殺し屋、続けてます。 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2021年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167917838

みんなの感想まとめ

多様な視点から描かれる殺し屋の世界が、淡々とした描写とともに楽しめる作品です。新たに登場する女性の殺し屋や、依頼人側の目線が加わり、物語に新鮮さをもたらしています。特に、主人公たちが互いに気づかずに仕...

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず楽しかった。
    人を呪わば穴二つというか、峰打ちというか、なんだかそういう話が多かった気がする。

    同業者が出てきたのは意外だった。
    しかもお互いがお互いのこと全然気づいてないし、淡々とした仕事しかしてないのは印象的だった。

    個人的にはいつも全然意味わからないけど、宗教団体の謎が解けたので印象深かった。
    他のは何故?が富澤が教えてくれるまで全然分からなかったが、他の人にとっては全く気にならないことも殺される本人には理由があって、それを依頼者がとても嫌だったりするんだなと、こちらも淡々とした考えを持った。

  • ――やはり読んだ!――
    前作「殺し屋、やってます」を読んだ時に“続編どうしよう?”と迷ったけれど、★3をつけた本でも気になっているうちは読む、という気持ちに軍配が上がった。それには理由があった!
    続編にはもうひとり、女性の殺し屋が
    登場するという情報を得たからだ。

    殺し屋と依頼人は、決して会うことが
    ない。依頼窓口係人、殺し屋への連絡係
    そして殺しの内容が殺し屋に伝わる。
    連絡係は、塚原俊介といい公務員で市役所勤務、殺し屋の富澤充とは学生時代
    からの親友だ。そのふたりが、何故この
    ようなことに、いつからなのか ・・・・


    今回初登場の女の殺し屋、それはシングルマザーだった・・・・・!

    ふたりは顔を合わせる!一度だけ。
    この本は短編集なのだが、最後にお互いに気付いたのか、それは・・・・・

    第三弾があるようだ。今のところ読む
    予定はない。「女と男、そして殺し屋」という題名らしい。

    2024、6、28 読了

  • 今回は別の殺し屋登場や、依頼人側目線があって新鮮だった。しかし犯行は淡々と行われる。

    「猪狩り」の相討ちはやるせなかった。長い間信頼しあっていた2人だったのに、選んだ先は結局同じ選択なんだね。

    「靴と手袋」では殺し屋2人のターゲットが同グループ内の人物だったので鉢合わせないかハラハラした!

    そんなにうまくいく?と思われる展開ばかりだけど、謎解きに重点をおいているからか実行時の手際の良さはさほど気にならなかった。

  • この殺し屋シリーズは、殺し屋らしからぬ殺し屋が登場するところが面白いですね。
    普通、ミステリーとかに出てくる殺し屋って、いかにも殺し屋、って言う空気感を出してるじゃないですか。
    ブラックスーツにサングラスで、たばこをくゆらせて、みたいな。
    でも、このシリーズに登場する殺し屋はぱっと見殺し屋らしくない、むしろ人畜無害の、どこにでもいる兄やんという感じなんですよ。
    で、その兄やんが最終的にはターゲットを殺すんですが、それまでにターゲットをしっかり観察して、その周りにある謎を解いてから殺す、という今までにあまり見たことのないタイプの殺し屋なんですよね。
    と言ったところで、これ以上はネタバレすぎるので、どんな兄やんなのかは読んでのお楽しみ、ということにしておきましょう。

  • 殺し屋シリーズ第二弾
    殺し屋に商売敵現る!!
    依頼を受け、標的を調査する。不審な行動を取る標的の日常に溶け込む違和感を説き明かし、殺し屋たちが依頼を遂行する。

  • 前作よりターゲットの内情に含みを持たせていて面白かった。ただ相変わらず殺しの場面が淡々とカットされるなぁー。殺し屋というより、終始探偵なんだよな。

    今作から新しいおばさんの殺し屋も別口で現れてきた。もう少し殺し屋が追い詰めてくれないと、読んでいてハラハラ感がないし、そんなに淡々と証拠を残さずに殺されちゃう世の中じゃ怖いだろう…。

    ●『双子は入れ替わる』が一番面白かった。
    あと表紙のワインボトル、白ワインってもう少し緑色っぽいイメージなんだけど違うのかな?

  • 今回も鮮やかに仕事をやり遂げて、依頼人やターゲットに隠された謎も解いてしまう殺し屋さん。
    恋人視点のストーリーもあって、また違った楽しみ方もできました。
    ほんとなんというか常に淡々としていて、ただの「仕事」という感覚に思えてしまうのが不思議。

    「仕事」である以上、殺し屋が世の中に彼一人というわけはないんでしょうけど、優秀な殺し屋が一人じゃないのもこれまた。
    彼女の仕事ぶりも見事としか言いようがないですね。
    お互いフリーで殺し屋をやってるわけですが、組んだらすごいことになりそう。

    人畜無害そうな経営コンサルタントと女子中学生を育てるシングルマザー。
    どこにでもいそうな二人の副業が殺し屋なのが、この作品の魅力なのかな。
    続編もあったはずですし、また読まねば。

  • 石持浅海さんの作品で、シリーズ第二弾。
    それぞれ殺し屋のターゲットは、異なりますが、なぜかターゲットは奇妙な行動を。
    今回、商売敵も現れ、ますます面白くなります。
    最後の短編で、見事に繋がりました。

  • 「殺し屋、やってます」の続編。
    今回は殺し屋さんが二人になっています。
    それぞれが絶妙にすれ違ってるところが憎い演出です。
    ささやかな謎を解きつつ、ビジネスライクに人を殺す。
    殺される相手に非があるとかないとか、そういう感傷的な部分を出さずに淡々と物語を進めていけるのがすごい。
    こんな殺し屋さんが日常にいるとは全く思いたくないけれど。

  • 殺し屋シリーズ2作目!
    あいも変わらず気になってしまう殺し屋のターゲットを探る流れが面白い。段々と私も何かへんだな、でもどうしてなんだろう?と一緒に考えて殺し屋が答えてくれる、このテンポ感がギュッとなっていていいなぁ。

    今回は他の殺し屋も現れたり、ニアミスしたり。他にも殺されるターゲット側の視点もあったりと単調になりやすいところを飽きさせない工夫があって面白かった。

  • 殺し屋シリーズ第二弾

    今回、登場人物が少し増えました。
    ※商売敵

    今巻では、
    直接的な関わりはありませんでしたが
    ニアミスしているし、
    今後交わりそう

    次が楽しみです

  • 面白い。
    シリーズものは減速するのに、期待を超えてきた。

    登場人物の個性もいい。
    何故か憎めない登場人物達。
    決まり文句。
    毎回バラエティに富む構成。

    第3段期待しちゃう。

  • 2年前に読んだ本の続巻。
    前作は基本パターンの上に色々なバリエーションで読ませる話だったが、今回も出だしは同じ感じ。
    と思っていたら、あらら、同業者が出てきちゃった。
    こっちは、依頼を受ける受けないの判断が3日以内、受けると決めたら実行が2週間以内で@650万円。向こうは1週間の1ヶ月で@550万円。
    どうなることかと思ったが、向こうも全く同じテイストの殺し屋なので、話の流れはあまり変わらず。
    前作の感想に『サクサク読めて飽きはしなかったのだが、一方で意外性とかしてやられた感は薄かった。ちょっと理詰めすぎて面白みに欠けるという印象』と書いたが、今回もなんか面倒くさい筋書きと言うかちょっと強引な推理が多くて、全く同じ感想を持つ。
    そうした殺し屋の「殺害する標的の何気ない行動が気になりその謎を解かずにはいられないという妙な癖」が描かれていない6話目が読み易く。
    二人の殺し屋が交錯する第7話にはちょっとした緊迫感はあったが何も起こらず拍子抜け。最近話題の霊感商法が出て来たのには苦笑。

  • 殺し屋、やってます の続編。
    同じ稼業の主婦が登場。殺人てそんなに軽いビジネス?と思わせるところが相変わらず怖い。

    後半の話では二人の殺し屋がニアミスしている。で、お互いの存在と仕事ぶりを認め合う。

    悪い冗談の本…なのかな。軽く読めて面白かったけど。

  • タイトルからイメージしていた話ではなかったけれど、面白かった!殺し屋、仲介人、彼女…登場人物たちも魅力的だし、謎解きも独特。

    私たちが知らないだけで、実は殺し屋をしている人たちが近くにいるのでは?と思ってしまった。

    続編から読んでしまったけれど、前作も読みたい。
    今後の展開も気になる。

  • シリーズ第二弾
    前作は「殺し屋」家業がライトでまた文脈がシャレてて、さらに殺し屋がターゲットに感じる違和感の謎を解く探偵役という今まで読んだことがない感覚で楽しかったのですが、今作はより殺し屋らしく、謎もスリルも増して前作とはまた違った部分で楽しませてもらいました。しかも同業者とのニアミスも距離感が近くなってる。この同業者とはどうなるのか第三弾も楽しみ!

  • 殺し屋シリーズの2作目。前作よりも一捻したスリルある展開になっていて面白かった。
    3作目もあるだろうか。おばさん殺し屋との絡みが見てみたい。

  • 前作も今作も読みやすいけど、やっぱりまた読むかを聞かれれば、もういいかなぁ〜って答えたくなる作品(私的には)です。

  • 続編も前作と同じ。

    殺し屋がターゲットを観察する際、結局殺すんだけど、ターゲットがおかしな行動しているのが気になる・・・というストーリー。

    今回はそんな主人公である富澤允に、ライバル出現?

    母子家庭で、中学生の娘、彩花と二人暮らしをしている鴻池(こうのいけ)が副業として殺し屋をしている。

    元から素質があるのか、高いプロ意識のせいか、腕は確か。

    今回はそんな二人が出会い・・・。

    ・・・と思ったが、今作では出会わなかった。

    ただ今作最後の章である「靴と手袋」では、それぞれのターゲットが同じ職場の人間だったことで、お互いに相対してはいないものの「あの時、すぐ近くに腕の良い同業者がいた」とお互いの存在を認識したところで幕を閉じた。

    次回作で出会うんだろうな。

    楽しみです。

  • シリーズ2作目。殺し屋がたんたんと依頼を実行してゆくのは前回と同じだけど、今回は同業者の女性が登場。子どもを私立の学校に通わせたいという理由で殺し屋稼業に手を染めたシングルマザーで、最初の依頼が成功した後、そのまま殺し屋を続けているという設定。こちらも、見た目はごく平凡な中年女性で、たんたんと依頼を実行するのだが、最後の事件ではふたりがニアミス。今のところお互い同業者だとは認識していないけど、またこんな事件があればいつかは気づくだろう。次回作への余韻を作っている感じ。

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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