読書間奏文 (文春文庫 ふ 46-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167918163

感想・レビュー・書評

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  • 2021/01/08
    SEKAI NO OWARI のピアノ伴奏をしているsaoriさんこと藤崎彩織さんのエッセイ第二弾。ねじねじ録に引き続き読みました。
    今回の読書間奏文は、前回のねじねじ録が、結構「セカオワ色」が多かったように感じたところから変わって、本当に日常をsaoriさんが生きていて感じたことや考えたことをsaoriさんが読んだ本の一節を引用しながら彼女の経験を重ね合わせて紡ぎ出された言葉を中心にまとめられています。
    バンド活動のことに関してはもちろんそうですが、日頃生活をしている場面で触れた光景、見た光景、経験したことなどを小説の一節と結びつけて考えていくことができる凄さと、その発想の素敵な感覚に驚かされっぱなしです。
    ミュージシャンとしての表現者であるsaoriさんと作家、小説家、執筆家(?)としての藤崎彩織さんの二つの側面をこの本からも垣間見ることができる素敵な一冊になっていると思いました。

  • 西加奈子さんの「サラバ!」の章、関西人のご両親とのエピソードが、ぷっと噴き出してしまい、ほっこりして一番好き。多分、関西人はみんな分かるんちゃうかな。

  • セカオワの人と知らずに、同郷同年代ということで買って読み始めた。自分の中にスッと入ってくる文章を書くので読むのが苦ではなく楽しく、また同郷同年代なので似たような苦労や経験・体験をしており共感できた。他の著書も当たってみたい。

  • 作中に登場した本たちも読んだあと、
    再読しようとおもう。

  • とても読みやすい文章でした。
    さおりちゃんはとても努力家なんだなと思いました。
    他にもエッセイが出ているのでそちらも読んでみたいです。

  • さおりちゃん好きで購入。
    読みやすくて好きです

  • 皮膚と心

    女でいること、女らしくいることに少し恥ずかしさを覚えてしまうけれど、ほんとは女らしくいたい。そんな自分の気持ちに改めて気づかせてくれました。

    おしゃれしてみようかな

  • せかおわ!

  • バンド「SEKAI NO OWARI」の藤崎彩織さんの初エッセイ。

    平易でありながら何処か生々しい文章に引き込まれた。

    あくまで本を通して人生を綴ったエッセイなのでブックガイドを求める人には向かないように思う。

  • 【あなたに贈る、人生が変わる読書体験】直木賞候補作『ふたご』の著者が、大切な本を通して、自身の人生のターニングポイントとなる瞬間を切り取った、瑞々しい初エッセイ。

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著者プロフィール

藤崎彩織(ふじさき・さおり)
1986年東京都生まれ。2010年「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノ演奏とライブ演出を担当。2017年10月初の小説『ふたご』(文藝春秋)を刊行。『文學界』でエッセイ「読書間奏文」を連載中。2017年『ふたご』で第158回直木賞候補。

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