- 文藝春秋 (2021年1月4日発売)
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感想 : 22件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167916213
作品紹介・あらすじ
江戸・深川。ある幼馴染の恋と成長の物語――。
深川の唐傘長屋で身内同然に育った幸吉とおそめ。
磐音の長屋暮らしの師匠・幸吉はやがて鰻処宮戸川に奉公し、
また、おそめも縫箔師を目指し当代一の江三郎親方に弟子入りする。
磐音夫婦が田沼意次に江戸を追われ流浪する中、ふたりは一人前の職人へと着実に歩み出す……。
シリーズ中でも人気の高いふたりの成長を描く、書き下ろし新作第五弾。
みんなの感想まとめ
恋と成長をテーマにしたこの物語は、江戸時代の深川を舞台に、幼馴染の幸吉とおそめの人生を描いています。二人はそれぞれの夢に向かって努力しながら、お互いを支え合う姿が印象的で、読者の心に温かさをもたらしま...
感想・レビュー・書評
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幼なじみ ー 新・居眠り磐音シリーズの5作目《完》
2021.01発行。字の大きさは…大。
おそめ初仕事、幸吉独り立ちの中編2話です。
此度は、幼馴染のおそめと幸吉を中心に、磐音ファミリーが勢揃いします。
【おそめ初仕事】
おそめは、縫箔師江三郎親方から豪商の結婚衣装4点のうち留袖と帯を任されます。留袖には松模様、帯には雪の富士の峰を背景に朝焼けの空を飛ぶ白鳥の群れを1人で縫箔します。花嫁は、その美しさに息をのみます。
時々、老中田沼意次からの逃避行中の坂崎磐音・おこんの話になったら、ま、瞼が重くなり涙が出てきそうになります。
【幸吉独り立ち】
深川鰻処宮戸川の鰻職人幸吉と縫箔師江三郎で縫箔職人のおそめの祝言が行われて、物語は終わりとなります。
物語は、唐笠長屋の幸吉と同じ長屋で幼馴染のおそめの生い立ちから、幸吉の宮戸川での修業の日々と、おそめの縫箔師としていの修業の日々を坦々と書いています。その間に、磐音とおこんに長男空也が、長女睦月が生まれと。田沼意次が失脚して、代わって老中になった松平定信が失脚してと、速足で物語が進んで行きます。最後に幸吉とおそめが祝言となります。そして、新・居眠り磐音シリーズを締め括ります。
【読後】
佐伯泰英さんの居眠り磐音江戸双紙を読みだして、ほぼ20年になります。色んな思いがよぎって来ます。このシリーズは、読むものがなくなると何度か読み返しました。51冊と長く何度読んでも飽きることがなかったです。
あとがきに、シリーズを一旦休むと書かれています。
佐伯泰英さんありがとうございます。
新しいシリーズを楽しみにしています。
2021.03.11読了
※シリーズ
「奈緒と磐音」シリーズの1作目(ブクロク登録前に読みました)
「武士の賦 ― 居眠り磐音」シリーズの2作目
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4167912538#comment
「初午祝言 ― 新・居眠り磐音」シリーズの3作目
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4167914166#comment
「おこん春暦 ― 新・居眠り磐音」シリーズの4作目
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4167914689#comment詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021年1月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ5作目。幸吉とおそめに着目した展開で、二人が各々に、奉公を始め、祝言を迎えるまでのスパンの長いお話。道を極めて行くおそめのお話が楽しかったです。幸吉が、おそめの引立て役として書かれているのが、潔いです。磐音も登場して、道場再興や、居眠り剣法を披露するくだりも用意されているものの、磐音さんってこんなだったけと思うところもあり、忘れちゃってるんだなぁと自分の本編からの遠ざかりに思い至ります。
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磐音シリーズ最終話との事。幸吉、おそめの結婚がやっとできた。長年の二人の想いが実り感激した。
後は、別シリーズだった空也のその後や結婚が気になるが、これで終わるのだろうか? -
シリーズものと知らずに、
この本を手に取ってしまいました。
主人公は坂崎磐音という剣の達人ですが、
この本は鰻職人の幸吉と縫箔師のおそめがお話しの中心。
それぞれが自分のキャリアでの目標を目指しつつ、
お互いを大切にしてる二人のお話しは
なかなか読みやすいです。
また、悪役もいることはいますが、
善人がメインも登場人物なので、
おだやかな気持ちで読むことができました。
この小説は江戸時代ですが、
ふたりの生き方はかなり今風です。 -
シリーズ最終作となりそうです。初期から登場していた幸吉とおそめの物語。この時代に女職人となるおそめの才能が開花していく姿とそれを間近で見ながら応援する幸吉。30近くかぁ江戸時代だと晩婚も晩婚なのかな。磐音もおこんさんもこれで最後なんですかね。
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本編ではその後が分からなかった幸吉とおそめの様子が分かって良かったです。
おそめの頑張りに対して母親の不甲斐なさ、『幻の夏』での出来事がおそめにどれだけ影響を与えていたのかがよく分かりました。
おそめも頑張ったけれどそれを待ち続けた幸吉の情の深さ、器の大きさも強く感じられます。
二人が鉄五郎と江三郎の両親方、磐音夫妻たちに祝われる姿に安堵しました。 -
「居眠り磐音」シリーズの新作スピンオフ5冊目は、唐傘長屋の幼なじみ、おそめと幸吉のお話。中編が2話収録されています。
第一話は「おそめ初仕事」。磐音一家が江戸を離れていたときのエピソードです。おそめは、江三郎親方の元で縫箔の修行中ですが、初仕事で才能が開花して、江戸じゅうがこの話題で持ちきりに。そんな中またしても武左衛門がからんだ事件が起こり、南町奉行所の面々まで登場する始末。これはもう普通にミステリーとしておもしろく読みました。幸吉、えらい! 頼もしい!
そして第二話は「幸吉独り立ち」。こちらは磐音一家が江戸に帰ってきたところから、ラストまで、で合ってるかな、私が読んだ46巻よりも先の話まで書いてあります(ええそうなんですまたネタバレされちゃった状態になっているんですでも決定版の刊行順に読みたいからここで本書を読んだので仕方ありませんみなさまはお気をつけください)。おそめも幸吉も、一人前の職人になるべく奉公や修行をがんばっており、ぐんぐん成長中。そのかたわらで、磐音と田沼の戦いが続いております。幸吉の竹串飛ばしには笑っちゃいましたが、ほんっとにいい話でした。ラスト、船の上のおそめに、感慨深くて胸がいっぱいになり涙が出ました。
スピンオフ5冊の中で、本書が一番好きかも。このシリーズのエッセンスがぎゅっと詰まった一冊だと思いました。これを読めば、磐音の世界の魅力がひととおり味わえる感じ。「あとがき」でも、このシリーズの完結に関連してスピンオフも本書でいったんお休み、と書いてあるので、磐音シリーズの集大成的な一冊と言っていいかもしれません。
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幸吉、おそめの職人 修行時代から二人の祝言まで
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幸吉とお染の職人への道のり周りの人に支えられ……彼らの生き方が清々しく応援したくなります
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【シリーズ人気キャラクター二人の行方は?】子供の頃から鰻捕りの名人で、深川で暮らすようになった磐音を支える少年・幸吉と、幼馴染みで縫箔職人を目指すおそめの成長物語。
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居眠り磐音シリーズをずっと読んでいました。
いつの頃からか、この著者の書く文体がしっくりこなくなり遠ざかっていました。
物語自体はとても面白いです。が、登場人物がみんな、芯が強くて…なんというか自分とは違う世界の人たちのように感じます(まぁ物語なんですけど)。なので、武左衛門さんが1番落ち着くかな(笑)人間味があるというか。
でも人気があるのもすごくわかります。どんどん引き込まれます。一気に読み終えました。 -
スピンオフの最後を飾るのはなんと幸吉とおそめちゃん。
2人が幼かった頃から知っているシリーズの読者としては感慨深いものがあります。
この2人で締めくくるとは、なんとも粋ですね。 -
読書期間;11月19日から11月22日
今も昔も、努力する幼なじみは、素晴らしい -
☆4.0
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2023年8月18日
職人の修行は生半可ではない。
そめの絵心が4才のときからと繋がり納得。
京都での修行を知りたかった。 -
居眠り剣法の達人、磐音が活躍するシリーズのスピンオフ。
本作の方でも、最初から最後まで登場し、わんぱく坊主から一人前の職人へと成長する姿が描かれている幸吉と、その幼馴染で想い人のそめの二人を主役に据えている。
二人が互いを思いやりながらも己の仕事に向き合う日々を語りながら、一方で、本作品の流れにも言及し、本作とのからみ方を感じながら楽しめるようになっている。
本作の脇のお楽しみとして、面白く読んだ。 -
長屋の幼馴染同士だった幸吉とおそめの成長と恋の物語。
おそめが中心で、幸吉のうなぎ修業は添え物程度ですが、なんと言っても幸吉の懐の深さを感じてよかったと思います。
幸吉とおそめたち自身の資質もさることながら、やはり磐根と知り合ったのが大きな転換になったのだと思うと、一番身近で原点な江戸の物語な気がします。 -
居眠り磐音の番外編の5作目。今回はおそめと幸吉をフィーチャーしての作品。時代小説の職人物は読んでいて気持ちがいい。元気も出る。困難に打ち勝ち、筋を通して才能を開花させていく様は、すがすがしくてとても良かった。これだけでミニシリーズにできたのではないかと思ってしまう。興での修行話などまだまだ語られないエピソードがいっぱいありそう。ぜひ読んでみたいが、この番外編もここで一区切りのようだ。あとは空也十番勝負のみ・・・。そろそろ磐音シリーズの最終盤になってきた。
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居眠り磐音シリーズは、夢中になって読んだシリーズだった。
この新シリーズは作者の大きな体調の変化の後の作品。
厳しいことを言わざるをえないが
本編シリーズの圧倒的な面白さは影を潜め
何度も読み戻しを行う場所もあった。
真意が伝わらなかったからだ。
口語体も、江戸言葉を理由にしても
キャラクターらしさが伝わらない硬さがあちらこちらに目立った。
著者プロフィール
佐伯泰英の作品
