ル・パスタン (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167918330

作品紹介・あらすじ

人生の味わいは「暇」にこそある。
愛しきもの、人、思い出を画と文で綴った
晩年の名エッセイ。

「ル・パスタン」、フランス語で「暇つぶし」。
多忙ながら締切を厳守した池波正太郎。
文豪の仕事術の極意はどんな時でも心楽しむ方法を知っていたこと。
可愛がってくれた曾祖母の思い出、贔屓の歌舞伎役者、ヨーロッパ映画、フランスの村へ憧れのジャン・ルノワールの墓参り。
ストレスを乗り切るヒント満載の画文集。
解説・彭理恵

「人は、独りでコーヒー店へ行き、
一杯のコーヒーをのむ時間を一日のうちに
もたねばならない(……)」
この言葉の意味は深い。(「コーヒー」より)

みんなの感想まとめ

人生の味わいは「暇」にこそ宿るというテーマを持つこの作品は、池波正太郎の晩年のエッセイであり、彼の独特な視点と豊かな思い出が描かれています。曾祖母との思い出や贔屓の歌舞伎役者、憧れの映画監督の墓参りな...

感想・レビュー・書評

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  • 再読のはず。
    「ル・パスタン」、フランス語で「暇つぶし」。
    多忙ながら締切を厳守した池波正太郎。
    文豪の仕事術の極意はどんな時でも心楽しむ方法を知っていたこと。
    可愛がってくれた曾祖母の思い出、贔屓の歌舞伎役者、ヨーロッパ映画、フランスの村へ憧れのジャン・ルノワールの墓参り。
    ストレスを乗り切るヒント満載の画文集。

    来年は生誕100周年ですか。

  • 中年になった今、若かりし自分に、池波正太郎に出会ったことを褒めたい。何の気まぐれか記憶にないが手に取った「鬼平犯科帳」をきっかけにどっぷりと池波正太郎にはまった。なんらかの影響は受けている。「ル・パスタン」はフランス語で暇つぶしを意味する。エッセイでもあり回顧録でもある。年寄り特有の頑なさが垣間見えるが、戦中戦後を生き抜いた一人の人として思うことはそれはあるだろう。だけど、決して不愉快には思えなかったのは、これを書かれた年に近づこうとしているからかもしれない。

  • 「ル・パスタン」フランス語で「暇つぶし」。かつて、週刊文春に連載されていた池波正太郎の画文エッセイのタイトルだ。文庫は4部構成、Ⅰは食の記憶、Ⅱは映画と芝居、Ⅲはフランスとヴェニスの旅日記、Ⅳは思い出と嘆きでまとまっている。挿絵もすべて池波氏の作品で晩年の名エッセイが新装版で登場!

  • 池波正太郎の晩年の名エッセイ。

    幼少期の思い出が生き生きと書かれている事に驚いた。II部の映画と芝居の話はあまり興味を惹かれなかった。

    内容紹介にストレスを乗り切るヒント満載とあるが、この部分は期待を超えなかった。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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