満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~ (文春文庫 も 29-22)
- 文藝春秋 (2021年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167916381
作品紹介・あらすじ
満月珈琲店の三毛猫のマスターと星遣いの店員は、極上のメニューと占星術で、迷える人の心に寄りそう。結婚と仕事の間で揺れる聡美、父の死後、明るい良い子を演じてきた小雪、横暴な父のため家族がバラバラになった純子。彼女たちが自分の本当の願いに気が付いたとき――。美しいイラストに着想を得た心温まる書き下ろし小説。
感想・レビュー・書評
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本当の願いごと、と問われると何なのだろう。自分を見つめること、そして知ることは難しい。人から見える自分と自分が感じる自分の違い。本当の願いごとが分かったら、すっきりとするだろう。そこから、また自分を好きになれるように、過ごしていきたい。
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こちらも、会社の先輩にお借りした
一冊。
今日は朝から雨で、家から2時間以内で行ける藤枝にある日帰り温泉に行った。
とにかく旦那が温泉好きで、一度入るとなかなか出てこない(笑)
私の方がいつも早くお風呂からあがるのだが、旦那が出てくるまで只管読書。
そんな隙間時間でこの本は半分くらい読み終わってしまう。
凄く薄くて短いので、隙間時間にピッタリ。
薄くて短いのに、何というか結構な心理的ボリュームがあるのでお得感がある。
分厚い本が好きな私なのに、しっかり楽しめるってことは、内容が濃いからかな?
今回の話は、父との確執だったり、亡くなったペットのことだったり、自分の人生と重なる部分が多かった。
ちょっと最後はうるうるっときてしまった。
この前読んだ本もカクテル言葉が出てきていたから同じ作家さんだっけ?と思って確認するも、別の作家さんだった(^^;
最近ちゃんと作家さんのお名前頭に入れずに読んでたな。。。反省m(_ _)m-
おびのりさん
関東凄い雪のようですね。ニュースで見ました。
こちらは雨でした(^◇^;)
しかし冷えますねー。おびのりさん
関東凄い雪のようですね。ニュースで見ました。
こちらは雨でした(^◇^;)
しかし冷えますねー。2024/02/05 -
都内です、雪です(><)
バスと電車で通勤しているのですが、
普段バスで30分の所3時間かかって今帰宅しました
雪に弱い…
まきさん、私は温...都内です、雪です(><)
バスと電車で通勤しているのですが、
普段バスで30分の所3時間かかって今帰宅しました
雪に弱い…
まきさん、私は温泉に浸かりたい
おびのりさん、明日の朝の事を考えたくありません
お疲れ様でした!2024/02/05 -
おびのりさん、K村さん
うちの会社の本社は東京ですが、明日は出社せずテレワーク命令出てるらしいです。
30分が3時間、えげつないです...おびのりさん、K村さん
うちの会社の本社は東京ですが、明日は出社せずテレワーク命令出てるらしいです。
30分が3時間、えげつないですね(>_<)
普段雪の降らないところに雪が降ると、本当に大変ですよね。。。
私も雪が降ったら会社行きません( ̄▽ ̄)
とにかく温まってほっこりしてください。
明日天候が無理そうであれば、もうばっくれてしまって下さいm(_ _)m
お疲れ様でした。2024/02/05
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今回のテーマは 本当の自分の願い事
心の奥にある願いを引き出してくれます
愛由ちゃんが、可愛らしくて!
家族がテーマにもなっていて、近くにいる大切な人を再確認できる本でした
イラストも本当に素敵で、月光のレモネード、線香花火のアイスティー最高です!! -
今回の舞台は東京近郊。都会の喧騒の中にいつの間にか"満月珈琲店"がオープンしてる。そして猫達が、悩めるお客たちを優しく迎えてくれる。
introductionで占星術について猫達が勉強会をしてて、私も理解しようと頑張ったけど、ちんぷんかんぷんでした。占星術では 2020年12月下旬から世の中が変わる、と書かれていたので物語とは関係ないけど、たぶんこれはコロナやロシアのウクライナ侵攻の事を言ってるんだろうとは思いました。あと、猫達が「21年前の彼女が…。」とか「14年前の彼が…。」と言ってたので、これは絶対に重要、最後に前作みたいな感動があるはずと思い注意深く読みました。
今回も感動する話ばかり。父と子の絆や愛の話。父の愛が深すぎて、じっくりゆっくり読もうと思いました。これをさーっと読むのはダメ。introductionで書かれてた彼、彼女の事が分かった時は、涙ぐんでしまいました。読み終えるとほぉーと息をついて、感動に浸ってました。
中盤にくると前作の登場人物たちが出てきたりして、少し焦ってしまいました。若干忘れてたので、思い出しながら読みました。間を空けずに読んだ方が良かったです。第3話で前作の繋がりも出てきます。これにはびっくりで、ここでこう繋がるの⁉︎という感じでした。ミステリー=伏線と思ってたけど、このシリーズはミステリーではないと思いますが、伏線がそこらじゅうにあるので、本当に気が抜けない。注意深く読んでたと思うけど、?ってなって読み返したりしました。前作同様、またやられてしまいました。このシリーズ好きです。
〜本当の願い〜に3人の主人公たちが気づけて良かったです。 -
『本当の願い事』はなんですか?と聞かれたら、私も小雪と同じように「宝くじに当たりたい!」と答えてしまうだろうな。美味しいものを食べて〜旅行して〜仕事は辞めちゃうなぁ~なんて。
『お金とは経験と引き換えられるチケット』で、とりあえず、『チケットが欲しい、なんでいいからください』というのは、本当の願い事とはいえず、自分と向き合うことからの逃避。
ちょっとドキっとしました。
繋がりのある人々が満月珈琲店に出会い、それぞれが『本当の願い事』に気づき、顔をあげて前に進んでいく。とても元気をもらいました。
射手座のりんご飴と新月のモンブランが美味しそう。
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1冊目を読んでから読むと最後とてもグッとくる。
家族、大切な人、出会いと別れについて
すごく考えさせられる。
優しくて温かい、年始に読めて良かった一冊。 -
少し前まで「宝くじが当たらないかな」と思っていたけど、そういえば最近はそういう気持ちが全くなくなっていた。
この本を読んで、自分がお金そのものではなくて、経験や思い出を求める気持ちが強くなっていたんだと気付いた。
自分の本当の願いが何か、すぐに答えることは難しいけれど、それを自分に問いかけながら過ごしていきたいなと思った。 -
おもてなし物語の一冊。
第二弾。
ちょっと心が迷子に、心の置き場に迷っている人に用意された極上の幻想的な時間と目と心も煌めくメニュー。
口にした途端溢れる喜びと涙、本当の気持ち、願い。
家族、命にギュッと焦点があてられていて前作よりも濃く感じ、随所で泣かされた。
願いごとを知るにはまず自分を照らす、その大切さ。
もしかしたらそれは誰かに照らされる時もあるのかもしれない。
巡り巡った愛が不器用な愛を照らす第三章は涙、涙。
線香花火のように一瞬の儚い時間も心の中では永遠の時間だ。
今作も優しさと癒しがたっぷりのおもてなし物語。 -
どうしよう今回は泣きどころが2ヶ所もあって涙で文字が霞んで…しかも全くの無関係と見せかけて前作からの繋がりもあって。
タイトルも華麗に回収していく。
泣かずに読めない。
次の作品も読まなくては。