- 文藝春秋 (2021年5月7日発売)
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感想 : 19件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167916930
作品紹介・あらすじ
「この夏が、永遠に続けばいいのに」。
とぼけたお祖父ちゃん、料理上手で力持ちのお母さん、クールだけど実はとても優しいお兄ちゃん、甘え上手の妹。
大好きな家族に囲まれた19歳・美緒の夏休みに、不思議な事件が相つぐ。一致団結して謎にあたっていく仲良し山田一家に、忍び寄る怪しい影がーー。
気鋭作家渾身の、ミステリー連作短編集。
みんなの感想まとめ
日常の中で繰り広げられる奇妙な事件と、家族の絆を描いた物語は、普通の仲良し家族の日常が持つ温かさと、その裏に潜む不穏な影を巧みに交錯させています。登場人物たちは、表面的には平穏無事に見える家族ですが、...
感想・レビュー・書評
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まさかこんな展開になるとは!
日常に起こる奇妙な事件をさくっと解決していく複数のお話は、それほど引き込まれるという感じの内容ではなかった。
話の間に挟まれる一家殺害の記事により、最後に重い事件が起こるのだろうと想像でき、それを求めて読み進めた。が、これが予想外だった。
最後は良かったなぁ。 -
意外性のある内容。
意外に面白かった。 -
殺人事件の記事が章ごとに挿入されることによって、家族の裏を想像しながら読む事になるのでずっと不穏な感じがする。暖かな家族と日常系推理だけじゃない所が面白かったです。不穏で歪んで歪かも知れないけど、優しくて穏やかで暖かい家族でとても切ない。
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少し重い目だが、一応は日常の謎を仲良し家族が解き明かすという、一見ハートウォーミング系のミステリ連作なのだが、幕間に不穏な情報が差し込まれるので、心温まるとはいかないのがミソ。全編を通しての種明かしである「バイバイ、サマー」を除く、四編のうち三編までハウダニットで、丁寧に作り込まれたトリックだけれど少々小粒な感じ。推理しなくても、犯人(?)はストーリー的に大体見当が付いてしまうはず。ただ、お話の雰囲気からして妥当な感じで、物語にはよく溶け込んでいるように思う。
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幸せな家族の日常の謎に時折挟まる不穏な新聞記事。巧みな構成にいつの間にか引き込まれ、気がつくとこの家族の幸せが壊れないよう、祈りながらページをめくっていた。本を閉じたとき、感情がかき乱されしばらく呆然とした。すごく刺さった作品です。
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ちょいちょい挟まれる事件記事がいい。本編とギャップがありすぎて気になってしょうがなかったが、それも最後にすっきり。似たプロットの作品や映画があると解説にあったので、読み慣れた人には不向きかも。
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2022.2.21-493
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巧みな構成と人物描写の上手さで引き込まれるように読みました。伏線は幾つか張ってあるのね。
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「物事は、なんでも見た目通りじゃないからねえ?」。いつも嫁の名前を間違える祖父、柔道部出身という母、どこか冷めた兄、年齢より幼い妹、そして私。ほんわかしたムードで4章300ページにわたって繰り広げられる家族ミステリーはところどころに不気味な伏線が引かれ進み、読者はなんとなく違和感をずっと感じながら読み進めることになる。そしてその違和感は最後の20ページで鮮やかに回収される。平易で読みやすい文章だが、著者の技量が光る佳作。
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仲の良い家族が日常の謎を解決していく連作短編なのかなと思いきや、なぜか間に残忍な殺人事件の記事が…まさかこの家族に…と心配&ドキドキしながら読み進めていくと、驚きの展開が待っていました。
家族の物語とミステリーが両立した作品でした、面白かったです。 -
あー、お兄ちゃん欲しい。今さら言ってもかなわないけどね。
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単行本で。
章間の記事は事実だろうから、本文に仕掛けあろうとは気づく。 -
【和やかな短篇連作にして驚異の本格長篇!】美緒の家族は仲がいい。お祖父ちゃん、お母さん、お兄ちゃん、妹。周囲で頻発する謎は一致団結して解決! でも誰かに見られている?
著者プロフィール
彩坂美月の作品
