三国志名臣列伝 後漢篇 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2020年12月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167916060

作品紹介・あらすじ

後漢という時代は、ひとの美質のなかで、「孝心(親孝行)」を至上とした。能力よりも徳を重視し、頭脳よりも心を尊重する国家がつくられた。184年に始まった「黄巾の乱」により、王朝の礎が揺らぐ中、
後漢の理想を体現する名臣たちが輩出する。
大将軍の何進、
劉備の師である盧植、
曹操を支えた荀彧
など7人を描く、
宮城谷昌光の「三国志」シリーズ。


目次
何進(かしん)
朱儁(しゅしゅん)
王允(おういん)
慮植(ろしょく)
孔融(こうゆう)
皇甫嵩(こうほすう)
荀彧(じゅんいく)

みんなの感想まとめ

歴史の深みを感じさせる作品で、後漢末期の名臣たちの物語が描かれています。何進、朱儁、王允、盧植、孔融、皇甫嵩、荀彧の七人の主人公を通じて、彼らの人間性や徳が重視された時代背景が鮮やかに映し出されており...

感想・レビュー・書評

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  • SUNDAY LIBRARY:本郷 和人・評『三国志名臣列伝 後漢篇』宮城谷昌光・著 | 毎日新聞(2018/5/8 有料記事)
    https://mainichi.jp/articles/20180508/org/00m/040/026000c

    宮城谷氏のなかで生き生きと呼吸する、1800年以上前の異国の人物たち 『三国志名臣列伝 後漢篇』(宮城谷 昌光) | 書評 - 本の話(2020.12.16)
    https://books.bunshun.jp/articles/-/5926

    文春文庫『三国志名臣列伝 後漢篇』宮城谷昌光 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167916060

  • ものすごく面白かった!三国時代の歴史をきちんと勉強したくなる。

  • 三国志において、後漢の衰亡に抗った人々の生き様を描く7つの短編集。
    時期としては、三国志の中でも、献帝が曹操の手中におさまる以前(つまり魏呉蜀の三つ巴が始まる前の時期)を中心にしている。

    何進や朱儁、皇甫嵩など、三国志を読めば必ず目にする脇役たちが、ひとりひとり美点もあれば欠点もある人間として生き生きと描かれていて面白い。

    最後に収められた短編は「荀彧」であり、他の作品とは時期がずれている。しかし、読んでいくとどうやら、荀彧を単に曹操の臣でなく、献帝をも支えた「陰徳の人」として描くことで、あくまで後漢の臣と捉え『三国志名臣列伝 後漢篇』に収めたということのように思われて興味深い。
    また、荀彧が死に際し、空の器を曹操に与えられた、という謎掛けのような故事について「空の器を王朝であるとみれば、あなたはそれをかかえて死ぬがよい、といったともとれる」と読み解いていたことも、荀彧を後漢の臣と規定するならば、確かに納得できる暗喩だと思わされた。

    短編ながらそれぞれ読み応えがあり、また宮城谷三国志を一から読み直したくなる。

  • 本作には古代中国の後漢王朝末期の人物、何進、朱儁、王允、盧植、孔融、皇甫嵩、荀彧を主人公にした7篇の小説が収録されており、巻末には文芸評論家である湯川豊による解説が掲載されている。

    『三国志』の人物というと、どうしても『三国志演義』でのイメージが定着してしまっているが、本作は飽くまでも「正史」を元にしており、その点で新鮮な印象を受ける。
    特に『演義』で優柔不断な愚将のイメージが強い何進が、それなりに人望がある人物として描かれているのが興味深い。

    どの作品も宮城谷昌光らしい清廉な筆致で、読んでいて清々しく、また、面白かった。

  • 2021/1/5 読了

  • 三国志には熟知していると自負していましたが、
    そんな中でも勉強になりました。
    さすが、宮城谷先生!

  • 後漢の忠臣たちから見る三国志時代は、また違う景色が見えます。
    後漢末期、王朝のために立ち向かった7人の忠臣たちのお話。

    その忠臣の荀彧や孔融や漢王朝最後の皇帝の献帝たちがでてくる「三国志 Secret of Three Kingdoms 」という漢王朝と曹操をめぐる中国ドラマをちょうど見終わったあとだったので、さらに彼らの生き方をや時代を知ることができておもしろかったです。

    私は吉川英治さんの「三国志」しか読んだことがないので、宮城谷昌光さんの「三国志」も読んでみたいし、後漢・魏・呉・蜀それぞれの視点から見える三国時代も比べて見てみたいなと思います。

  • 【王朝の危機にたちあがる名臣たち】後漢末期、皇帝の外戚と宦官に権力が集中し人民の不満が鬱積、やがて黄巾の乱が全土に広がる。混乱の中で輩出した名臣・名将の列伝。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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