おやつが好き お土産つき (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年1月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167918170

作品紹介・あらすじ

日常の娯楽、おやつの時間。銀座の名店から量販店のお菓子まで、甘いのもしょっぱいのも分け隔てなく食べ尽くします。かりかりサクサク、こってりあっさり。読んだらすぐに買いに行きたくなる。ページをめくるたびに、楽しいおやつの世界がひろがります。単行本未収録のエッセイも多めに入っています。さあ、召し上がれ!

感想・レビュー・書評

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  • ウエスト(20P〜)のお菓子と一緒にこの本を譲ってくれた先輩、粋。

    普段あまりおやつを食べないけど食レポ素敵でお腹が空く本。

    ミステリー好きとしてはマーロウのラムレーズンプリン、食べたいな。
    バレンタインと父の日の限定らしいのでその時期に湘南行きたい!

  • エッセイです。
    家事でも料理でもないのですが~食べ物なので、ジャンルは、こちらに。
    おやつの楽しみ!
    超有名店の定番から、そこまで知られていない逸品、懐かしいお菓子まで、色々。知っているものもあって、納得しながら読みました。
    買いに行くウキウキ感や、食べ始めた時の感動、どこが美味しいかを、詳しく。素晴らしい食レポですね~。
    楽しく食べるのが、何より!

  • あぁ…だめだ(溜息)
    完全に銀座スイーツに脳内ジャックされた
    今日、私は銀座にいることでしょう(笑)

    子供のころ
    お出掛けスイーツは
    資生堂パーラーのいちごパフェだった
    ああ 久しぶりに食べたくなったよ

    ウエストのドライケーキ
    子どもの私はあんまりありがたがっていなかったな
    ああ なんて無知で罪深い(笑)
    改めて自分で購入して食べてみなくては!

    ほかにも銀座で食べていたなつかしのお菓子たち
    そしてもう食べられなくなってしまったものも
    あらためて思い出して ちょっとしんみり

    うん
    やっぱり出かけよう
    銀座

  • 「銀座百店」に連載されていた「おやつが好き」というエッセイを書籍化したもの。
    主に銀座のお店で販売されているおやつが紹介されていて、読んでいて楽しかった。

    気になったおやつメモ
    ・空也もなか
    ・銀座ウエスト ドライケーキ
    ・メルヘン サンドイッチ
    ・和光 パフェ
    ・フレデリックカッセル ミルフィーユ
    ・マーロウ プリン
    ・菊の舎本店 冨貴寄
    ・グランメゾン ロオジエ

  • 坂木さんが出あってきたおいしいお菓子(*^^*)

    わかる、わかる、と思いながら読むお菓子もあったりして♪

    お菓子って幸せと一緒にあるものだなぁとおもうんですよ。
    それを味わうことができる楽しい一冊です✨

  • なんて美味しそうなんだ…登場したすべてのおやつを制覇したくなりました。

    やたら銀座ばかりだな…と思ったら、作中に「銀座百点」の文字が。なるほど、あの無料配布しているのに内容が濃いやつね、ってちょうど最近初めて手に取ったのだけど。そんなタイミングの良さも運命的な出会いと感じて、早速、「冨貴寄」をポチり。(実際に買いに行け)

    途中途中で、池波先生の食エッセイが出てくるので、次はこちらもチェックしたいです。

    坂木さん、先に「ショートケーキ」という短編集を読みましたが、このエッセイの方もどちらもとっても柔らかい文章で素朴で優しい人なんだろうなぁと想像しながら読みました。

  • おいしそうだなあ、おいしそうだなあ。坂木司の食に対する愛とこだわりが爆発して猛威をふるっておられる。都内に住んでいたら、登場したお店にすぐ駆け込んでいたかも。でもわたしは地方民なので、とりあえずお取り寄せを真剣に検討中。なくても生きていけるけど、あったほうが絶対に楽しい。わたしもおやつの時間がとてもすき。

  • 銀座百店会刊銀座百点749号~769号(2017年4月~2018年1月)、両口屋是清刊いとおかしvol.18 2013年9月、クリエテ関西刊あまから手帖2017年5月号、ダ・ヴィンチ2017年3月号、小説 野性時代2015年5月号、扶桑社刊おしゃべりな銀座から、と書き下ろしを含めた27編のおやつエッセイと小説2編を2019年4月文藝春秋から刊行。銀座百点774号~786号(2019年5月~2020年5月)のエッセイ13編を加え、小説を除いたものを2022年1月文春文庫から刊行。お菓子の写真無しのパンフレットを見ているようで、あまり面白くなかったです。せめて写真でも載せれば良かったのに。

  • 銀座の老舗名店など
    やや高級めなおやつエッセイ

    美味しいプラスで
    格式を味わうのも
    ひとつの栄養!

    ああマーロウのプリン
    食べたいなぁ〜

  • 流石、坂木さんと言わんばかりのお菓子の描写。
    本当に読んでいると食べたくなる。
    単行本の方に収録されていたお話がなくなったのは少し残念。
    個人的に和栗のモンブランが1番読んでいて食べたくなった。
    朝読まないでください。お腹が空きますよ。

  • 図書館の返却期限まで読み終わらず積読となってしまいました。

    最初に電車で読み始めましたが、読んでからすぐ後悔しました。猛烈にお腹が空いてくるからです笑
    以前も食にまつわるエッセイを読んでいましたが、このエッセイは登場してきたお菓子を本当に美味しそうに紹介していて、今すぐ食べてみたい!!!と食欲と好奇心をものすごく掻き立ててきます。おかげで読んではgoogleでどんなお菓子でどこに売ってるのか調べてまた新しいお菓子のエピソードを読んでまた調べての繰り返し…。知らないお菓子ばかりで中には超人気で予約しないと買えないお菓子や、かなり遠出しないと買えないものもありましたが、その中でも近場に店舗があることがわかった時は次寄った時にお店を覗いてみようと楽しみができました。たかがお菓子かもしれませんが、美味しいお菓子を知っているのは芸は身を助けると同じように自分のことを助けてくれる気がします。お腹が空いてしまいますがまた借りて最後まで読んでみたいです。

  • 全部制覇したいお菓子たち。贅沢な気分にさせていただいた。

  • 気軽に読めるお菓子のエッセイ。
    銀座がメインになっているので、行けるかなでもちょっと遠いなという微妙な距離感を感じつつ読む。

  • 「ごちそうさまでした!」読み終えるたびにそう口にしてしまう一冊です。食まわりの本が好きで、今月はバレンタインということもあり、こちらを手にしました。銀座のお菓子たちが作者の味覚と思い出で綴られています。食べることは生きることではありますが、生きるために食べるのでもなく、食べるために生きてみるというのも、人間らしい幸福のあり方のようにおもえるのはわたくしが食いしん坊だからでしょうか?




  • ほとんど銀座で食せるおやつのエッセイ。

    銀座三越のイベントで和菓子のアンを知り、そのシリーズが大好きになったので、もう一度イベントをして欲しい。
    そして松屋銀座の地下は本当に美味しいものが揃っていて、最近食べた神戸風月堂のゴーフレット3種は老舗の底力を見せてくれる逸品。

    知ってるおやつが多くていっしょにもぐもぐしてる気になった!
    どの描写も頷き倒し。

    職場であそこのナニが美味しかったよと話してるみたい。

  • おやつテロ注意!これを読む前に、お気に入りのおやつを用意しておくことをお勧めします。読んでいるうちにお腹が空くし、美味しいおやつを食べたくなるから。

    作家さん(文章のプロ)がおやつのことを語るとこうなるんですね・・・。伝わりすぎるというか・・・食べたくて食べたくて震える。
    気になるおやつが多くて、本を読み終えてから店舗情報や商品画像を検索しまくりました(笑)。それもまた楽しかったです。

  • 銀座を中心に色々なお店のスイーツを書き綴ったエッセイ。和洋折衷、どれも美味しそう。坂木さんのおかげで一人スイーツブームの私です。

  • 読みやすい短編集。わからないお菓子でも、坂木さんの表現のおかげで味が想像できる。物が食べたくなる。全く罪深い小説だなあもう!←

  • おやつを好きな気持ちとその美味しさが、ガンガン伝わってくるエッセイ。
    初めて知るおやつばかりなので、想像する楽しさがある。
    文章を読んで食べたい衝動に駆られた結果、買ってしまった。
    風雅巻き、おとし文は通販で。
    季節の酒種あんぱんはどれも美味しかったけど、宇治ほうじ茶が一番。

  • 銀座の蔦屋書店で買ったら銀座のお菓子がいっぱいでてきてそれもなんだか素敵な出会いでほっこり。
    写真ではなく文章で、食感や香り、雰囲気が伝わるのがすごくよい。
    イメージだけで美味しい。
    お菓子片手に、1話ずつ味わって読むのがオススメ。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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