- 文藝春秋 (2021年10月6日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167917746
感想・レビュー・書評
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https://note.com/mizuho_furu/n/n5dd558b8d8ae
文春文庫『クリスパー CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見』ジェニファー・ダウドナ サミュエル・スターンバーグ 櫻井祐子 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167917746詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲノム編集技術であるCRISPR。エマニエル・シャルパンティ氏とともに、2020年にノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏による著書。その技術はCas9酵素を用いてガイドRNAで標的DNAを切断する。塩基配列を思いのままに操れるまさに夢の技術。一方、優生思想に基づくデザイナーベイビーや人体増強や細菌兵器といった軍事転用の懸念も否めない。
本書では前半では著者の細菌基礎研究者としてのキャリアをなぞりながらCRISPER発見に至るまでの道のりを振り返り、中盤ではCRISPERを活用した遺伝子性疾患などへの応用医療の事例、後半ではCRISPERという「神の技術」に対する道徳的問題や倫理的課題とそれらに対する取り組みが語られている。
本書を読んで最も良かったと思うのがCRISPER技術がジェニファー・ダウドナ博士とエマニュエル・シャルパンティエ博士により発見されたこと。この技術の持つ素晴らしさとともに恐ろしさに目を逸らさず真摯に向き合い、国際的な倫理フォーラムを開催している。オッペンハイマー氏のように発明と利用を切り離すのでなく、表裏一体として扱う倫理観を持った著者らに発見されたことは人類にとって有望な光といえよう。 -
第二部のクリスパーが人類に及ぼす影響、特に生殖細胞への干渉における社会的意義についての解説はは読み応えあった。
一部の専門家だけの象牙の塔であってはならず、一般人も含め断続的、建設的な議論が必要となるというメッセージ。つまりは、自分も傍観者でないのだと痛感させられた。
正直具体的な仕組みは理解できないが、クリスパーがとてつもない技術的ブレイクスルーであることは伝わってくし、数十年前のSF小説の世界が目前に迫ってるというある種の焦燥感を受け取った。メリットデメリットがある技術を扱うにあたり、慎重に進めて姿勢の大切さを、それがさまざまな観点から見極めていくのだ。
今日での到達点はいかほどなのだろう。日々のアンテナを張って注視していきたいトピックであるね。 -
電車の中で、この本の(図書館で借りた風の)単行本を読んでいる学生らしき人を見て、何故か気になり買って読んでみました。遺伝子編集でノーベル賞を取った学者の書いた本です。予想したより数倍読みやすく、また、後半のこの技術に関する倫理を含む危惧と対応する取り組みも感銘を受ける内容でした。最近でた「コード・ブレーカー」は、この作者の評伝なんですね。遅ればせながら読まねば。この辺りの知識は、我々一般人も良く勉強して議論に参加できるようになるべきですね。中学校や高校の生物の教科書が昔と比べて様変わりしていることも納得です。おすすめです。
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2025年3月27日、メルカリでキーワード「低位株」で出てきた「個人投資家が勝てる低位株投資」を出してる人がほかに出品している本。800円。東大に関係ありそうな本を出品してる人だった。
ほかの出品物を見てると「株トレード 1億円を目指すチャートパターン 短期急騰銘柄で資金を回転させる!」という本があり、その本のAmazon︎︎レビューを見たら、その本は良くないと書いてる人がいた。→このあとこの人が高評価してる本を10冊ぐらい登録した。★4に入れた。 -
最近生物学的なものに興味あるようでして、こちらを読みました。
2012年CRISPR-Cas9(通称クリスパー)という遺伝子編集技術が発明されました。
この新技術により、遺伝子編集が簡易になり、すでに筋肉ムキムキの犬や中々腐らないトマトなどが開発されていて、マンモスを復活させようというようなプロジェクトがすでに始まっています。
前半はどのようにCRISPR-Cas9が発明されたかの科学者の熱意ある毎日の話、中盤はCRISPR-Cas9によって生み出されたものとこれから生み出されようとしているもの、後半は遺伝子編集による危険や弊害です。
特にヒトゲノム編集には注意喚起がされていますが、注意喚起するための会議を著者であるダウドナ氏がナパバレーで開いている矢先に、中国から人間の胚を遺伝子編集した論文が発表されます。これが2015年のことです。
今の話はまだ僕は追えていないのですが、読んだ印象として「僕たちが生きている間にヒトゲノム編集は行われるようになり、例えばありとあらゆる免疫を持つスーパーベイビーが生まれる、というようなことは起こるだろう」と思いました。
つまりより人は死ににくくなります。
視点をかえて、人口動態について目を向けると昨年の世界人口は80億4500万人です。1900年の世界人口は16億5,000万人だったことを考えると、ここ100年の人口増は異常です。中国一国で14.12億人のため、1900年頃の世界人口とほぼ同じ人口が一国にいます。
資源開発のための森林破壊など、人が増えれば増えるほど地球への負荷がかかることを考えると、人が増え続けることははたして良いことなのだろうかとよく考えます。
かといって、明日死ねと言われても死ねないし、僕たちが生きている間というのは、この「死なない自分」と「地球への負荷」というバランスを考え続けないと行けない時代なのだと認識しています。
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文庫
ジェニファー・ダウドナの作品
