〉と体調の悪い養母を守るため、借金返済に励む文吉。
医師・手塚良庵との出会いで彼が調薬した『元気丸』を売ることになった文吉だが、同業者から睨まれ次々嫌がらせを受ける…という第一作。
第二作では更なる嫌がらせを受けている。
『元気丸』は効かない、返って具合が悪くなったという嘘の悪評をばら蒔かれたり、『元気丸』を安く売る偽業者が現れたり、ポスターを破られたり落書きされたり、挙げ句に文吉の偽者が現れ『元気丸』と称して毒を混ぜた丸薬を売って具合を悪くする客が出てきたり。
正直忍耐が続く第二作なのでなかなか読み進まなかった。
大店の薬種問屋たちもこんなにお金と人手を掛けた嫌がらせを続けるくらいなら、自分たちの商売に身を入れれば良いのにと思ったり。
ただ前作同様、下っ引きの宗助や〈遠州屋〉の女中・お邑など助けてくれる人もいる。
中でもホームレスの熊は知恵袋で何かとアドバイスを受けに行っている。
そして冤罪で殺人未遂罪に問われ拷問された文吉を救ったのはお邑と手塚だった。
一方でこの件で幼馴染みのお藤の夫・貞吉の暗い心の内が明らかになる。
今回はお邑の過去にも触れられ、それを知った文吉はお邑に今まで以上の思いを抱く。
表紙絵からてっきり文吉とお邑が…と思ったら、そういう色っぽい話にはならなかった。
最大のピンチは乗り切ったが、まだまだ嫌がらせは続きそうでゲンナリ。第三作はちょっと違う展開を期待したい。
※「出世商人(一)」レビュー
https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/416791574X詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
202208/シリーズ1~4巻まとめて。商人モノで、危機→解決→危機…というわかりやすい展開で面白く読めた。ただ、主人公文吉は頑張っていないわけじゃないしいいやつではあるんだけどちょっと必死感が薄いというか、すぐ人に頼り過ぎじゃない?すごいのはアドバイスくれる周囲の人達で。基本的に、飛び込みの聞き込みでみんなすぐペラペラ話してくれるので、それで色々わかり物事が進むという展開の仕方も物足りない。
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2020年11月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。あの手この手の妨害にハラハラしました。ひとまず収まり、まわりの人々ともより良好な関係を築いて、次巻へ。順調そうで楽しみです。
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とりあえずスタート地点に立てたというところかな。なかなか出世しないのはまだまだ続くということか。(表紙の絵はなんかイマイチ)
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2023.03.06
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文吉、相馬屋に借金を返す。
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酷い嫌がらせをどうにか凌いだ。
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「おめえの面だ。ふてぶてしい面をしているじゃあねえか」
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1巻はスロースタート。すでに名前が売れている作家じゃなかったらそこでやめちゃうんじゃない?と心配になったけど、2巻で取り返した感じ。良い人に囲まれた主人公の活躍で無事事件は解決しました。八歳年上か。。でも、わりとあったんじゃないかな、そう言うの。
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千野隆司 著「出世商人(しゅっせあきんど)(二)」、2020.11発行。まるで任侠映画の様に「耐えて、耐えて、嫌がらせや、無実の罪に問われても耐えて耐え抜いて、最後に悪を追い詰める」、そんなストーリーが定番の千野隆司さん。今回は薬や舞台ですが、三川屋の文吉が売る新薬「元気丸」の妨害が。文吉を名乗る偽物が毒薬を元気丸と称して売り・・・。文吉の冤罪が晴れたからいいものの、江戸時代は無実の罪が晴れなかったケースも多かったのではと心を痛めました。
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