かわたれどき (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167918248

作品紹介・あらすじ

大人気「まんまこと」シリーズ第7弾!

町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。

本書には「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かわたれどき」の6篇を収録。

清十郎に子が生まれ、縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど、周囲で祝い事が続くものの、麻之助には揉め事ばかり。特に親しい料理屋の娘・お雪には何かと振り回される。

ある時、野分けと呼ばれる大嵐が起こり、お雪が危ない目に遭う。間一髪助かるが、何やら一大事が……? そしてついに麻之助が下した、重大な決意とは。

解説はイラストレーターで、シリーズの最初から装画を装画を手掛ける、南伸坊さん。

みんなの感想まとめ

多様な謎や揉め事を解決する主人公の成長と葛藤が描かれた作品で、周囲の祝い事とは裏腹に、主人公・麻之助はさまざまな困難に直面します。特に、幼なじみの娘・お雪との関係が大きなテーマとなり、彼女が大雨で危険...

感想・レビュー・書評

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  • 「オール読物」で最新のものを読んでいるので、何となくその後の状況が分かってしまうのは良いのか悪いのか悩む。今作のタイトルでもある「かわたれどき」では懇意にしていた娘が大雨で流され、助けられても2〜3年の最近の出来事を記憶喪失している。主人公の麻之助は忘れられてしまったことにショックを受け、他からの縁談を断りこの娘・お雪と結婚したいと表明するところで今作は終わる。この後、誰とどのように結婚するかは知っているので・・。
    ここで、やっと自分が読んでいる「オール読物」に追いついた。後は再読の楽しみというところです。

  • シリーズ第七弾。

    周囲の祝い事に、やもめの身の麻乃助に縁談がやたらと持ち込まれるようになる。

    それでも揉め事もやたらあり、仕事にも精を出すのだが……。

    麻乃助、お寿づさんのことをかなり引きずっていますね。わかる気もします。

    最後には思いがけない大団円でほっこりです。続きが楽しみ♪

  • まんまことシリーズ。自宅周辺の地名がよく出てくるので、読んでいて楽しい。
    いつもよりもサスペンスな印象。

  • 友に子が生まれるなど周囲で祝い事が続いているのに麻之介揉め事ばかり。どのお話も面白かったが「まちがいさがし」が1番好きだった。お雪に起こった一大事と麻之助が下した重大な決意がこれからどこに向かっていくのか楽しみ

  • お気楽麻之助のもとにいろんな事件が次々と舞い込んでくる。
    もらい事故のような案件ばかりだけれど、お寿ずを亡くして独り身になった麻之助に、少しずつ次の縁が繋がっていくようで…。
    麻之助も大人になりましたね。
    お寿ずとは周りに巻き込まれたような成り行きの縁組だったので、次こそは麻之助が心底惚れた女性と結ばれて幸せになってほしい。

  • 内容(ブックデータベースより)

    大人気「まんまこと」シリーズ第7弾!

    町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。

    本書には「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かわたれどき」の6篇を収録。

    清十郎に子が生まれ、縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど、周囲で祝い事が続くものの、麻之助には揉め事ばかり。特に親しい料理屋の娘・お雪には何かと振り回される。

    ある時、野分けと呼ばれる大嵐が起こり、お雪が危ない目に遭う。間一髪助かるが、何やら一大事が……? そしてついに麻之助が下した、重大な決意とは。

    令和4年6月28日~30日

  • 1話1話、麻乃助達の力が試される。大人達は、そろそろ世代交代の準備を始めたらしい。麻乃助も少しずつ腹を括る中で、先立ったお寿ずのことを心の奥にしまうことができたようだ。そんな状況が、「かわたれどき」なのでしょう。頑張れ麻乃助。

  • 麻之助とその仲間たちも良い歳になってきたことに合わせて、周りからの期待も本人たちの行動も代替わりに相応しいものに変わってきた。
    特に麻之助がいつの間にか難しい問題を上手く捌けるようになっているのが驚きです。このまま無事にお雪さんを後妻に迎えられるのか?

  • 2025/11/1
    めっちゃ久しぶりに読んだシリーズ。
    状況をちょっと忘れてる。
    麻之助の再婚話もちょっと動き出しそうで、今度は早めに続き読もうと思いました。

  • またまた事件ばかり。
    せっかくのご縁がさてどうなる?
    先が読めませんね。

  • 町名主の跡取り息子、麻乃助が町内で起こる不思議な事件をのんびり解決へ導いていく様は読んでいて楽しい。
    ところでおじさんと言われる麻乃助は何歳?

  • いよいよ麻之助さんも再婚ですね。そうなるんじゃないかな…と思っていたので良かった。おじさん発言にも負けないで!こうなると次は吉五郎さんと一葉さんが気になりますねぇ。次の巻は嫁入りがメインになるのかな今から楽しみです。

  • 変わらないのに、少しずつ変わっていく物語も第7弾。

    悪友三人組という感じだったのも、ずいぶん変わりました。こんな縁がやってくるのですか?

  •  このシリーズ、常に登場人物(複数)に見合い話が舞い込み続けているような印象を受けます(笑) 今巻での異様な登場率の高さから、最終的に彼女がお相手になるんだろうなとは早々に予想がつくものの……最終話での展開の唐突さと無理矢理感が否めない; こうまでしないと麻之助が前に進もうとしなかったってことかしら。最後の一文が思わせぶりなので、もう一波乱ありそう。
     今回は立ち回りシーンが多めでしたね。麻之助は喧嘩が強いという設定を、ともすれば忘れそうになります(笑)

  •  『まんまこと』シリーズ第7作。毎度毎度とはいえ、今回の麻之助はあまりにも災難続きではないか? お寿ずに先立たれてどのくらい経ったか、町名主・高橋家の跡取りとして、縁談のプレッシャーも強まるばかりだが…。

     「きみならずして」。一言で言えば、悪意があろうとなかろうと、噂って怖いよねえという話。もちろんSNSなんてない江戸時代だが、人の口に戸は立てられぬ。だからこそ首謀者は許しがたい。彼女の幸せを願うのみ。

     扉絵にドキッとする「まちがい探し」。読んでみて、ああなるほどと納得。江戸時代でも現代でも、需要があるわけですねえ。時代背景を考えても、その夢は理解されることはないのだろう。そのショック療法はやりすぎのような…。

     「麻之助が捕まった」っていうからいつ捕まるかと思いながら読んでいたが…そういうオチか? ある意味、ずっと捕まっているような。ちなみに、悪い奴らはちゃんと捕まります、はい。久々に暴れられて、麻之助もスカッとしたのでは。

     「はたらきもの」。色々な顔役がいて回っている江戸の町。その後継ぎたちのプレッシャーたるや。麻之助自身、後継ぎだけに。実績を作って認められるしかない。麻之助もそうしてきた。それにしても、江戸の歴史が大きく変わる寸前だった。

     「娘四人」。そのまんまです。これも噂絡みだが…その原因とは。んーまあ、太平の世になって長いのだから、そういう人もいたのだろうなあ。責める気にはなれない。それにしても畠中さん、こんなところで打ち切りですか!

     最後の表題作「かわたれどき」。詳しくは触れないが、江戸の深川を大災害が襲った。そこに居合わせたのは…。悲しいすれ違いと、人間の不器用さ。自身に当てはめて考え、腹を括った麻之助が、最後の最後に出した結論とは。もちろん、次も読むしかあるまい。

  • きみならずして/まちがい探し/麻之助が捕まった/
    はたらきもの/娘四人/かわたれどき

    あれもこれも それもあって
    もめごとの方はついてゆき、麻之助の心にあって見えなかったものが形になってきた。
    さてさて 次が待ち遠しい

  • どのお話も面白く良かった。
    麻之助が前へ一歩踏み出せたのは嬉しいけど、お雪かぁ。うーん。あまり好きになれないなぁ。

  • 麻之助がようやく前へ向けていけそうでよかった

  • まんまことシリーズ。

    このシリーズ、読んでいるような、読んでいないような。

    なにか、全体的に話があっさりしてる。
    人情噺がなければ江戸ものでないというつもりはないが。

    後妻をとることになるのかと散々を持たせておいて、
    結局、話は進んだような、進まないような。
    最後に突然野分けで川があふれて、
    後妻候補のひとりが流され記憶をなくす。
    いきなり深刻な展開に驚いた。

  • 相変わらずのもめ事続き。そして、麻之助のとぼけ振りと、彼を取り巻く人達の温かさと厳しさ。江戸の町並をゆっくりと旅しているような、そして自分も一緒にもめ事を解決しているような。
    相変わらずの、畠中恵節でした。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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