レフトハンド・ブラザーフッド 下 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2021年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167917777

みんなの感想まとめ

事故をきっかけに双子の兄が宿る高校生の物語は、ドラッグや暴力、そして兄弟愛が交錯する緊迫した展開が魅力です。主人公の岳士は、危険ドラッグ『サファイア』に溺れながらも、兄の存在に導かれ、真実を追い求めま...

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!
    上下巻を並べてみると、この表紙は秀逸!

    事故をきっかけに左手に双子の兄が宿った高校生の物語。
    この手の設定は正直あまり好きではありません。
    オカルトなのか、本人の幻想なのか、エイリアンハンドシンドロームなのか?

    下巻です。
    ますますドラッグと彩夏にのめり込んでいく岳士。
    さらにドラッグの影響からか海斗と岳士の関係も徐々に変わっていきます。
    そして、いよいよ錬金術師の正体が明らかに..
    そして真犯人は..
    おおよそ想定通り(笑)
    下巻ではどんどん伏線が回収されるのであまりコメントできません(笑)

    しかし、最後の最後、ぐっと熱いものがこみ上げました。

    ドラッグ、セックス、暴力とR指定ばんばんのエンターテイメントストーリでした。

    お勧め!

  • 事故の影響で左手に亡くなった兄の人格が宿った主人公が、殺人事件の容疑者にされてしまい、冤罪を晴らすために闇社会に蔓延るドラッグ「サファイア」の謎を追っていくという物語の下巻。
    登場人物が少ないので“錬金術師”の正体はなんとなく分かってしまったものの、そこから二転三転して、展開が読めなくてとても面白かったです。そして後半の兄である海斗の言動の真意にびっくりしてしまいました。最後まで兄としての役目を全うしていてとても感動しました。
    兄弟愛があふれる良い作品ですので、是非読んでください。

  • 下巻のスタート時点で主人公は完全にヤク中です。ずるずるとクスリに溺れていくので、読んでてイライラしました。ほぼ最後まで主人公に主体性がない。物語の主人公としては最低の部類だろ。

  • シリーズ、下巻。
    交通事故で双子の兄を亡くした岳士。
    その魂が左手に宿ったが、誰も信じてくれない。

    上巻では、危険ドラッグ『サファイア』を巡る岳士、危険な集団スネーク、警察、そして錬金術師の三つ巴・四つ巴の闘いが始まる。

    果たして、錬金術師とは誰なのか?
    そして、殺された早川の殺人犯とは、誰なのか?
    二転三転する真実、どんでん返しが続きます。

    最後は、兄・海斗の手紙により、全てが明らかに。
    そうだったんですね。
    熱い兄弟愛にウルウルです。

  • 上下巻で構成されたうちの下巻。高校生の主人公は事故をきっかけに左手に死んだ兄の人格が宿った。主人公は家出の途中で殺人事件に巻き込まれ、逃亡生活を送る羽目になる。真犯人を探るため危険なドラッグの密売組織に潜入する。

    上巻に引き続きスピード感のある展開で、ページを捲る手が止まらない。クライマックスでは期待を裏切らない真相と意外性、文章とは思えない迫力を感じられる。

  • 何度も使い古されたプロットで、予想通りな展開。
    錬金術師の正体も、海斗の行動もありきたりな流れかと思った。

    岳人と海斗の会話シーンが多すぎて、内容に入り込みにくかったかもしれない。

  • お馬鹿判断でイライラさせられた上巻、しかし気になって一気に下巻も読んでしまいました。
    知念実希人、さすがに上手いなぁ。すっきりまとまります。途中、成田美名子のサイファを思い出してたらまさにそのまんま。サイファ読んでた頃より、薬物抜くのが大変だという知識を得てるので(しかもこの30年位で薬物も複雑化してそう)臨場感もらいました。暴力、性、殺人、薬など盛り沢山なので、学校により中学でも要検討本かも。

  • 持ち前のボクシングの腕と<左手の兄>海斗の助言で
    数々の修羅場を乗り越え、
    危険ドラッグ<サファイヤ>を製造する
    “錬金術師”と呼ばれる人物の正体に迫ろうとする岳士。

    だが、岳士は隣に住む謎の美女・彩夏の魅力に溺れ、
    海斗の助言に耳を貸さなくなっていく。

    やがて最大の危機が訪れ、
    兄弟ふたりの最後の戦いが始まった。

    **************************************

    二転三転するところが、面白かった。
    素直に騙された感がある。

    ドラッグ仲間、隣に住む女性、警察官、兄、誰が嘘をついてるのか、裏切ってるのか、どれも当てはまり、考える隙を与えへんぐらい、スラスラと読めた。

    最後は、安定の着地点にたどり着いたというのがあるけど、それでも、ドキドキしながら読むことができた。

    泣くことはなかったけど、読み終わった後、
    あー、この子はまだ高校生やってんなと。

    学生にしては、すごい濃い人生を歩んでることに
    驚かされる。

  • 上巻の続きの感想だけど、やはり想像通りの展開。だが、ガッカリという訳ではなく、こうなって欲しいなと思った通りに物語が進むので、それなりに楽しい。想定外の展開、みたいなものではなく、普通に息抜きに読むのにちょうど良い。

  • 2024.03.01〜03.02

    岳志の思い、海人の思い。どちらも強いが故の結末。
    兄弟や家族の愛。重たいからこそ、辛くもあり、そして、大切なんだな。
    面白かった。でも、帯にある「感涙必至」は、私にはあてはまらなかったな。

  • 伏線回収がしっかりしててスッキリする。
    上巻から続きが気になって一気読み出来た。
    でも薬物関係と女性関係の辺りがそんなに盛り沢山に必要か?ってくらい描写が多く、ちょっと気になった。
    兄弟愛。でも最後がなんだか切なかった。

  • 主人公は高校生17歳。
    兄を失った事故によるダメージは
    確かに重すぎる。
    サファイアの奴隷に落ちてゆく弟を
    止められない左手。
    もどかしくて苦しい。

    左手の判断はやはり間違いなかった。
    なんて明晰な 天才的な左手なのだw
    迷った時は左手に従う。

    最後の嘘とは 誰を指すのか?
    だとしたらなんて深いんだ、、、

    毎回何かしらの違和感も残すけど、
    間違いないスピード感。
    一気読み必須の知念作品。
    面白いに決まってる。




  • 借りたアパートの隣の女性といい関係になり方向性が変わったと思ったら、女がドラッグを持っていた。そしてそれを使い気持ちいい事をする。刑事に捕まり、情報屋としてドラッグの売人の中に入り込んだり真相が段々とつかめて来た!最後は左手を切り落としたが事故として処理され、兄の幻想も無くなりハッピーエンド。

  • 兄弟愛の王道ストーリー。兄弟として普通の関係、からの仲違い、からの裏切り、でも実は、、、シンプルで良かったが、王道故の先が読みやすい展開。だがそれが良い!笑

  • 犯人は予想できたけど、そこまでの過程で
    オッ!と思わされ、楽しめた。

  • 知念さんの神作キタ。。上読み終わってから3時間で一気読みしてしまった。サファイヤ、錬金術師、兄弟の絆、伏線回収含めてラストまで怒涛の展開だった。ラストの展開に思わず涙しそうになるほどの感動とストーリーの精巧性に脱帽だ。サファイアを飲んだかのようなふわふわした感覚になりました。左手に宿った海斗、、、おまえってやつは。。事件の真相も面白かったが、この小説の本質は「どんなにツラい現実も自分の中でしっかりと受け止めて前に進む事、それが過去の自分や別れた大切な人と共に生きていく」ということ。これからの長い人生確実に訪れるであろう自分の大切な人の死、そして自分の死、メメントモリではないが、悲しむだけ悲しみ、その人と共に前を向いている生きていく、、人間という生き物の生き方のエッセンスが巧みに描かれていました。良作スギィ!!

  • 最初から暗くて読み進めていくと主人公がどんどん危ないほうへ進んで行くからハラハラした。
    主人公と彩夏は最後は前向きになれたのかもしれないけどなんだか失ったものが多いなと思った。

    幼馴染の女の子がどこかで出てくるかなと思ったけど出てこなかった。本当に主人公とその左手の存在に焦点をあてて描かれていた。

    左手に宿った海斗は主人公が作り出した存在だったようで、自らが消えることを望んでたと知って驚かされた。正直なところ、やっぱり主人公は早川を殺していて海斗は彩夏が庇うところまで見通していたのではないかとか色々考えてしまった笑
    左手を失くす以外に海斗がいなくなる方法がなかったのかなと思ってしまって読後はもやもやした。

    麻薬や性的な描写が多くて読んでいて暗い気持ちになった。

  • 後半はずっと海斗に騙されていた。どうすれば岳が左手を切断するのか、どうすれば岳を暗闇の中から救い出せるのか、それをずっと海斗は考えていたんだろう。苦しんでいたのは岳だけでなく、海斗も同じだったと思う。でも、それを岳に悟らせない海斗はやはりかっこよく、完璧な兄だと思う。

  • 何とも評価のし難い作品。
    設定は非常に奇抜であったが、知念作品ということで上巻に『エイリアンハンドシンドローム』といった病名がありその病気などを絡めた結末になるかと思いきやその辺りも曖昧な感じで終了。
    ストーリーにあるジャーナリストの殺害事件の真相もちょっと疑問符がつく。途中、事件に兄・海斗が加わったような記述があり意外性もあったが、最終的には尻つぼみな結論。
    岳士と恋仲になる彩夏の背景もあまり語られず、どの登場人物にも感情移入できないまま終わってしまった。
    最終的に岳士と海斗が下した結論が本当に良いものだったかどうか、ちょっと疑問が残る。
    帯にあった感涙は全くなかった

  • 1度落ち始めると転げ落ちるのは早い。
    「犯人わかったかも」と思ったら騙された。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。
2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に『天久鷹央』シリーズがある。
『崩れる脳を抱きしめて』、『ひとつむぎの手』、『ムゲンのi(上・下)』、『硝子の塔の殺人』、『放課後ミステリクラブ』で本屋大賞にノミネートされる。
その他著書に『仮面病棟』、『ブラッドライン』、『優しい死神の飼い方』、『機械仕掛けの太陽』、『祈りのカルテ』等がある。

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