凶状持 新・秋山久蔵御用控(十ニ) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2021年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167917999

みんなの感想まとめ

物語は、長いシリーズの中で変わらぬメンバーたちが、事件の匂いを嗅ぎつけて勝手に解決する姿を描いています。読者は、疲れた時に安心して楽しめる作品として評価しており、スッキリとした読後感を得られる点が魅力...

感想・レビュー・書評

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  • 南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵こと「剃刀久蔵」は、普通は温和な人物だが、悪党に対しては情け無用の冷酷さを秘めている。その久蔵が悪を裁く物語です。
    【凶状持】
    五年前に元天神一家の伊佐吉は、代貸の金蔵と謀って貸元の千五郎を殺したが、金蔵に騙されて、千五郎殺しの罪をひとりで背負わされる。その事の恨みを晴らすために江戸へ戻って金蔵を狙うが。
    ーーー 伊佐吉は、秋山久蔵が金蔵を捕まえたことで、納得してお縄になる。
    【守り神】
    凄腕の元岡っ引き彦六は、十手を預けてくれていた北町奉行所の定町廻り同心の永野平四郎が病で亡くなったら十手を返上して、奥様おりょうについて、おりょうの実家扇屋「香風堂」の下男となっておりょうを助ける。香風堂は、借金の返済が絡み二進も三進も行かない。
    ーーー おりょうが金貸し勘三郎に返済の猶予を願い出ると、来月から利息を倍にすると言われ、彦六が勘三郎を殺す。
    【和泉橋】
    研屋「剣屋」の主人・吉兵衛が刺されたことを調べていると、筑後国松崎藩藩主水野忠直の甥・水野直弥が、近習の相良源之助と浪人の氷川左馬之助とで辻斬りを行ったことが分かった。
    ーーー 刃こぼれし、血糊の付いた名刀・相州五郎正宗を剣屋に研ぎに出し、辻斬りに気が付いた吉兵衛を刺した事で、秋山久蔵の知る所となった。
    【目利き】
    亀戸村の大百姓の市次郎は、畑の隅から出てきた唐金の小さな観音様の目利きをして貰いに薬種問屋「大黒屋」隠居の楽翁に行くが。騙されて怒りのあまり卒中で倒れて亡くなる。この仇を取るために雲水に化けた念仏の宗平は、弘西寺から運慶の作ったと言い伝えの有る一尺程の古い仏像を盗む。
    ーーー 秋山久蔵は、宗平に仇を討たせて楽翁を捕縛する。

    【読後】
    長年読んでいるために、物語に出て来る秋山久蔵、妻の香織、息子の大助、同心・神崎和馬、先代柳橋の弥平次などの登場人物が頭の中に入っていて、物語の組み立ても馴染みがあり安心して読めます。

    秋山久蔵御用控シリーズ42作目
    凶状持 ー 新・秋山久蔵御用控シリーズ(第2期)12作目
    2021.08発行。字の大きさは…大。2022.02.06~08読了。★★★☆☆
    凶状持、守り神、和泉橋、目利き、の短編4話。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    【バックナンバー】
    秋山久蔵御用控シリーズのバックナンバーは、私の本棚より「タグ」→「タグの一覧を絞り込む」に「藤井邦夫」と入力。または、その中から藤井邦夫を探してください。そうすると著者藤井邦夫さんの本が一覧表示されます。私は、本を登録するときには、著者名と登録した年(2022)で登録しています。冊数が多いシリーズ本については、シリーズ名でも登録もします。

  •  流石好調シリーズ、読み応えがありました。でも、往年の痛快な人情裁きは影を潜めましたね。藤井邦夫「兇状持」、新・秋山久蔵御用控№12、2021.12発行。「兇状持」では、おみよの子、おきよの父親は伊佐吉ではないのか。「守り神」のラストは哀し過ぎます。「和泉橋」でも辻斬り事件は話にもならない情けない話。「目利き」は見事な人情裁きでした。

  • 長いシリーズなので柳橋の親分は代替わりしているが、殆ど変わらないメンバーでボランティア的に事件の匂いを嗅ぎとり勝手に解決する

  • 2022.02.27.読了

    疲れた時に読むのに最適!
    安心して読めるし、
    スッキリするし!

    4話
    凶状持
    守り神
    和泉橋
    目利き

    前作でも感じたが、
    秋山久蔵は
    もちろん今も 剃刀久蔵 だけど、
    年をとったのか
    ちょっと半兵衛さんに近くなってきたように感じます。
    半兵衛さんは年寄りじゃないけど。
    あるいは藤井邦夫さんの変化かな

    どちらにしても、気持ちよく読めるので好きです。

  • 【久蔵が蔓延る悪を斬る!シリーズ第十二弾】五年前、博奕打ちの貸し元を殺して逃げた伊佐吉が、江戸に戻ってきたらしい。男は何故、戻ってきたのか? シリーズ第十二弾。

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著者プロフィール

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「日暮左近事件帖」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

「2022年 『野暮天 大江戸閻魔帳(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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