文豪お墓まいり記 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2021年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167917548

作品紹介・あらすじ

終戦前夜の岡山で谷崎潤一郎は牛肉を手に入れ、敬愛する永井荷風を精一杯にもてなした。

森鴎外に憧れていた太宰治の墓は、鴎外の斜め向かいに建てられた。

生涯独身だった深沢七郎は、自分の葬式用に、自らお経をテープに吹き込んだ。

中島敦に太宰治、澁澤龍彦、幸田文、夏目漱石、そして深沢七郎まで。

現代の人気が、26人の昔の作家に会いに行く。親しい人と一緒に、時には一人で。

電車に乗り、最寄り駅で降りて花を買い、ついでに食事処でお腹を満たし、

そしてお墓の前へ。墓の中の人と存分に語り合えば、自分の生き方も見えてくる――

楽しく豊かな墓参り案内&文豪人生ガイド! 

(文庫あとがき「世界の文豪お墓まいり記」収録)

みんなの感想まとめ

文豪たちの墓を訪れることで、彼らの作品や人生を再発見する旅が描かれています。著者は、終戦前夜の岡山での出来事や、太宰治と森鴎外の関係、さらには生涯独身だった深沢七郎のユニークなエピソードを通じて、文豪...

感想・レビュー・書評

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  • 実は山崎ナオコーラさんは初読みです。

    素敵な文章ですねぇ。そして、私も好きな作家さんのお墓参り。

    読んでいて、気持ちが落ち着くと思いながらページをめくりました。

    私は織田作之助や中島敦も好きなのですが、作品を紹介しながらのお墓参り、本当に素敵です。

    中島敦は行こうと思えば行けますが、織田作之助はこのコロナ禍ではしばらく我慢ですね。

    秋の一日、お花を持って好きな作家の元へ行く。

    とても素敵なエッセイでした(*^^*)

  • 読む本、好きな本は風雪(出版の嵐)に耐えて昔から現在まで残っている本(作品)が多い。
    つまり文豪と言われている作家の作品ということか。

    山崎ナオコーラさんの『文豪お墓まいり』の文豪お墓は、わたしの好みの文豪が多々。お墓の前で作家の作品を思い、自身のあれこれを思う作者に親しみを感じた。

    文豪とは何ぞや、100年も50年も名前が残っている作家?作品が長く読み継がれている作家?

    たまたま、夕べBSNHKの「西村賢太」のドキュメンタリー映像(再放送?)を観た。
    一昨年突然死なさったそのお墓は、郷里でもない石川県七尾市の西光寺だという。

    しかも、西村賢太が晩年「藤沢清三」という永らく埋もれていた作家に「没後弟子」として、私淑したその方のお墓の隣に割り込んだかたち。生前「藤沢清三」のお墓の管理もされているので、無理がきいたのか。(今は番組見ただけでは正確には記憶に残らない詳細もネットで再見できる便利さ!)

    『文豪お墓まいり』で知ったのだけど、太宰治もあこがれていた森鴎外のお墓の斜め向かいだ。
    両方とも後世にあまりにも有名で、訪れておまいりするひとも多かろう。

    西村賢太さんの場合はどうだろうか?それをねらったわけでもないだろうけど、そうかもしれない。


  • 知らない文豪もいたので、なるほどな〜と思いながら読んでいた。
    淡々としていて読みやすい。

  • そういえば昔、太宰治のお墓に行ったことを思い出した。
    好きな作家さんならお墓参りもしたくなるものだ。
    「細雪」読んでみようと思った。

  • 夏目漱石や星新一他、作家のお墓がありお参りができるの!?墓=家族だけの物じゃないんだな。私は他人の墓に手を合わせたことがないと振り返ると古墳を観光で見るのが申し訳なくなってきた。出掛ける際はマナーと美味しい食事を忘れずに。

  • 太宰のお墓参りには行ったことがあります。好きな作家さんが結構出てきたので自分も一緒にお参りしたような気持ちになりました。

  • 学生時代は近代文学を好んで読んだ。
    その頃に太宰を好きになり、卒論も太宰にした。
    卒業してからは近代文学を手に取ることも無くなったが、たまに触れると、無性にあの頃が懐かしくなる。
    この本も、そんな時に出会った。
    存じ上げない作家さんのお名前やエピソードを検索しながら読んだので時間がかかってしまったが、とても楽しかった。
    お墓にも生き様や人柄が出ているようで、不謹慎かもしれないが、面白いと思った。
    文豪のお墓参り、良いなぁ。

  • お墓まいりのエッセイとは!
    文豪同士の結びつきだったり、現代作家との関わり合い方だったり、興味深い。

    もっともっと近代文学を読み込んだあとに、わたしもお墓まいりしてみようかなぁ。

  • 太宰治、谷崎潤一郎も好きだけど、お墓参り行ったことないなぁ、 
    意外と家の近くにも文豪のお墓が何個かあって 
    興味が湧いたし、
    知らない作家の方もいて読みたくなった。
    とりあえずまずは三鷹まで行ってみようかな。

  • 明治大正昭和初期の文豪のお墓を訪ねながら、その文豪の人となり、作品を紹介する本。よく知らない文豪もいたがその紹介の仕方が上手く何人かの文豪に興味を持った。タイトルの「お墓まいり」に惹かれ読み始めたが、お墓のある町、食べ物屋さんの事が書かれていて自分もちょっとした旅気分になれた。

  • 読みやすい文章。作者の死生観もとても良いです。恥ずかしながら知らない文豪もいましたが、それぞれの人生を少し覗けて想像するのも楽しい本。

  • 【人気作家が、あの文豪に会いに行く。26人の人生ガイド!】互いに交流する文豪たち。その人生を思いつつ、現代の人気作家がお墓まいり!食事処やお墓の地図ありの楽しいガイド。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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