- 文藝春秋 (2021年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167917401
作品紹介・あらすじ
若い女の肌に畢生の刺青を施す江戸の彫師(「刺青)。
衛の国の美しく残虐な妃に対峙する孔子(「麒麟」)。
女給・ナオミを自分好みに育てあげようとして翻弄される技師(「痴人の愛」)。
音曲の師匠・春琴に尽くす弟子の一生(「春琴抄」)。
揺るがぬ美意識で問題作を世に問い続けた谷崎潤一郎の戦前の傑作四篇を一冊におさめました。
井上靖による「谷崎潤一郎伝」、そして巻末には詳細年譜を収録。
明治・大正・昭和にかけての
絢爛にして強靭な小説をお楽しみください。
みんなの感想まとめ
多様なテーマと独特の文体が魅力の作品群であり、それぞれが異なる感情や美意識を描写しています。特に「刺青」では、彫師と女性の関係が深く掘り下げられ、感情の波が巧みに表現されています。「痴人の愛」は、登場...
感想・レビュー・書評
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一言で言うなれば魅力
読みながらロリータの映画を思い出したので
最後はそうなるのかと思ったけど
全然そんなこと無かった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
河合がナオミを憎み、ひれ伏すまでの感情の動きが波のように表現がすごかった。そこのみ。
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タイトルは聞いたことのある名作ばかり。まずどれも文体が大きく異なることに驚き。「春琴抄」は句読点を排した文章がとにかくストレスだったが有名なラストが読めて満足。「痴人の愛」は知名度の割には平凡な痴話に思えた。「刺青」の方が凝縮されていて好み。
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「刺青」変態性。刺青を彫るということの耽美さは、たしかに「蛇にピアス」や「国宝」でも描かれており、理解できなくはない。この話はその先。彫り師としての作品の追求、というよりは欲望の追求。作品の土台となる理想の人体を見つけたとき、その人体が手に入るか手に入らないか。
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キモい
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能力が足りなく読み進めるのに苦労した
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ティファニーで朝食を、のホリー・ゴライトリーのような小悪魔女かと思ったら、もっと強烈なナオミだった。
ここまで男性を魅了するような小悪魔さが欲しい
人を傷つけない範囲で。
「意地悪!」
「どうして意地悪よ、可笑しな人ね。―――あたし湯冷めがして来たから早くして頂戴」
その一刹那、私はいきなり剃刀を捨てて、彼女の肘へ飛び着きました、―――飛び着くと云うよりは嚙み着きました。 -
【戦前の傑作四篇と井上靖による評伝が読める!】美しく驕慢な女に無条件でひれふす男達の姿は宗教的法悦境にあるかのよう。絢爛な文体と鮮やかな風俗描写、小説の神髄に酔いしれる。
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著者プロフィール
谷崎潤一郎の作品
