- 文藝春秋 (2021年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167917555
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独裁者の時代を生き抜くためのヒントが描かれている本書は、歴史的背景を踏まえた独裁者の実態を解説し、現代社会におけるその影響を考察しています。読者は、独裁者が持つ権力の構造や、長期的な政治運営の利点とそ...
感想・レビュー・書評
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独裁政治とは、一個人または一党派が権力を独占した政治体制のことを指す。
この定義に当てはめると、ロシア(プーチン)、中国(習近平)、北朝鮮(金正恩)などが当たる。
アメリカもトランプ政権時は独裁政治のようだったが、2大政党のため政権交代が起こりトランプの行動にストップがかかった。
日本も自民党の一党支配状態が続いており、安倍政権では独裁政治色を年々強めていった。
トランプは大統領令を、安倍晋三は閣議決定の制度を乱用し、議会の承認を得難い案件をいくつも独自に決めていた。
大企業は承認システムが複雑なため決断が遅く、小規模な企業はトップの考え一つなので決断が早いと言われる。
日本では反対意見がまかり通る衆参ねじれ国会の時代は物事がなかなか決まらなかった。
独裁政治の利点は決定が早く、その実行にも強制力があるので、物事が早く進むということだ。
独裁者が国民目線で物事を判断するなら良いが、自己保身に走り易く反抗勢力の切り捨てに神経を使うようになる。
独裁政治の特徴といえるのが、言論や情報の統制で独裁者に対する批判は徹底的に排除することだ。
トランプや安倍晋三・菅義偉がマスコミや有識者に圧力をかけて言論の自由を妨げたり、情報操作を行ってきたことは怖かった。
他の共通する独裁者の特徴は「平気で嘘をつく」ことと「決して責任は取らない」ことだ。
本書は、『ニュースの“そもそも "池上彰の「どうしてこうなった?」』を再編集し、加筆修正し、改題したものでした。
第1章が、なぜ「独裁者」が支持を得るのか? 米・中・露と悩める国々
第2章が、政治、経済、災害に人口減少…… 日本を蝕む「国難」とは
の構成にしているので、「独裁者」だけに特化した内容ではなかった。
日本の「国難」が色々と述べられていたが、私は政治家の資質の低下が今の日本の「国難」だと思っている。
岸田首相が2023年にもなって「異次元の少子化対策」などと言っている。
消費税を8%から10%に上げるのは「子育て支援などの社会保険予算に充てるため」と公約して衆院解散選挙したのに予算が増えていない。
消費税1%で2兆円なので、公約通りなら社会保障費が4兆円ほどアップしているずなのに、増税前と増税後で変わっていない。
本当ならどれだけ成果が出ているかが測れる頃なのに、増税分を何に使ったのかも良くわからない。
安倍政権は放送法の解釈を変更して、マスコミに圧をかけ反自民の意見を排除していたが、当時の高市早苗総務相の威圧的発言が今また問題になっている。
報道の自由に関する国際ランキングの日本の順位は、民主党政権の時に11位まで上がったのに、一気に下がって70位辺りが続いている。
民主党政権時には、報道制限なく政権批判ができるように自民党の権力者が裏で動いていたのかと勘ぐってしまう。
岸田政権になって独裁政治感は弱まったが、いまだに自民党政権に忖度している社会の空気は感じる。
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たまたま "27のヒント" をキーワードにして本の検索をしたら何冊もヒットしました。
27という数字に何か特別な意味があるの?
と疑問が湧いたので調べてみたら、27はエンジェルナンバーといって、あなたの努力を認める数字とされているようでした。
そんなこと知らなかったので私は本書のタイトルに無反応だったけど、27という数字に反応する人が結構いるということなのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
27もヒントがあったかも忘れている。反対者を弾圧しているのもあるだろうけど、習近平やプーチンなどのお歴々の方々は面子が変わらない。万が一ではあるが独裁者が責任を取るという権利構造ならば独裁政権も長期的ビジョンで政治が執り行えるメリットがある様にも思う。
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コロナで、「安全」と「安心」の違い。
安全は検証できるが、安心は主観的受け取り方次第。
今、マスクの有り、無しも、この安心という受け取り方であり、その違いを政治家は、どう受け止めているのだろうか?
さて、この著者池上彰氏が、以前から言ってらしたように中国に独裁者が、誕生と、・・・今、台湾・香港が、一つの中国として、吸収されそうな勢いである。
半世紀程前に、香港が、まだ英国の元であった時に行ったけど、その当時の方が、香港は、恵まれていたのでは、・・・
さてさて、第1章
アメリカの「オピオイド」のがん治療薬の話から始まる。
中国の2035年ん迄に経済力を向上と、周国家主席は、この年迄任期を務めるつもりであろうか?
余り、日本では、耳にしない、ロシアの飛び地カリーニングラードの話も、バルド三国同様に、悲惨な歴史があると。
ドイルに占領されたり、ソ連に占領されたりと、・・・2014年にロシアがクリミア半島を併合して、今、ウクライナヘと侵攻を進めている。
3ヵ月で、終着するとか言っていたのに、今だに、侵攻も止まらないし、停戦もしていない。
これからの社会はどうなるのだろうか?
クルド人の 独自の国家を持たない世界最大の民族と呼ばれる人達。
その数3000万人で、独自のクルド語もあり、イスラムのスンニ派。
国の利益の為に翻弄されている。
ミャンマーは、仏教徒。
そのミャンマー西部に住むイスラム少数民族のロヒンギャは、国籍の持たない民族になっている。
読んでいて、戦争や闘争で、身の置き所の無い民族が居る事に、気付かされるのは、やはり、日本という幸せの国に住んでいるからなのだと・・・
スペインのカタロニア。
サウジアラビアの王子の大粛清。
韓国大統領の末路。
ダライラマ14世のパンチェン・ラマの認定で、チベットもどうなるのだろう。
北朝鮮の嘘。
ジンバブエの大統領、ムカベしは、絵本にもなって立派な大統領と、思っていたのだが、コンゴの地下資源が、目当てで、軍を送り込んだりと、・・・ハイパーインフレに陥る事態に。
マレーシアの92歳の首相、マハティール氏。
世界最貧国のイエメン。
子供たちが学生の時に、池上彰氏の本で、世界感の理解力を深めたと、言っていたのだけど、本当にわかり易く、今のニュースの解説が、とてもよくわかる。
そして、世界情勢は、これから、目まぐるしく変わって来ている。
新聞、テレビ、スマホ情報だけでなく、理解するには、このような解説をしてくれる方が、頭に入り易いと、思いながら、今度は、経済問題や、そして参議院選挙に向けての話が、聞きたい思いで、本を閉じた次第である。 -
独裁者なんて昔の話かと思うけど、今の世は独裁者の出現傾向が強くなっているらしい。
中国、北朝鮮、ロシア、トランプも安倍さんもそうだったか?
独裁国家は物事を決めるのが早いという利点があるけど、私はやっぱりいやですね。
任期におわりがなく、誰も批判できない立場。
自然とそうなるわけないから、自分でそういう状況を作っていくんでしょうね。
No.2を排除したりして。
後半は世の中全体の話になって、テーマが独裁者からずれていった。
池上さんの他の本とかなりかぶっていた。
たくさん本を書いているから、
ごっちゃになっちゃったのかな? -
経済を支える屋台骨はやはり人口。
最後の村上さんとの対談で、長期的な日本の問題は人口減少。セルフィッシュな高齢者が憚る日本を変えたい。 -
2018年頃の世界情勢の振り返りができます。
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【混乱の時代にもたらされる池上さんからのヒント!】あらゆることがスピードアップするも政治は追いつかない。状況を一気に引っくり返す英明な指導者が待望されると警鐘を鳴らす一冊。
著者プロフィール
池上彰の作品
