ナナメの夕暮れ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2021年12月7日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167918057

作品紹介・あらすじ

【日本テレビ系情報番組「ZIP!」で紹介されました】
「東大生に聞いた人生が変わった1冊」第1位!(「ZIP!」調べ)

【日曜ドラマ『だが、情熱はある』に登場のエピソード満載!】
オードリー若林と南海キャンディーズ山里の半生をドラマ化
(日本テレビ系 4/8~ 毎週日曜午後10時半~)
主演 髙橋海人(King & Prince)& 森本慎太郎(SixTONES)

【累計31万部突破!】
オードリー若林の6年間の集大成エッセイ
「おじさん」になって世界を肯定できるようになるまで

書き下ろし17,000字!「明日のナナメの夕暮れ」収録

恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!――そんな風に世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。「人見知り芸人」の集大成エッセイ。解説・朝井リョウ


人間に、変わらないことで
愛され続ける部分と
変わることで愛され始める部分が
あるとするならば、この本は、
後者の存在を強く示してくれる。
それは、どうしたって
変わりながらでしか生き続ける
ことのできない私たちにとって、
頼もしい光となる。
(朝井リョウ/解説より)

感想・レビュー・書評

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  •  社会人大学に引き続き若林さんの本は2冊目。普通はなかなか自分の内面の他人と違う感覚をこのように話せない。変わり者呼ばわりされそうで怖い。しかし、十人十色というのに世の中はある基準から外れると、まるで異人を見るように扱われる。私もこの世の中は生きにくいと思って生きてきた。だから、若林さんのように、自分の考えや感覚を信じてこの世を生きやすくするために努力されている姿に勇気をもらった。この本の中で若林さんが実践されていたことを取り入れてみたいと思う。

    ・「試すってすごく楽しいことなんだ。何かがうまくいく喜びには、それまでうまくいかない苦しみが必要不可欠だ。」
    ・「何より野心や欲望は衝動だから、自然に湧き上がってくるものであって、『持て!』と言われて持てるものではない。」
    ・「真実はあまりにも残酷で、あまりにも美しくて、まともに向き合うと疲れてしまうから。真実はたまにぐらいが丁度いい。」
    ・「しくじり先生の貴重な授業の数々で自分の心に一番残ったこと。それは『自分の弱さと向き合うことが一番難しい』ということである。」
    ・「人は自分の欠点と向き合うことからはよく逃げるが、他人の欠点はいとも簡単に指摘する。」
    ・「『アメトーーク!』や『踊る!さんま御殿!!』はマイノリティの意見であっても、たとえそれが暴論や極論であっても受け入れられる雰囲気がある。多様性が尊重されている(笑ってもらえると言ったほうがいいのかな)。」
    ・「『好きなことがある』ということは、それだけで朝起きる理由になる。『好き』という感情は『肯定』だ。つまり、好きなことがあるということは『世界を肯定している』ことになる。そして、それは『世界が好き』ということにもなるという三段論法が成立する。」
    ・「なんでも否定ばかりしている人は『世界を否定』していることになるから、生きているのが辛いのだ。」
    ・「僕が子供の頃から、喉から手が出るほど欲しかった”根拠のない自信゛とは、”おそらく自分は他人から肯定的に見られているだろう゛というイメージのことだったのである。」
    ・「世界の見え方は、どんな偉人であれ、悪人であれ、思い込みに他ならない。肝心なのは、”どう思いこむか゛である。」
    ・「自分の生き辛さの原因のほとんどが、他人の否定的な視線への恐怖だった。その根拠を殺すには、まず自分が”他人への否定的な視線゛をやめるしかない。」
    ・「『自分の価値観を聞き入れてくれる異性が一人もいない』と思い込みながら生きている精神的な童貞は、世界に絶望していることとほとんど同じだ。」
    ・「よく思われようと緊張することはだいぶ軽減された。だって、外のジャッジが正しいとは限らないから。」
    ・「外のジャッジに気を取られすぎると自分のジャッジを蔑ろにしてしまう。」
    ・「自分に失望している人は、希望に満ち溢れた人を妬む。」
    ・「『話を聞いてくれる人』というのは、理解者のことである。人間は、人生で理解者に何人出会えるだろうか。」
    ・「なぜかできる人は、なぜかできない人の気持ちがわからない。」
    ・「誰と会ったか、と、誰と合ったか。俺はもうほとんどの人生は『合う人に会う』ってことで良いんじゃないかって思った。」

    ・「人間に、変わらないということで愛され続ける部分と変わることで愛され始める部分があるとするならば、この本は、後者の存在を強く示してくれる。それは、どうしたって変わりながらでしか生き続けることのできない私たちにとって、頼もしい光となる。…(解説より)」

    • みきっちさん
      読魔虫さんこんばんは^_^。こちらの感想を見させてもらって、再読したくなってしまいました( ̄▽ ̄)面白い本でした!再読後は感想書けたらいいな...
      読魔虫さんこんばんは^_^。こちらの感想を見させてもらって、再読したくなってしまいました( ̄▽ ̄)面白い本でした!再読後は感想書けたらいいな^_^。
      また本棚も見させてもらいまーす!
      2023/08/26
    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      こちらの作品も、オイラも読みました!
      何を隠そうオイラはリトルトゥース(オードリーのファン)ですから笑。
      「いいね」ありがとうございます。

      こちらの作品も、オイラも読みました!
      何を隠そうオイラはリトルトゥース(オードリーのファン)ですから笑。
      2025/04/24
  • 先日歳を一つ重ねて、これまでなんとかミドサーで誤魔化してきたけれど、いよいよアラフォーと言わざるを得なくなってきた。
    嫌だよ…介護保険料払いたくないよ…
    だけど、生きることを続けられなかった人もいるこの世界で、わたしはそれでもいろんなことを考えながら、生きていこうと思うんだ。
    改めて、そんな決意をする。

    『まえがき』から付箋がつきまくる。
    そして、『2009年とぼくと』の章。
    P58「理想の自分にずっと苦しめられてきた」
    P61「地点は低くても等身大の自分の方がユニーク(気楽という言い方でも良いだろう)じゃないだろうか?」「理想の自分に追いつこうとしているから、今日の自分を生きることはなく、常に未来の理想化された自分を生きている。だから、今日をずっと楽しめなかったんだ。今日じゃないな、今だな、もっといえばこの一瞬を楽しく生きてこれなかったんだ。37年もね」
    わたしの中で、何かがバチンと弾けた。
    わたしの中にずーーーっと存在し続けている、理想の自分。
    何をしててもわたしを監視し続ける、その人。
    その人によって、わたしはどれだけのものを奪われてきたんだろう。
    想像してみる。
    確かに、理想の自分が活躍している世界はシビアで「楽しい」ものではない。
    若林さんの言う通り、そんな世界よりも、今の自分がいる、今自分を取り巻いている世界のどれほど気楽なことか。
    気を張りつめなくていい、一緒にいて楽しいと思う人たちに囲まれていること。
    でも、わたしはずっと、「今」「楽しい」を選択することに躊躇いがあった。
    なぜか。
    理想の自分がそれを止めるからだ。
    でもこれじゃあつまらないばかりで、理想の自分になった時に本当に自分は幸せなのか?
    もしかしたら幸せかも。
    だけど、なんかものすごく大切な感情が欠落しているような気がする。
    それならわたしは今の自分を救ってあげたい。
    今の楽しいと思う気持ちに寄り添って、楽しくいたい。
    その後どん底が待っているかもしれない。
    そしたらそれを受け止めるしかない。
    理想の自分の「そっちに行ってはダメ」という声ではなく、今の自分の「でもさ、今しかできないじゃん?」っていう声に耳をすませたい。

    そしたらね、ものすごいことが起きたんだ。

    何を相談されても動じずに対応できる人でありたいと思った、専門家として。だけど、やっぱり内容によって動揺することはある。
    理想の自分は、どんな相談内容でも動揺せずに毅然と対応してて、かっこいい。
    一方、その時のわたしといえば。
    個室にこもって気持ちをクールダウンしないと、何も手につかないくらい動揺してた。
    だけどその時、クールダウンの時間を取らずに毅然と対応してる自分、なんか嫌だなと思ったんだ。
    こんな風に動揺して、ちょっと仕事が手につかないくらいの自分の方が、なんだか人間らしくていいじゃん、って。
    たぶんこのクールダウンの時間で感じている、うまく言葉にできない気持ちこそが、「なんかものすごく大切な感情」のような気がするんだ。欠落させてはいけない、理想の自分が削ぎ落としてしまったであろう、とっても大切な感情のような気がする。
    だからわたしは、この気持ちを大切にしながら、生きていくことにする。
    ふう…わたしも若林さんと同じ、37年かかったことになる。
    ここまで具体的に「今の自分の方が好き」って思えたのは、初めてな気がする。

    P149「死の間際、病室で親父が『ありがとな』と言いながら痩せこけた手で母親と握手している姿を見たからだ。その時にやっと、人間は内ではなく外に向かって生きた方が良いということを全身で理解できた。教訓めいたことでもなくて、内(自意識)ではなく外に大事なものを作った方が人生はイージーだとうことだ。外の世界には仕事や趣味、そして人間がいる。内(自意識)を守るために、誰かが楽しんでいる姿や挑戦している姿を冷笑していたらあっという間に時間は過ぎる。だから、ぼくの10代と20代はそのほとんどが後悔で埋め尽くされている」
    →若林さんをはじめとする「冷笑仲間」がどんどん結婚したり出産したり家族を持っていくことは、わたしにとって、「外に向かって生きて」いる「誰かが楽しんでいる姿」である。言ってることはわかる。だけどわたしは怖いのだ。ずっとずっと。若林さんのように、これほどの大きな衝撃的な出来事を前にしないときっとわたしは動けない。自分の人生を置いて、外のためだけに家族や子どもを持つ、ということが、どうしてもできない。体感なしに「言ってることはわかる」程度の理解で動くことができない。これからわたしも、何らかの出来事を前に、外に大事なものを作れるのだろうか。

    P155「他人への否定的な視点は、時間差で必ず自分に返ってきて、人生の楽しみを奪う」
    →カーーーーーーーーーーー!言われてしまいましたね…そしてもう一発くる。
    P163「ぼくが子どもの頃から、喉から手が出るほど欲しかった”根拠のない自信”とは、”おそらく自分は他人から肯定的に見られているだろう”というイメージのことだったのである」「自分の生きづらさの原因のほとんどが、”他人の否定的な視線”への恐怖だった。その視線を殺すには、まず自分が”他人への否定的な視線”をやめるしかない」
    →ヒエーーーーーーーー!!もうそれ以上言わないで!!!

    P160「ぼくのようなネイティブ・ネガティブが人生を生き抜くには、没頭できる仕事や趣味は命綱と同等の価値がある」
    →わたしがネイティブの方のネガティブなのかはさておき、フェスが大好き!音楽は没頭できる趣味の一つかもしれません。よろしければお読みください。
    それでもわたしがロッキンオンのフェスに行く理由
    https://note.com/tattychannel/n/nbb35b62cd391

    P225「誰とでも合う自分じゃないからこそ、本当に心の底から合う人に会えることの喜びと奇跡を深く感じられた」

    こうして涙をこらえながら読んできて、最後の朝井リョウさんのあとがきの一文「私は基本的に、他者の幸福を願えない」という言葉に深く安堵する。これほどの作家さんがこんなに素直にそんな言葉を言えてしまう。その度胸と勇気に衝撃を受けた。でもこれこそが、若林さんが言うP97「自分の気持ちを素直に言えるようになるための第一歩は『自分に自信を持つ』みたいなしょうもない絵空事じゃない。自分が臆病であることを認めること」なんだろうな。

    • naonaonao16gさん
      マリモさん

      コメントありがとうございます!
      ほぼ自己満のながーいレビューを読んで頂けるだけで嬉しい限りでございます!!ありがとうございます...
      マリモさん

      コメントありがとうございます!
      ほぼ自己満のながーいレビューを読んで頂けるだけで嬉しい限りでございます!!ありがとうございます!!

      今資格の勉強してるんですが、それはまさに「理想の自分」を追い求めてる時に決めたことなんで、今更どうしよう、なんてちょっと思ってはいるんですが爆
      まあそれでも、自分で決めたことだし、持ってて損はないし…という感じでなんとか頑張ってます汗

      今の年金やら保険やら住民税でしんどいのに…さらにそこに介護保険だなんて…
      どんどん若返っていくのいいですね!笑
      わたしは生きづらさがもう少し減ってほしいなぁ(これも後ろ向き)
      理想の自分をそれなりに壊せたとはいえ、なんかまだまだひっかかってるんですよね…
      2022/06/04
    • moboyokohamaさん
      「付箋がつきまくる」って聞いて読みたくなりました。
      「付箋がつきまくる」って聞いて読みたくなりました。
      2022/06/26
    • naonaonao16gさん
      moboyokohamaさん

      こんにちは^^
      お久しぶりですー!

      是非是非読んでみてください!
      若林さんのエッセイ、自分探し的なエッセイ...
      moboyokohamaさん

      こんにちは^^
      お久しぶりですー!

      是非是非読んでみてください!
      若林さんのエッセイ、自分探し的なエッセイの最終章のような印象があったので『社会人大学人見知り学部~』から読んで頂くのがオススメです!
      もしもつ読んでたらすみません…
      2022/06/27
  • 『性格が丸くなっている!人って変わるんだな。』
    と思いながら読みました。

    オードリー若林さんの"社会人大学人見知り学部 卒業見込 "の続編となるエッセイ本。
    前作は著者の若くとがった視点からの世界観を楽しめたが、本作はおじさんとなった著者の丸い視点からの世界観を楽しめる。

    『絶望に対するセイフティネットとして、趣味は必要である。』
    『"好きなことがある"ということは、それだけで朝起きる理由になる。』
    という言葉はすごく共感して、心に響きました。

  • 最近気づいたが、エッセイを読みたい時って、結構心が辛いなあとか疲れてるなあって時に、無性に読みたくなる。

    みんな元気になりたい時、どんな風に生活してるんだろう?どんな本を読んでるんだろう?エッセイだとその人と話しているような、相談しているような気分になる。何かしらの言葉を求めているのかな。

    オードリーは最近2人とも好きだし、若林さんの返しっていいよね〜なんて思って、随分前に買って家に温存してあった本。

    若林さんの過去の苦悩葛藤恨み辛み後ろ向きな気持ちが沢山(笑)それでもその気持ちが今の若林さんを作っているのね…。そして「自分」という存在を手に入れる為に、すごい沢山の本を読んだり、話をしたり、旅行したり何かを見つけようと頑張ってる。タイトル、表紙の若林さんの表情に騙される?けど、結構お話1つ1つが深い。

    今では過去を色々な形で昇華した若林さん。
    「大事なことがモノからコト、コトからヒトへと移っていく」っていう文に共感しかない。
    あと2冊エッセイがあるそうなので、もう少し若林さん追っかけてみたいです(^^)

    • へぶたんさん
      コルベットさんも読んでたー!
      多分若林さんと飲みながら、色々喋れそう私(^^;)
      コルベットさんも読んでたー!
      多分若林さんと飲みながら、色々喋れそう私(^^;)
      2025/06/12
    • コルベットさん
      へぶたんさん、私も混ぜてー!ホワワワ〜ん♪へぶたんさんとワカ様が愉しくお喋りしてる隣で、トゥース!が黙々と食べてるの。夜も更けて、へぶたんさ...
      へぶたんさん、私も混ぜてー!ホワワワ〜ん♪へぶたんさんとワカ様が愉しくお喋りしてる隣で、トゥース!が黙々と食べてるの。夜も更けて、へぶたんさんと私はワカ様の哲学語りをテキトーに受け流しつつ、食べ過ぎてテーブルに突っ伏したトゥース!を介抱をしながら白々とした朝を迎えるの。。。うーん、妄想失敗。。ムード台無し、ごめんなさい!^^;
      2025/06/12
    • へぶたんさん
      ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)アハハハ
      ムードなくても、そのコース楽しそう♡
      テキトーに受け流すがリアルに想像できる笑
      ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)アハハハ
      ムードなくても、そのコース楽しそう♡
      テキトーに受け流すがリアルに想像できる笑
      2025/06/12
  • オードリー若林という「生きづらい」男の
    苦悩や葛藤、気付きそして成長していく過程が
    とても面白く描かれていて一気に読んでしまった。

    若林ほど繊細でもないし、細かいことを考え続けて頭痛になる事もないけども、
    どっちらかといえば自分も若林側の人間なんだと思う!
    あとがきに出てきた言葉で
    「学校の文化祭の終わりに感動して泣けて、
    会社の飲み会で見事に上司の機嫌を取り、彼女とイルミネーションを何の疑いも持たずに見に行けて、
    ハワイで結婚式を挙げて両親を喜ばせる人は自分など探さなくてもいいだろう。」

    自分探しをしてたつもりはないけど、
    こういったことが普通に出来る人達が信じられなかった…気持ち悪いとも思っていた、と同時に
    こういう人達だったら楽に生きられるんだろうなぁという気持ちもあった。
    今、この歳になって(40半ば)みると
    どちらも受け入れられるようになってきたのかもしれない…完全には受け入れられませんが

    20代の頃はサブカルクソ野郎だったので
    スタジオボイスを読んだり、単館映画しか観にいかなかったり、UKロックしか聴かなかったりと
    かなりの拗れた嫌なヤーツでした…
    今ではマーベル映画も見るし、ヒットしてる曲も聴くし、鬼滅の刃も大人買いしちゃうような
    ただのおじさんになりました!
    成長したのか後退したのかよくわかりませんが

    今現在二十代で拗らせてる人が読んだら
    共感できるところもあるだろうし
    それを通り越してきたおじさんが読んでも
    昔の自分のクソなところを思い出しながら
    苦笑しながら読める一冊だと思います。

    • naonaonao16gさん
      絶賛二日酔い…

      やっぱりこの作品、そんな感じなんですね~
      今月読みたいと思ってる本がどんどん増えてきちゃってどうしよう…
      なのに二日酔いで...
      絶賛二日酔い…

      やっぱりこの作品、そんな感じなんですね~
      今月読みたいと思ってる本がどんどん増えてきちゃってどうしよう…
      なのに二日酔いで何もできない…笑
      2022/01/08
    • sinsekaiさん
      バングオーバーですな…
      そんな時もありますぜ
      今、本読んでも頭に入ってこなさそうだから
      酒が抜けてから、ゆっくりペースで行きましょう!
      バングオーバーですな…
      そんな時もありますぜ
      今、本読んでも頭に入ってこなさそうだから
      酒が抜けてから、ゆっくりペースで行きましょう!
      2022/01/08
    • naonaonao16gさん
      思ったよりグロッキーでした(爆)
      そんな日もありますよね…!
      でも生きてこ!
      思ったよりグロッキーでした(爆)
      そんな日もありますよね…!
      でも生きてこ!
      2022/01/08
  • ふふふと笑える、肩の力を抜いて読める本。

    鍼の効能
    お悩み相談
    ぼくは紅茶を「飲みたい」か?
    おっさんはホスト
    耳に痛い話
    逃げる正論
    ナナメの殺し方
    偏頭痛2
    体力の減退

    とくに偏頭痛2お気に入りです。

  • 私はさくらももこさんのエッセイが好きなのですが、その次に好きなエッセイかもしれない…というくらいに若林さんの言葉選びが好きです。
    『自分の外側ではなく、内側に面白いことを創るべき』というのは大人になった今すごく感じました。
    他者ではなくて自分で楽しんで生きていきたいですよね。
    いい人でいなくちゃ…と思うことがある人間の黒い部分みたいなところを吐き出してるのが心に響きます。
    前回『社会人大学人見知り学部 卒業見込』も読んだのですが、まだ2冊くらいエッセイあるみたいで、残りのエッセイも読んでみたいなと思いました☺︎

    • きたごやたろうさん
      私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      「きたごやたろう」と申します。
      よろしくお願いします。
      私はリトルトゥース(わかりますよね?)...
      私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      「きたごやたろう」と申します。
      よろしくお願いします。
      私はリトルトゥース(わかりますよね?)です。
      この本にも飛びつきました。
      2024/11/19
  • ラジオは毎週とはいわないが頻繁に聴いてるくらいの浅目のファンだけど、文章が意図的に変わった表現をしようとしている感じがして、読んでいてちょっと疲れてしまった。とはいえけっこう素直な人なんだろうなとはおもう。好感は持てる。

  • 自分もナナメよりなので、なんかわかると共感しつつも、あれ~そこまでではないのかなと、笑。
    天国の前田健さんの言葉、「四の五の言っても、幸せになったもん勝ちよ」
    ほんとに、そう。
    友達がたくさんいてもいなくても、お金があってもなくても、幸せと感じたもん勝ち、だと思う。
    前田健さんの著書、『それでも花は咲いていく』読んでみたくなった。

  •  若林さん、2冊目。冷静に世の中や自分自身を見定め、考えを固めていく姿勢は読んでいてわかりやすくすっきりとさせられる。
    第一章では、時々、すごい名言が出た。

    ◯この現実を生きるために、ファンタジー、何をどのくらい選ぶか。

    ◯特定の信仰を持つ人が少ないこの国では、自分の弱さを神の視点を通さずに自らの力でじっと見つめるのは難しい。

    ◯親父が死んでからは本格的に冷笑、揶揄は卒業しなければならないと思い始めた。死ぬ間際、病室で親父が「ありがとな」と言いながら、痩せこけた手で母親と握手している姿を見たからだ。その時にやっと、人間は内ではなく、外に向かって生きた方が良いということを全身で理解できた。

    特に「おっさんはホスト」「耳に痛い話」「凍える手」が良かった。

    第二章に入ると急に来た。
    「ナナメの殺し方」はこの本の肝だった。
    私は、自分には楽しいと思う感情がないのかと思うほど、幼児の頃から生きることに前向きになれない。どうしてそうなったのかは自分でも覚えていないし、わからないのだが、この章を読んで、始まりはともかく、どんどんと拗らせていった理由を教えられた気がした。スッと視界が晴れたようだった。

    ・他人への批判的な視線は、目線は、時間差で必ず自分に返ってきて、人生の楽しみを奪う。

    ・自分の生きづらさの原因のほとんどが、他人の否定的な視線への恐怖だった。その視線を殺すには、まず自分が他人への否定的な目線をやめるしかない。157

    ・どうしても今回の生で世界を肯定してみたかった156

    この三番目の言葉が、一番心に刺さった。自分が完全に諦めていたことに、若林さんは懸命に立ち向かって抜け出そうとしていた。素直に感動した。この本を読めて良かった。世の中を悪いものと決めつけて、楽しくない日々を送っている全ての人に、読んでみてほしい一冊でした。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

    以下は自分のための備忘録なので、これから読む方は特にスルーしてください。


    149何とか自分を肯定しようとして、他人や物事に対しての勝ち下げをさらに加速させてしまう。そうなると、楽しいことが何もない世界をさまようゾンビとなる。人前で愚痴や弱音を口にして、生きてても楽しくないに他人を巻き込もうとする。当然、健全な人はゾンビを避けるようになる。150

    腐れ価値下げ野郎がまず最初にやるべきこと
    肯定ノート “自分がやって楽しいこと”を徹底的に書き込む(自意識過剰のせいで、自分が本当に楽しいと思うことに気づいていない)
    例)散歩、アメフト、花火

    自分が好きなことがわかると他人の好きなこと(趣味)も尊重できるようになる

    何でも否定してばかりいる人は「世界を否定」しているから、生きているのが辛い。世界が嫌いだから。

    次はノートに“他人を肯定する文言”を書き込む
    最初は、他人を肯定すると、自分を否定する気になる。→プライドが高いから。自分が好きな小説家などのことを書くとスラスラかける。
    →自分がどういう人間が好きなのかもわかる
    →普段接する人たちの優れている部分もかきまくる
    →どうしても腹が立つ奴のことも歯を食いしばって肯定する
    →他者への肯定がサラサラ出てくるようになると、不思議なことに誰かを否定的に見てしまう癖が徐々に矯正されていった。
    そうなると、自分の行動や言動を否定的に見てくる人が、自分が思っているほどこの世にいない気がしてきた
    「だから物事に肯定的な人は他人の目を気にせず潑剌と生きているように見えるのか」
    ずっと欲しかった「根拠のない自信」は、“おそらく自分は他人から肯定的に見られているだろう”というイメージだった。156


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著者プロフィール

1978年9月20日生まれ。テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』、日本テレビ『スクール革命!』、NHK『マサカメTV』、ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』等テレビ、ラジオで活躍中。ダ・ヴィンチの好評連載を単行本化した『社会人大学人見知り学部卒業見込』を2013年に刊行。

「2017年 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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