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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167917654
みんなの感想まとめ
テーマは灯台守という独特な設定を背景に、過去と現在が交錯する物語です。物語は、主人公が灯台に向かう途中での不安な体験や、灯台長の日記を通じて明かされる因縁に焦点を当てています。特に、白い怪異や過去の出...
感想・レビュー・書評
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単行本でも読みましたが、文庫本では、ある元灯台守の話が特典でついているので購入。
ミステリーだけど、ホラーの世界をしっかり味わうことができる作品。もちろん、謎解きが終わっても。
解説の松江松恋さんの「目次から読者に騙りかける」という言葉で、最後にまた目次を見返した。
ずっと不安がよぎる中読み進む感じ、こわかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
炭鉱での殺人事件から幾年、物理波矢多は灯台守になっていた。海上の安全を守る要として、気の抜けない僻地での仕事に就くことで国への貢献を果たそうとする。新たな赴任先へ向かう途中の海岸で白いもやのようなものを見るが、案内の水先人は口をつぐむ。20年前の言い伝えに込められた灯台守の真相は・・・?
物理波矢多シリーズの2作目。前作で炭鉱夫の道を諦めた物理、勉学の末に新たに就いた職は灯台守でした。海沿いという僻地かつ拘束時間の長い仕事として奥方に嫌がられるような一方で海運の安全を守る誇り高い仕事でもありました。前回が炭鉱の蘊蓄で飾られたのと同様に今作は灯台の歴史に触れていく。そして海にちらつく白い影の謎、その正体は20年前のある灯台守の伝承にまで遡っていく。ミステリーというよりかはオカルト要素の強い物語でしたね。 -
今回の物理の仕事は灯台守。冒頭の灯台の歴史の話が面白かったです。そしてその後に続く灯台に至るまでの山道でのゾワゾワくるストーリー。古典的なコワサでナイスです。全体的には面白くないわけではないのですが、このストーリー、まず何が謎なのかがわかり辛い。殺人事件が起こるのかと思いきや、そんな事件が起こるわけでもなく。かなり期待していただけに少し残念。それでも最後は、あー、そう繋がるんだというところは、三津田作品らしくて良かったかな。
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物理波矢多シリーズの2作目。前作「黒面の狐」とはまた違った方向性で物語を展開してきたところが面白い。
今回は「灯台守」テーマということで、灯台という閉鎖空間で過ごす男達に襲いかかる怪異モノになるか…と思いきやそうではなく、灯台が建つ地域(僻地)の因縁をテーマにした物語でしたね。
一部と二部で現在と過去が語られ、第三部で解決篇を描きつつも、第三部のタイトルが「五里霧中」ってのが良い。この物語の展開のさせ方、大好きです。映像演出でも見てみたいぐらい、ここぞという見映えポイントでしたね。
今回は怪異ウェイトが高いので、ガチ本格を求める人には評価は渋くなるかもしれませんが、怪異の雰囲気と物語の組み上げ方が大変私好みでした。
著者プロフィール
三津田信三の作品
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