宇喜多の楽土 (文春文庫 き 44-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167916244

感想・レビュー・書評

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  • 父と違って、なんて不器用な生き方しか出来なかったんだろう、秀家。

    八歳で城主というのは、戦国時代なので仕方ないけれど、そこから始まる茨の道。

    唯一の救いの豪姫がいい(T . T)

    そして、小道具が素敵な役割をしているのが、読んでいてたまらない!

    あー、楽しかった。

  • 宇喜多秀家に対し、本書で、秀吉は「金将の一歩手前、と金」と称している。言い得て妙である。
    前田家の姫を奥方に迎え、秀吉の引き立てにより、豊臣政権の最有力大名となった。
    果たして秀家はどんな武将であったのか、興味は尽きない。

  • 面白く読めた方だと思うが、宇喜多の捨て嫁のインパクトが強すぎて、薄く感じてしまうかなぁというところでした。

  • 「宇喜多の捨て嫁」が素晴らしい作品だったので期待をして読んだが普通の出来という感想だ。
    この作家が描く「宇喜多」の作品はデビュー作が凄いので評価のハードルが高くなってしまう。

  • 読み応えありの快作。前作とはまた違った読み味、アクの強さは抑えめで、秀家の人となりを真っ直ぐに描ききった様が心地良い。「難き道を行く」。まさにこの言葉の通り、流れに抗ってでも不器用なまでに自らの信念を貫き通す姿はニ代目のボンボンというイメージを払拭する。人物の意外な一面を思い起こさせてくれるのは前作同様。関ヶ原の合戦では新説が盛り込まれ、目が離せない演出と映像が頭に浮かび上がるほどの迫力ある文章を堪能。為した善行が史実の結果として返ってくるのが非常にすっきりした。丁寧で見事な構成。
    他には豪姫と将棋を刺す場面が痛快だった。表紙がとてもいい。読後改めて見ながら余韻に浸った。

  • 【戦国を駆け抜けた心やさしき俊才の生涯】父・直家の跡を継ぎ豊臣政権の覇者となった宇喜多秀家。関が原で壊滅し、八丈島で長い生涯を閉じるまでを描き切った傑作長編。

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著者プロフィール

一九七四年奈良県生まれ。二〇一二年「宇喜多の捨て嫁」で第九二回オール讀物新人賞を受賞。同作は直木賞候補となり、一五年に第二回高校生直木賞、第四回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第九回舟橋聖一文学賞を受賞。一九年に「天下一の軽口男」で第七回大阪ほんま本大賞、「絵金、闇を塗る」で第七回野村胡堂文学賞を受賞。

「2020年 『秀吉の活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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