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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167916305
作品紹介・あらすじ
佐野、遂に動く。復讐の刃が向けられたのは……
天明四年弥生二十四日。
朝、粛然と稽古に打ち込んでいた磐音のもとに、霧子から急報がもたらされる。
田沼意次父子への恨みを抱く新番士・佐野政言が、何事かを決した様子で、
松平定信から借り受けた一振りの刀を帯びて登城した、と。
ただごとではない事態に、磐音は奏者番・速水左近と連絡をとる。
――江戸を揺るがす、運命の日が始まった!
感想・レビュー・書評
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「居眠り磐音」46巻です。
やってくれましたな、佐野善左衛門政言。江都を揺るがす大事件が起こりました。これについては何を書いてもネタバレになりそうだから、ほぼ何も書けません。もう、大騒ぎですよ。わたくし、まだ茫然としております……。そして弥助さんを全力で称賛、応援いたします。
山形にいる奈緒の窮状が明らかに。これは完全に被害者ですわね。磐音じゃなくても、助けてあげなくてはと思わせます。一八さん、この登場はカッコいいぜ!
もうひとつ書いておきたいのは、序盤のシーン、竹村武左衛門と娘の早苗との会話。どっちの気持ちもわかりすぎて、胸が痛んで涙が出ました。娘ってね、父親に対して素直になれない時期があるんですよ。悪いと思いつつも、顔を見るとつい厳しい言葉をかけてしまう。それにしても早苗さん、ちと言い過ぎでは、と思うのは、私が歳をとったからでしょうか……。ここで金兵衛が武左衛門に「娘じゃなきゃあ、言えない言葉なんだよ」と言い、さらに早苗には「おめえさんのお父っつぁんじゃなきゃできないことなんだよ。その気持ちを察してやりねえな」と言ってるのが、もう泣けて泣けて。金兵衛さん、最高すぎ。(涙)
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☆4.0
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【佐野、遂に動く。復讐の刃が向けられたのは……】佐野政言、何事かを決し、松平定信から借り受けた一振りの刀を帯びて登城す――。佐野邸を監視していた霧子からの急報に磐音は……。
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