- 文藝春秋 (2022年1月4日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167918149
作品紹介・あらすじ
覇者・劉邦の影で
いのちを燃やした五人。
秦の絶頂と崩壊から
漢の始まりまで――
戦い、逃げ、生き抜いた男達を描く。
「王になりたいのさ」。
秦の勃興期、小家の青年・劉邦は
幼なじみにうそぶく。
農作業を手伝わず、口八丁の男は
やがて挙兵し、たびたび敗れながら、
ついに垓下の戦いで項羽をくだす。
漢王朝の始祖を、
彼と共に動く影のように生きた五人――
季布(項羽の将)、盧綰(幼なじみ)、
陸賈(儒者)、劉肥(息子)、叔孫通(漢の儒者の宗家)ら
同時代人の目で描く、
長篇のような読み応えの傑作連作短篇集。
解説・湯川豊。
目次:
逃げる
長城のかげ
石径の果て
風の消長
満天の星
みんなの感想まとめ
歴史的な人物・劉邦の周囲にいた五人の人生を通じて、彼の真実の姿が浮かび上がる物語が描かれています。友人、儒者、敵、息子といった多様な立場からの視点が、劉邦の影響を受けた人々の心情や葛藤を鮮やかに表現し...
感想・レビュー・書評
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漢王朝の創始者・劉邦に関わる5人の人たちの物語
友人だったり、儒者だっり、敵だったり、息子だったり‥
それぞれの人生から見える劉邦。
歴史的に有名な人の物語と同じように、その時代を共に生きた人たち全てにそれぞれの人生があり、関わりあって生きているということ。
そういう人たちがいてこそ劉邦も生きているということ。
歴史上の人物をいろんな立場から見てみる目っておもしろいなと思いました。
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読んだのは、ハードカバー。
有名な三国志に出てくる項羽と劉邦の基本知識なく読んでしまったものの、楽しめました。
ただ、やっぱり、時代背景とか漢字に惑わされないしっかりとした登場人物の把握とかは大事かなぁ。深く読めていない。 -
逃げる
垓下から南に逃げる項羽を季布の視点から描く。季布の将軍から逃亡者に変わり心情が変化していく。
長城のかげ
劉邦と生まれた日が同じで、幼馴染の盧綰の話。謀反の疑いをもたれても、劉邦を信じる心はいじらしい。
石径の果て
儒者の陸賈が劉邦崩御後に弁舌により陳平と周勃を結託させる。
風の消長
劉邦と曹氏の子である劉肥の話。子の立場から見た劉邦。
満天の星
儒者である叔孫通が主人公。紆余曲折あり、短編とは思えない作品であるが、他の作品に比べ、文章が難解。 -
2022年新装版第1刷、文藝春秋の文春文庫、5編。劉邦に関係する人物の短編集。『石径の果て』先頭と最後がつながっている。この人物の場合、劉邦が皇帝になった後の描写がなかなか面白い。『風の消長』主人公の感情が少しわかりずらいかも。『逃げる』逃亡中の文章のリズムが好きなリズムである。そして最後までそのリズムが崩れない。 やはり、この作者については短編の方が好きである。
収録作:『逃げる』、『長城のかげ』、『石径の果て』、『風の消長』、『満天の星』、解説:「解説」湯川豊(文芸評論家)、主人公:『逃げる』季布、『長城のかげ』盧綰、『石径の果て』陸賈、『風の消長』劉肥、『満天の星』叔孫通、
初出誌:全て『別冊文藝春秋』 逃げる 204号、長城のかげ 206号、石径の果て 208号、風の消長 212号、満天の星 215号、単行本:1996年5月 文藝春秋刊、他:1999年4月刊行の文春文庫の新装版、本文は『宮城谷昌光全集」第2巻が底本、 -
前漢誕生前後
劉邦周辺人物
連作人物模様 -
【劉邦にかげのように寄り添った男女たち】怠け者で口八丁の男が天下の覇者に――漢の始祖・劉邦の勃興から崩御後までを、敵、臣下、息子、学者など同時代人の目で描く連作集。
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著者プロフィール
宮城谷昌光の作品
