小林秀雄 美しい花 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2021年6月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784167917128

作品紹介・あらすじ

文学者の役割とはなにか?
この本は現代に問いかけてくるーー
角川財団学芸賞・蓮如賞ダブル受賞!
今なお読み継がれる稀代の批評家・小林秀雄。ランボーやヴァレリーの翻訳、川端康成ら同時代作家との深い交流の中で、ついに己のスタイル=詩法を確立していく様を描き出した、真摯な文学者の精神的評伝。また彼の批評活動の背後に「信仰」ともいうべき熾烈なものがあることを明らかにした画期的労作である。解説・山根道公

目次:
序章 美と見神
第一章 琥珀の時代
第二章 魔術に憑かれた男
第三章 ウルトラ・エゴイストの問題
第四章 鏡花とランボオ
第五章 川端康成とスルヤ
第六章 富永太郎と燃えた詩集
第七章 別ちがたきものーー中原中也(一)
第八章 信仰と悲しみーー中原中也(二)
第九章 美しき羞恥ーー堀辰雄(一)
第十章 すばらしい失敗ーー堀辰雄(二)
第十一章 「Xへの手紙」と「テスト氏」
第十二章 神なき神秘家
第十三章 『文學界』の創刊ーー中村光夫と中野重治
第十四章 不可視な「私」
第十五章 すれ違う同時代人ーー中野重治
第十六章 正宗白鳥と「架空の国」
第十七章 歴史と感情ーー『ドストエフスキイの生活』(一)
第十八章 秘められた観念ーー『ドストエフスキイの生活』(二)
第十九章 信じることと知ることーー『ドストエフスキイの生活』(三)
第二十章 戦争と歴史
第二十一章 世阿弥という詩魂
第二十二章 運命のかたちーー「西行」と「実朝」
あとがき
文庫版あとがき
解説 鮮烈な小林論を生み出す近代日本カトリシズムの精神的土壌 山根道公
人名索引

みんなの感想まとめ

文学者としての役割や批評の本質を深く考察した作品であり、著者の独自の詩法がどのように形成されたのかを追う旅が描かれています。現代に問いかけるその内容は、批評家としての小林秀雄の姿勢や彼の信仰に基づく精...

感想・レビュー・書評

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  • 一生読み続ける

  • 「美しい花はあっても、花の美しさというものはない」。こんな謎かけをされたら、恋に落ちずにいられようか。

  • ものすごく分かる章と 全く理解不能の章
    後半に向かって 良くなる

  • p.2021/6/9

  • 【小林秀雄の”信仰”に迫る画期的評伝】今なお読み継がれる稀代の批評家が己の批評スタイルすなわち詩法を編み出すに至るまでの軌跡を同時代文学者らとの交流などから辿る。

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著者プロフィール

1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。
近著に、『あなたが言わなかったこと』『詩集 ことばのきせき』『自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと』(以上、亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(小学館)、『藍色の福音』(講談社)、『読み終わらない本』(KADOKAWA)など。

「2026年 『[増補版]言葉の贈り物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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