- 文藝春秋 (2021年9月1日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784167917524
みんなの感想まとめ
日常から少し逸れた異世界での冒険が描かれ、主人公が翻弄されながらも目的に向かって進む姿が印象的な物語です。ファンタジー要素が強く、特に三崎亜紀の過去作を知る読者には、リンクを楽しむ要素が散りばめられて...
感想・レビュー・書評
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連載ではなく単行本として出版された本のはず…なんというかどのような読者を想定して書いたのだろうか?
三崎亜紀ファンでこれまでの作品を読んできたのであれば、出てくる要素と過去作とのリンクを少し楽しめると思うのだが、内容はヤングアダルト向けのファンタジーっぽい印象(昔NHKの夕方放送されてた少年少女を主人公にしたドラマのような雰囲気)なので読んでいて「自分は読者層の話なのか?」と考えてしまった。
また、三崎作品初の人にとっては「地味なファンタジー」として見えるような気がする。
「日常から少しずれた世界」よりも濃くファンタジー要素に近づく作品は「失われた町」などにもあったけれど、では"何を伝えたいのか"がいまいちよくわからなかった。
後半になるにつれて、地味さの原因でもあるのだが現実では「見えないもの」をモチーフとして扱っているように読めてくる。
「童話」として捉えると(上記で感じてた違和感なども払拭して)すごくしっくりくる。
巻き込まれた主人公が、翻弄されつつ目的に向かっていく。その途中で登場人物の思惑が見え隠れするのだが、それも少しぎごちなく臭わせる。
なんか下手なのかなんなのか、登場人物に対して「いや、それ後々こうでしたとか言い出す何か言葉を今飲み込んだでしょ?」とツッコみたくなるセリフや場面が多かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やはり三崎亜紀氏の本は自分と相性が合う。ユーリは何故か故郷に戻らなくてはいけない焦燥にかられて何年振りかに小学生の頃から片時も離さない30センチ物差しを持って帰る。酩酊状態でバスに乗り着いた先は異世界。アンバランスな世界で施政官、エナ、など様々な周りから蔑まれていた人がその人たちのために世界を取り戻す。そして何故物差しを捨てずに持ち歩いていたのかも後半で分かる。
できない事を可能にするのではなく、できる土台の上でできない事を出来る事にするが必要なのでがむしゃらに、ではなくて日々の努力、経験も必要だと教えてくれた。 -
(読んだ当時の記憶より)
異世界に迷い込んでしまった主人公がどうにか元の世界に戻ろうとする話。
中世ファンタジーではなく、民族的で独特な感じの世界です。
タイトルから、最初は主人公が小さくなって冒険するのかなと思いましたが、どうも30センチ定規のことのようです。
じょ、定規??定規がキーアイテム???と困惑する自分。
そんな神器みたいな位置に定規を持ってこられても。
ですがこの作品は、滅茶苦茶な法則のユーモラスな世界を主人公と一緒の目線で見る事が出来ます。定規がいくら凄くてもなあ…!と思いながら読んでいたのに、後半の展開は緊迫感がありどきどきしながら楽しませて頂きました。
ファンタジーとして異色ではありますが、テーマの扱いが上手くて面白かったです。異色作品だぞ!と心構えをしてから読むのが一番楽しめそうな気がします。本棚に並べておきたい、良い作品です。 -
表紙に惹かれて読んだけど内容はうーんって感じだった。最後皆幸せそうでよかった
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現代に特殊な要素を加えて再構築する三崎ワールドが、今回は童話的絵本的イメージで軽く薄くなっている。一応はファンタジーになるのかな?登場人物もみんな単純で面白味がない。ラストのオチは・・むしろしらける内容。手法を変えて新鮮味を出そうとしたのかな?それなら失敗の部類。全体の流れで矛盾も感じるし・・それでも雰囲気は好きだったかも(笑)
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【バスで迷い込んだのは奇妙な「異世界」だった】突然、男は「大地の秩序」が狂った世界に迷い込み……。奇妙な災害に苦しむ人々を救うため、30センチのものさしを手に立ち上がる!
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三崎亜記の作品
