- 文藝春秋 (2020年12月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (656ページ) / ISBN・EAN: 9784167916046
作品紹介・あらすじ
脚本家・高遠奈津は、創作の鬼に導かれるようにして夫との穏やかな暮らしを捨てた。
いくつかの恋を経て、現在は物書き志望の恋人・大林一也と暮らしているが、
大林もまた奈津の心と身体を寂しくさせる男だった。自分に触れず、遊び歩くばかりの
大林に気を遣いプレゼントを捧げ続ける日々の中で、元恋人たちと逢瀬を重ねる奈津だったが-―
自由と官能、孤独と愛憎の果てに、奈津がたどり着いた果てとは?
文学賞三賞に輝いた前作『ダブル・ファンタジー』に続く、魂と官能の傑作長編小説。
「週刊文春」連載中から「面白過ぎる」と多くの読者・執筆者を夢中にさせた
強烈な吸引力のある一冊。
(解説・辻村深月)
みんなの感想まとめ
自由と官能、孤独と愛憎が交錯する物語は、主人公の奈津が自身の感情と向き合いながら、恋愛や創作の葛藤を描き出します。読者は、日常に潜む死の存在を生々しく感じると同時に、奈津の心の内面に深く入り込むことが...
感想・レビュー・書評
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このシリーズ、癖になってしまう。
恋愛なんてどれも馬鹿らしいだろうし、
こんなにも赤裸々に書いている作品も無いだろうし、
唯一無二って感じの衝撃だった。
途中から、村山さん自身の話?と思えて
ドギマギした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ダブル・ファンタジー」の続編との事ですが、内容を思い出せませんでした。
ただ表装は印象に残っていて、本書も通じるものがありますね。
内容については、皆さんの評価は高いようですが、私には合いませんでした。
ただ「Double Fantasy」の次が「Milk And Honey」となれば、ジョン・レノン...。
と言う事は、さらなる続編は無さそうですね。 -
村山由佳さんの自伝なのかと錯覚してしまうほどに、情景がありありと浮かんでくる文章と話の構成だった。ページを捲る手が止まらない瞬間が一定のペースで来るため、ずっと「次はどうなるんだ」の繰り返しで読むことをやめられなかった。ダブル・ファンタジー上下巻と合わせて3冊、一気に読んでしまった。
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ダブル・ファンタジーの続編だったか!
もう一度ダブル・ファンタジー読みたくなった。
最後そう纏めるか。流石。 -
ダブルファンタジーも好きだったけど、続編は更に好きです。ここまで克明に夫婦のやり取りを描かれるってないと思うんだ。だから夫婦のことはわからない、って言われるのだと思うのだけど。究極のコミュニケーション小説。
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村山由佳の小説と死は近いところにある。
考えてみればそれは当たり前の話で、死は特別なことではない。日常にありふれているものだし、生きているものには誰にも等しく訪れる。
しかし、ここまで生々しく感じたのは初めてだ。
前作『ダブル・ファンタジー』のことはほとんど覚えていない。
しかし、このような小説ではなかった感がある。続編ではあるが、新たな村山由佳の小説という感じがする。描き方が、今までと違う気がした。
今まではこれほど大きく時間を飛ばしたり、場面(描写)をカットしたりすることがなかったように思う。かといって勇み足になっているわけではなく、『ミルク・アンド・ハニー』の世界観(つまりは主人公の奈津)を描くに必要な描写(カットしたことが描写とは変だが、そうとしか言えない)となっている。
『ダブル・ファンタジー』をあまり覚えていないのは、正直、好みでなかったことも大きい。
ブクログの記録を見ると☆3つを付けていた。
いま『ミルク・アンド・ハニー』に付けたのも☆3つだが、意味合いは全く異なる。☆4、☆5は完全に私の好みの世界。だから今回は、☆3.5くらい。
だけれども、将来的に読み返したときには、☆4や☆5になるかもしれない。そんなポテンシャルを秘めた作品だと感じた。 -
珈琲の原液みたいな本
好みのもとで希釈して、己に注ぐ。
エロさの濃度、文面の荒さ、続く香りまでも操作できると思ってた。
抗えない寂しさは、苦味をより一層濃くし後味の侘しさばかり提示してくる。
皮肉な言い方に聞こえるんだとしたら、私のせいじゃなくて、あなたのほうに疚しい気持ちがあるからじゃないの。
平坦で均一的な言葉を感情を乗せずに並べてしまうことがある。そんな時いつも相手の感情が赤裸々に見える気がする。
傷つき、照れ、嫌悪。
放り出した言葉の後悔は後にして、今の相手の感情に飲み込まれたい。
感情の流れに寝癖がついてしまったようなのかもしれない。
言葉を汚します。
うざいほど、題名が物語に沿っています。
己の舌で味わい、多臓器で吸収し排泄する。その過程でこの本の価値を見出し題をつける。そんな趣味が打ち砕かれた気分です。
なくすのが怖いって思えるものをあえて抱え込んでみてもらいたい。そういうものを持つと、ひとは弱くもなるけど豊かにもなる
私も濡れるメールのやり取りがしたい
体だけのつながりじゃ興奮を維持できない。
言葉を持ってる男に弱いのよ。
この厚さの本を飲み込み終わる頃には、達成感が全身を這い達してしまうのでないかと思ったが、終章の薄さに膝から落ちるほど、滾る血が村山由佳を渇望していた。
果てのない興奮した女ほど、手に負えないものはない。 -
211228*読了
ダブルファンタジーを読んだのが10年ほど前なのでほぼ記憶にないのだけれど、その続編。
官能的なシーンが多いものの、自分の道を突き進む40代女性の心の動きの方に私の心も動かされました。
脚本家という職業自体が特殊なので、生活が豪華だから、一般的なキャリアウーマンとも違う生き方ではある。なんといっても、お金の使い方が派手…。笑
実際に脚本家という自分の内面から取り出したものを全力で表現するお仕事をされている方というのはこんな感じなのだろうか。
生き方に憧れを抱く部分もあるけれども、母でもある自分はここまで激しくはなれないだろうな。
ヒモ男の大林には腹が立って仕方がなかった。甘やかしすぎですよ…。
それでも、寂しさを埋めるため、心の拠り所としたくなるのだろうか。
逆にむなしく感じてしまいそうだが。
男性に対して演技をしてしまう気持ちには共感を覚えました。
なかなか自分を出すのって難しいよね…。
もしこの小説に続編があるとしたら、彼女はまた別の男性と付き合っている可能性はありそうだけれど、それでも今この時点での結末は、彼女にとって心から安らげる居場所を得られたのだからよかった。
彼女の行く末に幸せがあり続けてほしいものです。 -
奈津の続きが知りたくて読みました。
まさしく、はらはら、どきどき。
最後は、よかった。かな? -
んーーー、面白かった!
「ダブルファンタジー」の続編だったようですが、こちらを先に読んでしまいましたが面白かった。未来を知ってしまいましたが、改めて「ダブルファンタジー」も読んでみたいと思います。
主人公と同じように私の女性ホルモンも活性化されたのか予定より3日早く生理が来てしまいました。 -
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前作以上に赤裸々で、村山先生の、書かずにはいられない表現者としての矜持(?)と覚悟を感じます。ラストの◯◯と◯◯で「ミルク・アンド・ハニー」というのが最高。
続編はあるのでしょうか。期待してます。タイトルは「メンローブ・アベニュー」でしょうか? -
ダブル・ファンタジーの続編。創作の鬼に導かれるように夫との穏やかな暮らしを捨てた脚本家の奈津。性の深淵へと次々に分け入ってゆく奈津の自由と孤独の姿。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/764834 -
ダブルファンタジーの続編。ダブルファンタジーがサクサク読めて、面白く疾走感があったすぐ後に読んだからか、何だかグダグダな感じがした。
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★★
初読作者さん。
図書館の貸出ランキングか何かで上位だったので興味を持ちました。
好みが分かれると思います。
私は堅物かもだけど、官能小説的な部分がかなり多くあまり好感が持てず。
内容としては大人の恋愛。私は誇れる恋愛してないから共感出来ないのかも。
しかし大林はクズだと思いました笑
読んでて、大林にイライラしました。 -
自由奔放な主人公の破茶滅茶な性行動にツッコミを入れながら、後半は従兄弟と幸せな生活を手に入れてハッピーなエンディングに拍手を送ることができた。
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男性遍歴のお話なのただか、じつは心の飢えを埋めていく物語でもあった。とちゅう、主人公の奈津にあまり感情移入できず。積読期間が発生。後半からまた読み始める。後半は比較的面白くよめた。
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村山由佳の作品
