皆様、関係者の皆様 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167918361

作品紹介・あらすじ

カトパンの結婚報告FAXに書かれていた「皆様、関係者の皆様」は、頭の「ファンの」を慎み深く抜いたために変な呼びかけになってしまった? 政治家や著名人の発言のみならず、芸能人の手書きFAXの筆跡までとらえて、褒めたり怒ったり分析したり茶々を入れたり……。「言葉」をテーマに今の日本を読み解く「週刊文春」人気連載時事コラム「言葉尻とらえ隊」を一冊に!
カバーの絵は漫画家の松田洋子さんが担当。

ジャンポケ斉藤がいじめ被害者に呼びかけた「何かの機会を見つけて僕に直接、相談してほしい」

森喜朗が問題発言で批判された翌日に言った「今朝は娘にも孫娘にもしかられた」

平井卓也、丸川珠代が好んで使う「ステークホルダー」
……ほか計67ワードを収録!

みんなの感想まとめ

言葉をテーマに、現代日本の様々な時事ネタを鋭く切り取った本作は、特にコロナ禍における社会の動きに焦点を当てています。著者の独自の視点と軽妙な文体が、政治家や著名人の発言をユーモアたっぷりに分析し、読者...

感想・レビュー・書評

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  • 巷で話題になった政治家や芸能人の発言を鋭い洞察で分析。
    星野源さんの「うちで踊ろう」を使った安倍晋三さんの動画、「 何かの機会を見つけて僕に直接相談してほしい」 ジャンポケ斎藤、「あれは漫才じゃない」 M 1王者マジラブ に批判など、「そういえばそんなこともあったなー」と思い出しながら読ませていただいた。
    ツッコミが秀逸で痛快。
    政治関連も多く登場したが、置いてけぼりにされない分かりやすい文章。

    石原さとみさんの自筆FAXのお話が特に好き。
    「女優」が詰めて書かれているという些細な点からここまで妄想を広げられるとは…。

  • 文庫化は2022年だが、中身はコロナ騒動のまっただなか、2020年の4月から始まる。
    もとは週刊雑誌の連載で、文庫化していった同じシリーズのうち、すでにいくつかは読んでいるが、たいていは私にはあまり興味のない芸能人たちのセリフや、時間が経っているためもう忘れかけている政治家や企業人のセリフが並び、能町さんの文が楽しいのでときどき読んでいたものの、へー、の域を出なかった。
    が、さすがに今回、コロナ禍ではみんなの関心が集中していた&ほかに話題が少なかったのもあり、たいていの時事エピソードを知っていたので興奮しながら読む。

    能町さんを最初に知ったのは06年ごろのブログで、オカマだけどOL〜をリアタイで読み、くすぶれ!モテない系で周囲の人と爆笑させてもらっていた。
    すでに切れ味鋭く、上手いこと言う人だなあと思っていたけど、このコラムは、対象物と、彼女の視点や言語センスがピタリと噛み合っていますね。
    おもしろーい!うわ、ホントそれ!と、痒いところに次々と手が届く思いだった。

    p46の20/7/16、ネットメディア、Abemaテレビの大相撲や将棋の取り上げ方についてのまとめの一文
    〈ネットメディアって、テレビより新しいふりをしながら、むしろ旧来のテレビ的演出をさらに下世話に強化しているだけなんですよね。〉

    p67の2020/9/10、SNSインフルエンサーに影響を受けた若者のノリからの過激な振る舞いについて
    〈SNSのいちばんの問題は、高め合ってはいけない方向性で人が徒党を組めること〉

    この本を、今回は半日人間ドックに連れて行き、検査と検査のあいだにパラパラと読ませてもらった。
    ちょうどいいチョイスだったなと我ながらニンマリ。

  • 週刊文春連載「言葉尻とらえ隊」第4弾。ちびちび楽しみながら読み進めるつもりが、テンポのよい突っ込みが気持ちよくなってしまい途中から一気読み。日々、うっすら感じていた「モヤり」を能町さんが的確に分かりやすくまとめてくれているから、モヤったままで放置していた様々な時事ネタに対して、改めて自分なりに捉え直すことができた。
    「はじめに」で触れている通り、今回はジェンダーやフェミニズムについての話題が多い。あぁ…こんな発言あったなぁと、溜め息と共に思い出される諸々の失言。眉間のシワが深くなりそうな出来事ばかりだけど、皮肉の効いた似顔絵に思わず噴いてしまうのは今回も同じ!表題にもなった「皆様、関係者の皆様」は秀逸だったな~。(BKB!)

  • 今となっては何年も前なので、忘れていたことが多い…。みね子さんのツッコミ、目からウロコです。

  • 究極のコタツ記事。
    世に潜むBKBを探すのは楽しい。新野新とミハイ・チクセントミハイが同じカテゴリに入るのだからたまらない。

  • 変わらずおもしろい

  • 政治化や著名人の発言のみならず、芸能人の手書きFAXの筆跡まで…。鋭い観察眼と言語センスで巷に溢れる「言葉尻」をとらえる。『週刊文春』の連載「言葉尻とらえ隊」を選抜・改稿して文庫化。

    何故苦笑い。

  • 能町さん、やっぱりいいわ〜。

  • あー。この人の文章はだめだー。合わない。
    テーマが言葉尻とらえる、なのかもしれないけど…

    文句言いたい人はなんにでもいちゃもんつけるんだなー。
    そして取り上げる題材がそもそも、相当暇じゃなきゃ知らんしどうでもよかった(誰それがTwitterでどうこう言って炎上したとかこの番組でこんな発言してただの)。

    人の言葉遣いは批判するのに、
    カタカナ言葉使わない日系企業でさえ普通に使う「ステークホルダー」という言葉も知らないようだったので
    なんかほんと…どうなん?と思いました。

  • このシリーズ大好き。
    コロナとかオリンピックとか、色々思い出す。。
    自分に見えていないことが見えて視野が広がる。
    そして単純に面白い。

  • 能町さんの文春連載書籍化、なんと4冊目!
    文字数が増えてから、刊行が早いな。
    そして、最後のコラムが去年の9月末で、けっこう前だった。

  • 202202/この手のエッセイは共感だったり、知らなかったことを知ったり、反対意見を思ったり、対話のようなかんじで読み進められて面白い。時事ネタなので、時の早さや、日々量産されるネタの多さにも驚く。

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著者プロフィール

北海道出身。文筆業。著書に『逃北』(文春文庫)、『雑誌の人格』(文化出版局)、『結婚の奴』(平凡社)、『ほじくりストリートビュー』(交通新聞社)など。大相撲好き。南より北のほうが好きで青森好き。2021年から一年の半分くらい青森に居住している。

「2026年 『デッドエンドで宝探し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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