こちら横浜市港湾局みなと振興課です (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2021年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167917630

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

仕事の現実と横浜の魅力が交錯する物語は、架空の港振興課で働く二人のキャラクターを通じて描かれています。特に地元横浜を舞台にしたストーリーは、ハマっ子にとって親しみやすく、地理や歴史に根ざしたユーモアが...

感想・レビュー・書評

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  • 横浜市役所の架空の部署・みなと振興課を舞台とした連作短編集。
    最初の3作品までは、お仕事小説+日常のミステリー的な作品で、「行こう」シリーズの安定感を感じながら読んでいたが、後半は新人の市役所職員・城戸坂の先祖の話にシフトしてしまい、最後まで読むのが辛くなるぐらい、一気に面白くなくなってしまった。
    実際に存在する部署をモデルにしているらしいが、こんなにしょっちゅう仕事をさぼって、個人的なことを調べていて、よく仕事に追われているというものだ…と普通の会社勤めの人間ならば思うだろう。
    市長まで巻き込んだ割には、ラストも何とも拍子抜けで、果たして市長の件は必要だったのだろうか?

  • こんなに濃密に仕事をしていたら2日で目が回ってダウンしてしまうぞ。仕事組織の雰囲気や内容がよくわかって楽しいが、過剰なバイタリティとアビリティの演出でエンターテインメント感を出すという作戦が、全体に平板な印象を作ってしまっている感触あり。これは真保の作風であって、良い悪いの問題ではないかもしれないが。

  • なんだろう。
    ごめんなさい。合わんかったです。
    気持ちが入らんかった。

  • 山下公園前に浮かぶ氷川丸、象の鼻パーク、コスモワールドの観覧車、戦前にあった船員下宿、外国人居留区、横浜開港祭…。横浜市港湾局みなと振興課の名コンビ・暁帆と城戸坂が、横浜に隠された謎を解き明かす!
    しかし、最近の真保作品はどうしたことか、昔のようなワクワク感が消えてしまったのが寂しい。

  • 馴染みのあるある横浜港や山下公園などが舞台。前半はサラサラと読めるのだが、後半になってくると、幾つもの事柄が重なり、もう理解不能、字を読んでいるだけ、滑っているだけでわかってる?という感じになってしまった。そんなにいくつも重ねる必要があったのか、納得、スッキリとはならなかった。

  • ハマっ子であれば、大体の地理背景や歴史背景が共有できているため、かなり楽しい!旧市長への皮肉か?とうい箇所も多く、にやけてしまう。
    逆にバックグラウンドのない読者は一寸置いてけぼりになりそう。

  • 公務員は大変だな、と。

  • 超絶頭のいい新人が謎を解く

    けど、ご都合主義で無理やり道筋作ってるので、全然引き込まれない。夜の写真と覚せい剤でギブアップ。

    真保裕一だから期待したのだか…過去の小役人シリーズとは及びもつかない

  • 5つのストーリー連作のようになっている第一章「もう1人の舞姫」では作品のベースに森鴎外の「舞姫」に見る男の身勝手さと純真な踊り子の悲恋のストーリーが練り込まれているのだけれど作品の中の男と女性は意外な優しさで繋がれてホッとする結末を見る。
    全編、架空の港振興課で働く船津暁帆と驚くほど優秀な新人課員 城戸坂泰成のコンビが謎を解く。

    私の地元横浜を舞台に、しかも私が目指した船乗りに縁の深い港の仕事をこなしながらの事件解決に活躍する2人の物語。のめり込んで引き込まれるかと思いきや、地元という事がリアルな街並みや風景を追い求めてしまい本を読む時の自由な想像が削られてしまうという難点があった。

    この作品で「ボーレン」と呼ばれる船員下宿の存在を知った。
    多くは単なる宿ではなく船員の仕事を斡旋したりする裏で、船員になりたい者に金貸しをしたりして借金で首が回らないようにして縛り付けておくような暗い面のある施設だ。
    大学の「船員政策」という授業で教授が何かの際『「女工哀史」ならぬ「船員哀史」というべきかな』と言っていた事を思い出した。

  • 港関係が何でも振られてくるみなと振興課。

    祖父の過去を探るために入所したエリート新人と楽をしたいのに責任感に追われて手を抜けない先輩の女性が、女性新市長の支援も受けて県政に巣食う利権に斬り込む。

    結末の再開のシーンは港横浜を象徴して印象的。

  • 役所の職員も、首長も、この物語の登場人物のように、真摯にひたむきに物事に向き合ってくれる人ばかりだといいのになと思った。
    政治は嘘ばかりだけど、嘘はだめ。大事なことは子どもの時に全部教わっている。

  • 謎解きの謎が入り組みすぎで、スッと入ってこない

  • 横浜市港湾局みなと振興課で働く暁帆の部署に、エリート新人城戸坂が配属される。
    暁帆と城戸坂は一緒に働くうち、いろいろな事件に遭遇して。。。というお話。
    公務員というのは、売上にかかわらない分、働き方がゆるいのかと誤解していたが、「黒子に徹する」というのもそれはそれで大変な仕事なのだな、と認識を新たにした。

  • 横浜市役所の職員が活躍するミステリー小説。港湾都市である横浜の歴史を使って壮大なストーリーを展開している。

  • 港は人の出会いを結ぶ素敵なところだなぁと思った。
    横浜について少し知れたような気分になる本。

  • こんな新人はいないし、活躍させる土壌もないな。横浜市役所に。市長と一般の職員がこんなにフランクにコミュニケーションとるとも思えず。いまいちリアリティがなかったな。戦前の話とのリンクも「え?それだけ?」って思ってしまった。

  • <学生コメント>
    ミステリーの名手が、出会いと別れの町・横浜で働く公務員を主人公に、壮大なドラマを紡ぎあげた。読めば横浜に行きたくなる港町・横浜ならではの、出会いと別れの物語。

  • 第一章 もう一人の舞姫 第二章 夜のカメラマン
    第三章 港の心霊スポット 第四章 氷川丸の恩人
    第五章 ふたつの夢物語

    横浜市港湾局 みなと振興課
    横浜らしい部署で働く暁帆さん。新入りの城戸坂くんと共に働く、働く。本来の仕事以外でもその動きっぷりは止まらない。元気だねぇホントに。疑問は解消しなくちゃぁね♡♡
    課長の新鮮な面も見つかったしね ^0^

  • 202110/横浜が舞台なのでなじみある所が多々出てくるのは面白かったけど、肝心の登場人物達のキャラと物語があまり楽しめなかった。最初はとても面白そうだったのに、どの章も設定盛り込み過ぎに思える謎や偶然要素にひっかかりを感じ、終盤の市長・土地絡みの話も自分にはつまらなかった。主人公達も好みではなく、激務に追われてるっていうけど、仕事放り出して謎解き活動ばっかりしてるし笑、女性先輩・男性後輩のキャラテンプレ感もあった。舞台的にもキャラ的にも映画化ドラマ化しやすそう系ってかんじ。

  • 2021年11月09日読了。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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