凪の光景 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年1月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784167918187

作品紹介・あらすじ

己の信念のもと実直に生きてきた丈太郎、72歳。だが突然、妻の信子が自らの幸福を求め、意識改革を打ち出した。家庭に満足しつつも若い部下によろめく長男、仕事をもち意識の高い嫁、覇気のない小学生の孫……。高齢者の離婚、女性の自立、家族の崩壊という今日まで続く問題を、鋭く乾いた筆致でユーモラスに描く傑作小説。

みんなの感想まとめ

高齢者の離婚や女性の自立、家族の崩壊といった現代の問題をユーモラスに描いた作品は、72歳の夫丈太郎と64歳の妻信子を中心に展開します。彼らの生活は、一見「凪」のように穏やかですが、妻の意識改革がきっか...

感想・レビュー・書評

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  • 【やっぱり佐藤愛子は面白い。渾身の傑作長編!】64歳の妻が突然意識改革!?高齢者の離婚、女性の自立、家族の崩壊という今日まで至る問題を鋭い筆致でユーモラスに描く傑作小説。

  • 72歳の夫、64歳の妻。
    同じ敷地内には息子夫婦と小学生の孫

    絵に描いたような「凪」な幸福な生活が
    すこしずつ壊れてゆく

    大人の犠牲は結局子供だよなぁと。
    いかにも佐藤愛子節な1冊

  • ふと手にした本で一気に読んでしまった。
    90年代に係れた本としては、家族の多くのテーマを上手く書ききっていると思う。ラストはやや意外でした。

  • 感想が難しい本でした
    私自身専業主婦の母に育てられたからか、
    最初は信子の行動が理解できなくて、
    当たり前のように旦那である丈太郎を敵として、
    悪として断じている姿が、
    今まで食べさせてもらっておいて…
    としか思えなかったんですが、
    これ、逃げ恥でも取り上げられてましたが、
    最近話題になる専業主婦のやりがい搾取、
    というやつなのですよね。
    専業主婦はこうして当たり前、
    という考えが自分にも当たり前に定着していて、
    反省しなきゃなと思えるきっかけになりました
    母にいろいろ話を聞いてみたくなるような。

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著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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