帰還 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2021年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167917791

感想・レビュー・書評

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  • 新聞記者の同期である藤岡が、取材中の事故でなくなった。
    取材の撮影中に水路に転落して溺死たという。
    ただ、藤岡は過去の経験から水を極端に恐れており、他の同期3人は信じられない思いを抱いていた。
    互いに50歳を過ぎて、それぞれの道を進んでいたが、同期の死に納得が行かず、藤岡の調べていた何かを調べて始める。
    3人が同期のために辿り着いた先には…

    2024.5.11

  • 難しかった

  • 面白かったかもしれない。150ページで済む小説を400ページに延ばした駄作だ。とにかく本線に関わりない無駄話が
    延々と続く。プロットは面白かっただけに残念だ。

  • ふむ

  • 読中 故人 安倍氏の森友 加計問題が脳裏を過る。本作同様に真相は、闇の中であるが、真相を追う同期 各々の家族問題を絡めた描写は、なかなか楽しめた。

  • だいぶ時間がかかってしまったが、新聞記者という職種と人となりがよくわかった。
    年齢的にも50を過ぎゴールが見えてきた今だからこそ、後悔したくないという思いが胸に迫った。
    入社したての数年は、大したことはしていなくても、一生想い出に残るんだと改めて感じさせられた。
    後悔のない仕事できてるか?と強く問いかけられた気がしてならなかった。

  • まあ、こんなもんか。

  • 亡くなった記者の死に疑問をいだく、現3人の記者たちによる真相究明を巡る一作。3者3様の想いで謎に壁に挑んでいきながら、鍵となる過去の出来事を追求していき、テンポの良い展開に一気に読み進めてしまいます。ただし、スッキリ爽快なエンディングではなく、なんとなく曖昧な感じで閉じてしまったのが物足りないような・・・。

  • 藤岡が川で転落死を事故死とされその疑いを抱いた時の3人が助け合って最後に事件の真実にたどり着くその中の1人松浦がもし自分に何かあったらバックアップを頼むと言いながら乾杯をした。

  • 何か、作品に捕えられてしまったかのように、頁を繰る手が停められず、早朝から深夜に至るまで、随時時間を設けてドンドン読み進めて素早く読了に至った。
    松浦恭司が品川駅で新幹線の列車に乗車するという辺りから物語は始まる。車内には東京駅で既に乗車した、一緒に出掛けることになった高本歩美と本郷太郎が在って、合流して移動開始だ。
    3人は全国紙に既に30年程勤めていて、現在は各々に東京の本社に在る。記者として仕事を始めた当初、彼らは三重県の津に在る支局に在った。松浦、高本、本郷の3人は同期なのだが、もう1人の同期に藤岡裕己が在った。この藤岡が急逝してしまった。藤岡は四日市で支局長ということになって記者として活動していたのだが、事故で他界したということで、同期の3人は新幹線の列車で名古屋に出て、近鉄の列車に乗換えて四日市へ向かい、通夜、告別式に出ようということにしたのだ。
    地方支局での仕事をする記者が少ないということで、希望者が募られた時に藤岡は応募をし、そして四日市で活動することになった。藤岡は津の支局に在った頃に知り合った女性と結婚していて、三重県を度々訪れるというような縁は在るが、望んで四日市で活動するとした事情や想いを誰も詳しくは聴いていなかった。
    藤岡は写真撮影も得意であったのだが、最近は四日市で所謂“工場夜景”というような写真を撮り、それを中心にした連載記事を手掛けていて好評を博していた。その連載記事に用いる写真の撮影と見受けられる状況で、海に転落して死亡したということだった。
    若き日に藤岡と一緒に仕事をした松浦は知っていた。台風の最中、藤岡は川に転落してしまったことが在り、水を怖がっていて、加えて水泳が得意な訳でもないということをである。藤岡に関して、薄暗い水辺で夜景写真を撮るにしても、海に転落する可能性が危惧されるような無茶をする筈が無いと松浦には思われたのだ。
    通夜の後、松浦は事故現場を視に行く。現場の様子を視て、引っ掛かったモノが大きくなるばかりであった。藤岡が何を想いながら四日市に在り、何故事故死しなければならなかったのか、よく判らないことを知りたいという想いを、松浦、高本、本郷の3人が各々に抱いた。
    そして3人は連絡を取り合いながら「藤岡の死の真相?」を探ろうとするのである。
    本作の主要視点人物は、事件現場の四日市に出向いて動き回ることになる松浦ということになるが、章によって高本や本郷に切り替わる場合も在る。或いは、同じ作者の作品で多々見受けられるような感じである。
    学校を卒業して社会人になり、新聞記者の仕事に就いてから30年程を経た4人―1人は他界したが…―が物語の中心ということになる。藤岡の人生に関しては松浦が解き明かすような感になるが、松浦自身や、高本や本郷には各々の50歳代に入るまでの経過が在り、直面している現在の懸念や、今後への想いが在る。そんなことも吐露されるような物語だ。
    実は…自身はこの作中の4人と同じような世代だ。振り返られる彼らの人生の感じが、何やら酷くよく判る。そして、「藤岡の想いは何処に?」という謎が順次解き明かされる物語は、一寸夢中になる。
    藤岡の想いを探ろうとする3人のような年恰好となれば、納得しているような、納得していないような自身の人生への想いというようなことが多々在り、漠然とした、または少し具体的な形での少し先への懸念も出て来る。それは、作中で旧交を縁に出逢う周辺の人々に関しても一定程度共通する事項として描かれる。
    「記者が他界した仲間の事情を探ろうとする」という、或る種の探偵モノの枠に収まらないような、平成に元号が改まって日が浅かったような頃に社会に出て50歳代に入っているような世代の人生を問うような、味わい深い作品だと思った。
    振り返ると、最近はこの作者の作品を比較的多く読んでいるように思うが、気に入る作品が多い…

  • 事故死した藤岡の真相を追及して行く同期3名のストーリーだが、年齢が53才、新聞記者として会社員人生を過ごした人達の回顧録にも映った。3名の視点での描写も良くスピード感もあったが、最後が尻すぼみのような印象が残った。

  • 【入社30年、同期の記者たちの絆とは】四日市支局長の藤岡が川で転落死。事故死とされたが、疑いを抱いた同期の松浦たち三人はそれぞれの伝手をたどって事件の真相に迫る。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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