読書間奏文 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年1月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167918163

みんなの感想まとめ

日常の出来事や心の葛藤を、読んだ本を通じて紡ぎ出すエッセイです。著者は、音楽活動や育児を通じて感じたことを、豊かなエピソードと共に描いており、心温まる瞬間や深い思索が交互に展開されます。特に、16冊の...

感想・レビュー・書評

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  • 感想が苦手だ。映画を見に行った後、どうだった?と聞かれても、良かった、面白かった以外のものが出てこない。また作品に涙を流す人を羨ましいと思う。涙にはデトックス効果があって、実際泣いたという事実は、自分の感受性や弱さを肯定する効果があると思う。
    音楽のルーツはSEKAI NO OWARIだった。テレビで見た彼らの演奏に凄まじく心を動かされた。煌めきのようなメロディーそして歌詞、クリスマスに彼らのCDをねだったのも覚えている。Saori、況や藤崎彩織は間奏文として、日常と本を組み合わせて文章を綴る。日常がメロディーなら本を読むために一点に視線を集中させるその瞬間は間奏になり得る。バンドが軌道に乗った時、違和感を覚えた時、母になった時、彼女の傍らにいつも本があって、そしてそれらは彼女の心にズシンと重く響く。
    感想は日常に絡めたものでいいのだ。面白いも良かったでもなく、自分ならこう思う、この描写はあの時の感情に似ている、そういったブリッジが間奏となり感想となるのだ。次、どうだった?と聞かれた時が楽しみになった。

  • 2021/01/08
    SEKAI NO OWARI のピアノ伴奏をしているsaoriさんこと藤崎彩織さんのエッセイ第二弾。ねじねじ録に引き続き読みました。
    今回の読書間奏文は、前回のねじねじ録が、結構「セカオワ色」が多かったように感じたところから変わって、本当に日常をsaoriさんが生きていて感じたことや考えたことをsaoriさんが読んだ本の一節を引用しながら彼女の経験を重ね合わせて紡ぎ出された言葉を中心にまとめられています。
    バンド活動のことに関してはもちろんそうですが、日頃生活をしている場面で触れた光景、見た光景、経験したことなどを小説の一節と結びつけて考えていくことができる凄さと、その発想の素敵な感覚に驚かされっぱなしです。
    ミュージシャンとしての表現者であるsaoriさんと作家、小説家、執筆家(?)としての藤崎彩織さんの二つの側面をこの本からも垣間見ることができる素敵な一冊になっていると思いました。

  • 西加奈子さんの「サラバ!」の章、関西人のご両親とのエピソードが、ぷっと噴き出してしまい、ほっこりして一番好き。多分、関西人はみんな分かるんちゃうかな。

  • セカオワの人と知らずに、同郷同年代ということで買って読み始めた。自分の中にスッと入ってくる文章を書くので読むのが苦ではなく楽しく、また同郷同年代なので似たような苦労や経験・体験をしており共感できた。他の著書も当たってみたい。

  • 本に対する思い、音楽に対する思い、社会に対する思い、普段の人前に立って煌びやかな世界にいる時とは違ったパーソナルな思いがたくさん込められていた。現実から逃げるための本が、彼女の感性を豊かにしていた。冷静でいて、感情的な彼女が何かを考える時、隣に本がいたのだなと思うと、自分と同じ点があって嬉しくなった。彼女が最近作詞を務めた曲は、初め深瀬さんが書いたと勘違いするくらいに彼の考え方が反映されていた。でもこの本を読んで、彼女が様々なものを吸収し、消化し、吐き出しているのだと納得がいった。彼女の価値観がファンを超えて読者に吸収されていくのだろう。

  • バンドやって、ライブ企画して、母親やって、読書して、本まで書いている。そしてどれもちゃんと等身大の自分である。すごいなぁ。

  • 犬の散歩
    皮膚と心
    もし僕らのことばがウィスキーであったなら
    パレード
    羊と鋼の森
    コンビニ人間
    妊娠カレンダー
    火花
    ぼくは勉強ができない
    サラバ!
    花虫
    武道館
    詩羽(しいは)のいる街
    悪童日記
    空っぽの瓶(ボトル)
    フェミニズム批評
    グレート・ギャツビー
    夏の夜
    ひとりの時間

  • 店頭選書本
    914-F
    文庫

  • 作中に登場した本たちも読んだあと、
    再読しようとおもう。

  • とても読みやすい文章でした。
    さおりちゃんはとても努力家なんだなと思いました。
    他にもエッセイが出ているのでそちらも読んでみたいです。

  • さおりちゃん好きで購入。
    読みやすくて好きです

  • 皮膚と心

    女でいること、女らしくいることに少し恥ずかしさを覚えてしまうけれど、ほんとは女らしくいたい。そんな自分の気持ちに改めて気づかせてくれました。

    おしゃれしてみようかな

  • せかおわ!

  • バンド「SEKAI NO OWARI」の藤崎彩織さんの初エッセイ。

    平易でありながら何処か生々しい文章に引き込まれた。

    あくまで本を通して人生を綴ったエッセイなのでブックガイドを求める人には向かないように思う。

  • 【あなたに贈る、人生が変わる読書体験】直木賞候補作『ふたご』の著者が、大切な本を通して、自身の人生のターニングポイントとなる瞬間を切り取った、瑞々しい初エッセイ。

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著者プロフィール

藤崎彩織(ふじさき・さおり)
1986年東京都生まれ。2010年「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノ演奏とライブ演出を担当。2017年10月初の小説『ふたご』(文藝春秋)を刊行。『文學界』でエッセイ「読書間奏文」を連載中。2017年『ふたご』で第158回直木賞候補。

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