神様の罠 (文春文庫 つ 18-50)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167917029

作品紹介・あらすじ

人気作家6人の新作ミステリーがいきなり文庫で登場!

現在のミステリー界をリードする6人の作家による豪華すぎるアンソロジー。

最愛のひととの別れ、過去がふいに招く破綻、思いがけず露呈するほころび、
知的遊戯の結実、そして、コロナ禍でくるった当たり前の日常……。

読み解き方も楽しみ方も六人六様の、文庫オリジナルの超絶おすすめ本です。


【収録作品】
乾くるみ『夫の余命』
余命わずかと知りながら、愛を誓ったふたりは……

米澤穂信『崖の下』
スキー場で遭難した4人。1人が他殺体で見つかり……

芦沢央『投了図』
地元でタイトル戦が開かれる。将棋ファンの夫は……

大山誠一郎『孤独な容疑者』
23年前、私はある男を殺したのだ……

有栖川有栖『推理研VSパズル研』
江神二郎シリーズ待望の新作!

辻村深月『2020年のロマンス詐欺』
大学生になったけれど、コロナ禍で……

感想・レビュー・書評

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  • 「オール讀物」掲載作品から、神様の罠と題して、ミステリ界のリーダー6作家6作品の短編集。

    「夫の余命」乾くるみ
    乾さん、男性だったんですね。作品読んでも、中性的でわからなかったです。この勘違いは、皆様ご存じ“さてさてさん”の本棚の影響が大きかったと思うのですよ。女性作家推しで、3冊読んじゃってるし〜。(申し訳ありません。自己責任です。)
    なかなかクール。時間を遡っての間違い探し。

    「崖の下」米澤穂積
    なかなかクール。(舞台の雪山が) 設定も殺意の根拠も好きだけど、殺害方法が痛そう。

    「投了図」芦沢央
    なかなかクール。(将棋の話題性が) 良い夫婦の日も近いことだし。

    「孤独な容疑者」大山誠一郎
    なかなかクール。(まさかのトリックが) ちょっと昭和感が好き。

    「推理研VSパズル研」有栖川有栖
    なかなかホット。たぶんファンには、たまらない論理性。

    「2020年のロマンス詐欺」辻村深月
    なかなかホット。(時代を表現) 短編とはいえ、コロナ禍の孤独、現在の犯罪、それに巻き込まれる若者の心情、そして、最後には、彼らに未来を見せる雄弁さ。

    神様の罠は、多種多様。

    • さてさてさん
      おびのりさん、はい、年初の痛恨のミスを思い出しました。あの『乾くるみさん事件!』以来、初読みしようという作家さんについては徹底的に性別調査、...
      おびのりさん、はい、年初の痛恨のミスを思い出しました。あの『乾くるみさん事件!』以来、初読みしようという作家さんについては徹底的に性別調査、不明の場合は読まない!と徹底しています。とにかく三冊ルールは変えられないので、勢いで読みました。というか、ここだけの話にしていただきたいのですが、「イニシエーション・ラブ」はどうでも良かったんです。『タイムスリップ』という言葉を聞くと魂が抜かれるほどに吸い寄せられてしまう私としては、「リセット」をどうしても読みたかったんです。なので、実際のところは、勘違いして良かった!と、自身によくやった!という思いでいっぱいでした。でも、ショックはショックだったので上記の通り、過ちを繰り返さないように慎重に選書というか選作家をしています。
      おびのりさんが読まれたこの作品面白そうですね。でも、作家さんが混在しているような作品は私のルール的にはどうなんでしょう?…と自問してしまいました。…が、やっぱり読めません。読書範囲を拡大したらますますブクログを卒業する目標が遠ざかってしまいます。おびのりさんのレビューで読んだ気にさせていただきますね!
      2022/11/16
    • おびのりさん
      さてさてさん、コメントありがとうございます。きっと、反応して下さると!
      さてさてさんは本当に、几帳面ですよね。
      確かに読書範囲を広げると、沼...
      さてさてさん、コメントありがとうございます。きっと、反応して下さると!
      さてさてさんは本当に、几帳面ですよね。
      確かに読書範囲を広げると、沼ですよね。
      私は、節操のない本読みなので、そこにあるから読みましたなんて事も。時には、特に読みたくなくても、つい読んでます。
      もう、卒業とか考えなければ大丈夫!

      いつも、丁寧なレビューをありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
      2022/11/16
  • 私が感想書くと言語化難しくネタバレになるので、心の声をメモで記載します笑

    6つの短編
    1、夫の余命 乾くるみ ○
    夫婦と家族の話
    最後、え??となり再読したい。

    2、崖の下 米澤穂信 ○
    仲間内5人でスキー場へ 
    ぎゃあ、、、、痛そう、、。

    3、投了図 芦沢央 ◎
    田舎と東京、コロナ禍、将棋
    んー、、たしかに。。

    4、孤独な容疑者 大山誠一郎 ○
    社内の愉快犯的な、、
    最後、ぎょえー

    5、推理研vsパズル研 有栖川有栖 △
    タイトル通り
    途中から読み飛ばしてしまいました

    6、2020年のロマンス詐欺 辻村深月 ◎
    コロナ禍の大学生と詐欺まがいの話
    最後までハラハラ感、疲労、、ふぅ〜

    個人的な感想の◎○△メモ
    有栖川さんのような推理系?トリック?なミステリーよりも、動機が重要となるミステリーの方が好みなのであろうというのを再認識しました。

    YouTubeで、ミステリー初心者向けにも、という事で紹介されていたという点と、初めて読む作家さんもいたので購入!
    全員当たり前だけど作風が全然違うのを一冊で楽しめるのは良かった〜(^-^)

  • 一番面白かったのは有栖川有栖。パズル研からの挑戦状?を推理研流に返す。パズル研からミステリー の苦言とか、推理研の仲間たちの会話など楽しくて学生アリスものを再読したくなった。他は乾くるみ、米澤穂信など印象に残った。

  • 【ネタバレ】ミステリー界を凌駕する超大御所5人のアンソロジー。コロナ感染に関わり、時代背景を物語っている。乾さんの「夫の余命」は時系列を遡る方法で最後に大どんでん返し!乾さんなのでどう落としどころを付ける?と思ったら、ぎゃーとなる。有栖川有栖の「推理研VSパズル研」終始爆笑。パズル研からの挑戦状。その問題も面白かったが。その背景を探る推理研。でもパズル研の意図はというと・・・。おー悲しい。最後の辻村さんの「ロマンス詐欺」。コロナ禍での学生の閉塞感と主婦の旦那への心の揺れ動き。秀逸!乾⑤米④芦④大④有⑤辻⑤

    • アールグレイさん
      ポプラさん
      こんにちは(^_^)/
      この本は私が楽しめた話と、今ひとつの話というものだった本でした。レビューによると、辻村作品が良かったよう...
      ポプラさん
      こんにちは(^_^)/
      この本は私が楽しめた話と、今ひとつの話というものだった本でした。レビューによると、辻村作品が良かったようですね!
      ―――話は変わりますが、先日ワクチン接種でした。
      (x_x) 今回は親子で寝込んでしまいました。
      誰が看病をするの~( ̄□ ̄;)!!
      2022/04/03
    • ポプラ並木さん
      ゆうママさん、お久しぶりです!お元気ですか?辻村さんと乾さん、有栖川さんが良かったです。辻村さんのゾワゾワ感、乾さんの大どんでん返しに騙され...
      ゆうママさん、お久しぶりです!お元気ですか?辻村さんと乾さん、有栖川さんが良かったです。辻村さんのゾワゾワ感、乾さんの大どんでん返しに騙されました。いつも騙されます。。。ワクチン接種3回目ですね!やっぱり寝込みますね。自分は3回目の方がひどかったような気がします。これで当分感染しませんね。こればっかりは、栄養付けていたら治るので頑張って。お子さんも踏ん張って欲しいです。もう少しで完治しますよ。頑張れ~
      2022/04/03
  • 神様の罠、というテーマで6人の作家さんの短編集になっている。
    アンソロジー、というのでしょうか?
    ワ~イ! 1冊で6人分楽しめるゾ・・・?

    残念ながら、私は6話共楽しむことが
    できなかった。
    ・・・・誰にでも苦手なジャンルがあると思う。
    特にその話が初作家さんの場合が多い。

    6話の中で、コロナ過を題材にした話があった。
    やはり、身近なことが書いてあると夢中になって読んでしまう。
    いったい何故、コロナなんて流行ってしまったのか・・・!
    皆、そう思っているのではないかと。

    2021、10、30 読了

    • ポプラ並木さん
      ゆうママさん、錚々たるメンバーだけど残念だったね。自分も苦手ジャンルがあって、予定調和のお涙頂戴はダメだ!とある作家さんを毛嫌いしています。...
      ゆうママさん、錚々たるメンバーだけど残念だったね。自分も苦手ジャンルがあって、予定調和のお涙頂戴はダメだ!とある作家さんを毛嫌いしています。。。内緒だけど。レンガ本、頑張ってね。感想読むのが遅くなりそうだね~
      2021/10/31
    • ポプラ並木さん
      ゆうママさん、もう一度感想を見返したけど、ダメだったんだね。ゆうママさんは長編が好みなのかな?あるいはアッと驚かせる内容がダメなのかな?自分...
      ゆうママさん、もう一度感想を見返したけど、ダメだったんだね。ゆうママさんは長編が好みなのかな?あるいはアッと驚かせる内容がダメなのかな?自分は大どんでん返しは大好きです!ぎゃーとなるのも読書の醍醐味の1つだと思っています。では~
      2022/04/03
  • 豪華な顔触れの、質の良いアンソロジー。
    コロナを題材にした小説が増えてきたなと実感。

    乾くるみさんの作品は「絶対トリックを見破ってやる!」という気持ちで疑ってかかったけど、1度読んだ後じゃ理解が追いつかなくてやっぱり2度読みした。さすがです。
    ほかの方の作品も概ね満足。

  • ミステリー作家、六人による最新作のアンソロジー。

    最初の作品、乾くるみ さんの「夫の余命」には、やられたぁ!
    短編って、少し物足りない感じがすることもあるのだけれど
    この作品には、短編だからこその切れ味の良さを感じました。
                                                         
    芹沢 央さんは、『非日常の謎』を読んで以来の二度目の出会い。
    この前の「この世界には間違いが七つある」は難しかったけれど
    今回の「投了図」は、私にもよくわかる内容でした。
    かつては棋士を目指していた夫が放つ言葉が、重くて素敵です。
    「投了とは、ただゲームに負けることとは違うんだ。
    人生をかけて自分が積み上げてきたものを、
    間違えて台無しにしたことを自ら受け入れる行為なんだ」
                                                                                                                                                                                   
    そして、『かがみの孤城』の印象が鮮烈な辻村深月さん。
    山形から進学のために東京に出てきた青年の
    コロナ禍での孤独が身に染みるように伝わる作品でした。
    2020年の春に突然訪れたあの閉塞感! 
                                                                                                                                                              
    ここからは、私事ですが、2020年5月初め。
    詰め物が外れて駆けこんだ歯医者さんで、
    先生や歯科衛生士の方たちと談笑した時に
    とてもほっこりしたのを思い出しました。
    そんな風に感じるくらい、あの頃はリモートばかりで 
    家族以外の人と直接 間近に接することの少ない時期でした。
    それを思うと、今はコロナと共にではあるけれど
    「新しい日常」を取り戻しつつあるように感じます。                       

  • 珠玉の短編集、の一冊。

    あぁ…!え…⁈どれも声が自然にもれた。

    乾くるみさんはさすがのくるみさん。
    米澤穂信さんは惹きつけ感と凶器はさすが。
    やるせない心情を描いた芦沢さんは心にしんみりの存在感。
    大山さんは再捜査になるほど、と釘付け。
    有栖川さんは正直、頭が混乱したけれどこのメンバーに漂う空気感が好き。長編を読んでみたい。
    辻村さんはコロナ禍の今を切り取り、抱えざるを得ない心の苦しみを緻密に描き、トリに相応しく一番読み応えがあった。
    驚きはもちろんせつなさまで溢れている珠玉の短編集。満足、満腹、ごちそうさま。

  • 面白かった。
    特に芦沢 央さんの【投了図】が好き。
    コロナ禍での話で、切なさがあって心に残った。
    将棋は全然わからないから、どうかなーと読む前に思ってた私を殴りたい笑
    将棋の知識がなくても全く問題ない。

    あとは有栖川有栖さんはさすが!!!という感じ。
    他の方々の話もどれも良かった。


    完全に個人的な意見で、アンソロジーで、大満足!!ってものに出会えたことがあまりなくて、普段は手にすることも少ないのだけど、こちらの1冊は本当にオススメできる良い本だった。

  • 乾くるみ氏の『夫の余命』は割と早い段階で、「もしかしたら…」と気付いたが、改めて読み直してみると、ある場面を上手〜く表現している点に感心した。

    芦沢央氏の『投了図』は、将棋のことはわからないし、ちょっと地味目な話なのだが、良かった。

    有栖川有栖氏の作品は読んだことがないはずだが、このブクログの機能で自分の本棚内検索をしたら、本書と同じようにアンソロジーで1冊読んでいたようだ。
    本書の作品は飛ばし読みした。

    辻村深月氏の『2020年のロマンス詐欺』が、一番ハラハラした。

    そしてアンソロジーは、またも私はすぐに内容を忘れてしまうのだ。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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