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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167917173
作品紹介・あらすじ
焼失した建物の再建も進む中、舟を使った出店、千代田の城を見ながらの絶品風呂など
アイデアをいかした商いも続々生まれ、照降町は元気を取り戻そうとしている。
町の復興の要となり、照降町の人々の支えとなっている周五郎だったが、
小倉藩の派閥争いの中、実兄が命をおとし、藩主からのSOSに苦悩するが…
周五郎が町をいずれ去ることを覚悟する佳乃の想いとは。
大火から9ケ月後、二丁町には官許の芝居小屋中村座が完成。こけら落としの出し物は
佳乃をモデルにしたものだった。大入り満員の最終日、客席には意外な人物が。
コロナ下と重なる江戸の情景と、人々の想いが元気をくれる!
佐伯泰英の新作四巻、ついに完結!
みんなの感想まとめ
物語は、町の復興を支える周五郎の苦悩と、彼と佳乃の切ない関係を描いています。シリーズ最終巻では、周五郎が小倉藩の内紛に巻き込まれ、兄の死を受けての葛藤が重要なテーマとなっています。町の人々の支え合いと...
感想・レビュー・書評
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佳乃との思いを胸に…。
巳丑(きちゅう)の大火で文政12年(1829年)春に焼失した江戸の照降町の復興の物語です。
豊前小倉藩小笠原家の御番頭の八頭司(やとうじ)家の次男坊・周五郎は、日本橋の魚河岸に近い照降町で鼻緒屋の女主人・佳乃の下で見習い鼻緒職人として働きながら、町の復興に尽力していますが。
2年半前に捨てた藩から実兄・裕太郎が藩の改革派の小林重三郎に撲殺された件で呼び出され。藩主・小笠原忠固(ただかた)と話し合い、病死として始末をつけますが。藩主との約束で、藩内の重臣派と改革派の粛清を行います。
そして、佳乃との一夜の夢を…心に秘めて照降町を出て藩に帰って行きます。
【読後】
残念ですが照降町四季シリーズは、4巻で完結です。最後は、色んなことを詰め込んでいる為に、少しせわしくなっていますが。最後まで周五郎が、藩に戻るのか照降町に留まるのかを気をもみながら楽しく読めました。新たなシリーズを楽しみにしています。
照降町四季シリーズの4作目《完》
字の大きさは…中。361ページ。
2021.8.21~22読了
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八頭司(やとうじ)周五郎は、徳川家譜代の豊前小倉藩小笠原家15万石の重臣の次男ですが、剣も遣え、学問も出来、人柄も良いため、藩内の改革派と重臣派から誘いがかかり、浪人してからも藩内抗争に巻き込まれて行きます。いまは、照降町の鼻緒屋主人・佳乃のもとで鼻緒屋の見習いとして働きながら復興の舵取を行っています。
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※シリーズの感想と読了日
梅花下駄 ー 照降町四季シリーズの3作目 2021.08.01読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4167917017#
己丑(きちゅう)の大火 ー 照降町四季シリーズの2作目 2021.07.16読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/416791686X#
初詣で ー 照降町四季シリーズの1作目 2021.06.02読了
https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/416791669X#詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ最終話。
前作で兄の死亡により父に呼び出された時から周五郎の行く末がわかったように思う。女師匠の佳乃との関係は本のタイトル通り「一夜の夢」だったのだろう。切ないが二人の行く末は結果的に芝居に書かれた通りになった。
作者の佐伯先生も高齢になってきた事もあり、シリーズは短く、また読切が増えてきたが、みんな淡々と市井の話しが丁寧に描かれて行く。大立ち回りの大剣戟シーンが減るが、それもまた仕方の無い様に思う。 -
2021年7月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。最終巻。周五郎の凄まじい剣技による闘いがあったが、照降町神梅奇譚恋之道行の興行で町の復興は遂げられた。大団円と言いたいが、二人の想いを一夜の夢にしちゃったのが悩ましいところ。佐伯さんのあとがきに寂しさがあります。
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照降町シリーズの最終巻。半分は豊前小倉藩の内紛がらみの話。これはこれで面白いのであるが、最近の佐伯作品のように剣戟シーンが中途半端に短いのなら、いっそ照降町に絞って展開しても良かったのではないか?最後は予定調和的に終わってはいるが、もう少し厚めに物語っても良かったのではないかと思う。あっさり終わってしまった・・・。とはいえ、4巻ものくらいのミニシリーズが読んでいてもちょうどよく、破綻もないのではないかと思う。佐伯作品の面白さを凝縮した感じの良いシリーズであった。
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内容(ブックデータベースより)
焼失した建物の再建も進む中、舟を使った出店、千代田の城を見ながらの絶品風呂など
アイデアをいかした商いも続々生まれ、照降町は元気を取り戻そうとしている。
町の復興の要となり、照降町の人々の支えとなっている周五郎だったが、
小倉藩の派閥争いの中、実兄が命をおとし、藩主からのSOSに苦悩するが…
周五郎が町をいずれ去ることを覚悟する佳乃の想いとは。
大火から9ケ月後、二丁町には官許の芝居小屋中村座が完成。こけら落としの出し物は
佳乃をモデルにしたものだった。大入り満員の最終日、客席には意外な人物が。
コロナ下と重なる江戸の情景と、人々の想いが元気をくれる!
佐伯泰英の新作四巻、ついに完結!
令和3年8月3日~5日 -
読みやすい。
周五郎と磐音が重なる。
ラストは、切ない。 -
今やバツイチは少しも珍しくないが、当時は恥ずかしいこと、いけないこと御法度だったのだろう。
それでも、手にした技で、ひらめきと知恵で焼け野原の江戸で再興の一助となる。
周五郎は磐音とそっくり、欲がなく、温かく、人に尽くして、何より強い。
機転も効くし、手仕事が上手。
磐音とまったく同じ人物像。
だから好きで読みたくなる。
出戻り、出戻りと自分を下げるのは鼻につく。奥ゆかしいところなのだろう。
“照降町は周五郎の修行の場”うまくおさめた最終巻だが、佳乃は思い続けるだろう。
周五郎とてそうだと思う。
現代と違う身分の差がものをいうのか。
花魁の三昧刃の高下駄、中村座の芝居、話が大きい、そんな活躍に本当にわくわくする。 -
復興はまだ半ばでありつつ、
人々の活気や繋がりの優しさを感じることであたたかくなる。
タイトル通りの『一夜の夢』
振りだと思っていた結ばれない想いは、そこで終わってしまったのはやはり切ない。
しかしお互いを想いつつ、
生き方を尊重していることがうかがえる。
時々、佳乃が周五郎に確認するから余計に寂しくなるんだよね。 -
佐伯泰英氏 珍しい女性のお仕事時代小説のようにも思えるが、やはり、主人公は、八頭司周五郎!
照降町の大火からの復興!
そして、周五郎の豊前小倉藩の派閥争いに、兄が、撲殺されて、どうする!!!
武士が、給金も貰わず、鼻緒屋の見習い職人という設定も、またまた、佐伯泰英氏の面白い趣であろう!
居眠り磐音の51巻は、おこんさんとの繋がりがどうなるかどうなるか、ハラハラさせられたけど、この小説は、4巻で、刊行!
そして
終わりの5章は、平安、安定な話で締め括られている。
あとがきで、著者が、80歳とこの時点で、書かれており、愛読者としても、長い間、小説に楽しませて頂いて居ることに、気付かされる。
まだ、空也十番勝負、声なき蝉を読んでないことにも!気づいて、本屋へ!
周五郎と小林重三郎との対決で、「剣術は力で無い。技と間だ。」と言葉を投げかけるのだが、重三郎は 「力と速さだ。」と答える。
剣術の極意について語られているが、人を動かすのも、力だけではなく、技量と、間の取り方かもしれないのでは、…と、思いながらこの完結編の本を閉じた! -
シリーズ四弾。照降町の復興が進み、佳乃と周五郎の日常も戻って来た。船上の出店も評判となり、また身請けの決まった花魁梅花との友情も深まり佳乃は充実した日々を過ごす。だが周五郎は藩の内紛に関わらざるを得なくなり、やがて藩主とも目見えるようになる。そんな中、二人が照降町の御神木の梅の木を大火から守ったことが芝居になる事になる。
大火後の二人の行末が描かれている。佳乃は鼻緒屋の女主としてますます評判となり、周五郎は武士として生きていくことになる。二人が互いの生き方を尊重し、まっすぐに自らの道を進んでいくところがいい。 -
四巻で終わりなんて珍しいと思ったら、体力気力もそりゃあ続かないかぁ。
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佳乃が主人公かと思いきや、やっぱり武士の周五郎メインで終わってしまってなんだかなぁという気がします。大火からの復興で一段落ついたけど、もうちょっと佳乃の未来が見える終わりかただと嬉しかったな。
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とても切ないなぁ、が読み終わりの感想。この恋は仕方ない恋。
全体的に、スッキリとした物語。
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