駐車場のねこ (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2022年4月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167918606

作品紹介・あらすじ

『カフェーの帰り道』で、第174回直木賞を受賞!

いま最も注目されている作家・嶋津輝の
デビュー作(「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」)を含む傑作短篇集。

単行本『スナック墓場』を改題

幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。
つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。
職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。
自分が入院中、向いのふぐ屋のおかみさんがなぜか駐車場の猫に餌をあげていて…。

商店街の生活、女性同士の友情と葛藤、男性への鋭い視線。
思わずほほえんでしまうユーモア、人間観察から溢れる、生きることへの〝姿勢の良さ〟がにじみ出る。

何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。

文庫解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」


第二作である長篇小説『襷がけの二人』は第170回直木賞候補作に。
宮部みゆき、三浦しをんら、選考委員が絶賛!

みんなの感想まとめ

日常の中に潜む小さなドラマを描いた短篇集は、普通の人々が持つ個性や日常のやりとりを通じて、思わずほほえんでしまう温かさをもたらします。登場人物たちは、少しだけ普通からズレた存在でありながら、たくましく...

感想・レビュー・書評

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  • 少しだけヒヤヒヤして、全体は温かい、やさしい。しかし、中身が濃く夢中になりました。

  • 夕暮れのような一冊。

    主に女性たちの人生時間を切り取った7篇。

    イメージは陽の光さんさんと降り注ぐ日中ではなく、夜へと向かう夕暮れのよう。

    でもその中にちらほらとした笑い、微笑ましさが溶け込んでいるからか暗さはさほど感じない。

    その匙加減が巧い。

    スタートの「ラインのふたり」から思いもよらぬ展開に温もり一つ。

    表題作「駐車場のねこ」は特に主人公のざわめき感に読み手も思わずシンクロする描き方が絶妙。

    不安な心にポッと暖色系の灯りを灯される、そんな味わいが良かった。

    嶋津さんの現代ものもいい。

    やっぱり読み心地のいい作家さん。

  • 不思議な作家さんである。
    ここにいる人たちは、どこにでもいるような普通の人たちなのだが、それでも小説になるほどの個性は持ち合わせている。事件らしい事件は起きないが、心がざわついたり、想定外の事態に狼狽えたりする。しかし、大きなオチもない。
    人生で、誰かに起こりそうで起こらない、または起こらなそうでも実際起きていそうな、そんな人生の綾を描いた短編集。

  • まったく何も知らない本だったけど、タイトルと帯に惹かれた。
    どうしても「猫」がタイトルに入ってると目が行ってしまうのだ…。
    タイトル的にはほっこり平和な小説かと思ったけど、帯には「なにか悪いことがおきるのかも、という薄暗い期待。…」と書いてあって、はて一体どんなストーリーが?と謎を感じつつ読み始め。

    7つの短編で、1話30ページくらいの短い話。
    なんだけど、思ったよりも引き込まれた。
    短い話の中で大きな動きがある訳ではないんだけど、決して平坦でもない。
    帯の文の意味が分かった。
    タイトルから漂うほっこり感はないけど、不穏な終わりでもなくて、なんだか不思議な本だった。
    癖のある人たちがでてきて、なんじゃそりゃ!って少し笑ってしまった。
    ほかの作品が直木賞候補になったことがあるらしく、それも読んでみたいかも。
    短編はそこまで好きじゃないんだけど、なんだか普通とは違う雰囲気で面白かったな。

    【追記】
    この作家さん、直木賞取ったのかー!「カフェーの帰り道」って聞いたことある、この1、2年で受賞かな?
    ますます他の作品も読みたくなっちゃった。

  • アンソロジーで初めて嶋津さんの短編を読んだとき、何とも言えない余韻を感じさせる、独特の雰囲気を持つ人だなと思った。直木賞候補作の長編「襷がけの二人」もとてもよかったし、今度は短編集で嶋津ワールドに浸りたいと思い購入。7つの短編は、どれも程よい湿度を感じさせながらも、沈みこみ過ぎない不思議なユーモアが漂っていて、それがクセになる。全体的に地味で、敢えて描きすぎないところが人によってはハマらないかもなという気もするが、むしろ私はそんなところが魅力的だと思った。クセツヨなキャラが多いのだけど、「なんだこの人」と思いながらもだんだん親しみを感じてくる。
    どの作品も好きだけど、単行本の表題作だった「スナック墓場」が一番お気に入り。悲喜こもごもの描写が嶋津さんならではというか、思いがけない方向に舵をきられる感じ。
    そして、嶋津さんの魅力の一つはフード描写にあると思う。シンプルな和食系の料理がどれも本当においしそうなのだ!!
    森絵都さんの解説も素晴らしかった。「押しつけがましくないささやかな交情」、それに救われるんですよね。これからの嶋津さんの作品が楽しみだ。

  • 「襷がけの二人」も「カフェーの帰り道」も読んでないけど この作家さん 好きかも、だ。どの話も なにも ほんとに なにも 起こらなすぎて それでも 先が気になるのは どうしてなんだろう?きっと 島津輝さんは、観察眼がすごくて どんな些細なことも 気になるんだろうなぁ〜と勝手に想像してみた。好き嫌いはあるだろうけど わたしは 好きに1票 入れる。

  • 7つの短編集
    ちょっと変わった人達が出てくるけど、根っからの悪人ではない
    普通の人の日常の中に紛れる優しさ
    そして、ちょっとした謎
    しかもその説明は成されない

    そんな何気ないやり取りが満載


    ・ラインのふたり
    工場の短期バイトで知り合った女性二人の交流
    若い社員から目の敵にされている事を察し、口撃を試みるが
    その社員から返ってきた対応とは

    バイト目線では、社員さんの仕事はそう見えるのでしょうね
    実際は、他のタスクのついでだったりするのだけどね

    それにしても、「命の母」って職場の救急箱に入ってるものか?
    頓服薬ではないんだけど?


    ・カシさん
    個人経営のクリーニングを営む夫婦と、下着までクリーニングに出そうとしてくるオカシな客のカシさん

    カシさんの意図が最後まで読んでも謎
    あと、奥さんがカシさんに掛けた言葉の意図と心境の変化も

    最初に思ったのは、カシさんが乳がんで乳房を摘出したとか?と思った
    なので、奥さんが銭湯で裸を見て察したのかとね
    旦那さんが見たのは、疑似乳房だった可能性もなくはない
    でも、違うような気がする

    それだとしても、旦那さんに対する妙な執着の説明が付かないのでね
    やはり、以前関係を持った相手がポイントだと思うのだけど、何も推理できない


    あと、カシさんは潔癖症なのかとも思った
    まぁ、そんな人が銭湯に行くか?とも思うけど
    湯船に長く浸かっていたとか、奥さんはその後の行動とかから察するものがあったのだろうか?

    だとしても、奥さんが旦那さんに言った
    「あなたって、乾いた雑巾みたいだもの」という言葉
    雑巾に例えている時点で、完全にいい意味ではないわなぁ
    だから奥さんも気まずそうにしているわけだけれども
    旦那さんの汗ならOKという理由も謎だなぁ

    もう一つの可能性として、カシさんがトランスジェンダーで性転換済みもありそう
    それなら奥さんの行動も納得がいくし
    手の描写も元男性という伏線にも思える


    あと、ダルダルのランニングシャツで乳首が見える姿から、「グレコローマン」という渾名をつけられてるところは笑える


    ・姉といもうと
    幸田文の「流れる」に憧れて家政婦の仕事をしている姉と、指先が欠損していて知人の経営するラブホテルで受付をしている妹

    姉の派遣先の夫が、妹の彼氏の上司と判明する

    妹さんの指がない理由を聞いてきたのが、その上司が人生で二度目だという
    姉は物心付いた頃から妹の指がなかったので、聞くことすらしてこなかったらしい

    妹さんみたいなキャラの人、身近にいたら楽しそう

    メタ的な謎として、タイトルの「いもうと」がひらがななのはどんな意図なのだろう?
    姉妹のキャラクターを反省させてるのかな?


    ・駐車場の猫
    布団屋を営む夫婦と、お向かいのフグ屋の隣の駐車場にやってくる猫

    旦那さんは男前で、べらんめぇ口調というギャップ
    その妻が普段は猫に餌をあげているが、入院中には印象のよくないフグ屋の女将さんが餌をやっていたようで……


    ・米屋の母娘
    怪我をした母親の元に通う独身の息子がお弁当を買うために立ち寄る米屋の母娘

    値段は安いが、コロッケを爆発させたのか中身がなかったり、おかずが少なくなっていたり
    しかも、接客が然程よくない


    ・一等賞
    発作で商店街をうろつき始めるアラオと、それを治めるために連携して誘導する商店街のお店の人々
    そしてそれを最後まで見届ける主人公の女性とその幼少期の出来事


    ・スナック墓場
    潰れたスナックの女性店員3人が同窓会的に競馬場で語らう話
    本当は「波止場」という店名だが、「スナック墓場」と陰口を叩かれていた理由と潰れた経緯



    どの話しも良いけれども
    一番気になったのは「カシさん」かな
    結局、カシさんの正体や奥さんの態度が変わった理由が気になる


    元は「スナック墓場」だったのを改題して文庫化

    芥川賞作家のようだけど、浅学にしてお名前を聞いたことがなかった
    「カフェーの帰り道」の作家さんだったのですね
    経歴を見てみたけど、まだ数作しか出されていない
    直木賞って、中堅どころの作家さんが受賞するイメージがあるのだけど、ある意味でまだ新人さんと言えるような方も対象なのか?

    --------------------
    『カフェーの帰り道』で、第174回直木賞を受賞!

    いま最も注目されている作家・嶋津輝の
    デビュー作(「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」)を含む傑作短篇集。

    単行本『スナック墓場』を改題

    幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。
    つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。
    職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。
    自分が入院中、向いのふぐ屋のおかみさんがなぜか駐車場の猫に餌をあげていて…。

    商店街の生活、女性同士の友情と葛藤、男性への鋭い視線。
    思わずほほえんでしまうユーモア、人間観察から溢れる、生きることへの〝姿勢の良さ〟がにじみ出る。

    何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。

    文庫解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」

    第二作である長篇小説『襷がけの二人』は第170回直木賞候補作に。
    宮部みゆき、三浦しをんら、選考委員が絶賛!
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  • 一見普通だけど、ちょっと不思議な人たちの話。

    どんな人にも文字通り人生があるのですね。

    読んで良かったなーと思わせられました。
    嶋津輝さんの他の作品も読んでみようと思います。

    なお、「美丈夫」という表現が妙に気に入ってしまい、これから積極的に使っていきたい。

  • 7篇からなる短編集。
    ちょっとしたことがちょっと幸せに思えることとか、ちょっと艶めかしい?話しとか…なんてことない所に転がっていそうなことにスポットライトを当てて丁寧に書かれている感じ。

    『一等賞』が中でも一番好き。商店街の人々が病気でおかしな行動を起こす男を決して迷惑がらずに協力して彼の家まで誘導していく様が素敵に思えるから。

    全体的な感想としては『どこにでもありそうだけどちょっと不思議な話し』なのです。

  • なんだろう、不思議な読後感。
    決して悪い話ではないのに、うすら怖さがあったり、変な人?とカテゴリーしたくなるような、癖のある人たちが出てくるのに、全体的には温かく優しい話の数々。作中にも出てくる幸田文の文体と似ているのだろうか?いずれも処女作というのに驚く。そして解説の森絵都さんが、著者インタビューを読んだら、「普通、ということにこだわりました。ふつうの人とか生活費を描きたいという気持ちが強いので」という言葉を見つけ、危うく椅子から転がり込む落ちそうになった。と。笑笑

    7つの短編。バラバラな日常を描いている。
    どれもどこか強烈な印象が残っていて面白かった。また読み返した時に何を感じるのか楽しみな作品かも。

  • ラインのふたり
    日常のちょっとした嬉しさ

    カシさん
    カシさんは何だったのか、男にどんな感情を抱いていたのか
    奥さんの強さ

    姉といもうと
    こんな姉妹関係だったら、素敵だなあ

    駐車場のねこ
    苦手だった人が、あんがい悪い人じゃないかもと思えたこと

    日常だけどどこか日常じゃない、吸いこまれるような作品たち

  • 誰かの日常って感じで好きです。
    この本と出会えてよかった、

  • 世の中のちょっとフツウではない人たちの日常というか、フツウなんて枠はぼやけていて、みんな何かしら変わってるんだけど、ちゃんと合わせたり合わせなかったり、話してみたり付き合わなかったりしながら生きている。
    姉といもうともよかったし、一等賞は切ないけどおかしみがあり、スナック墓場の馬券のくだりはリアルで面白かった。

  • ほのぼの、としていながら続いていく何気ない日々。
    こんな小説を読みたかった。いくらでも読める。
    良い本に出会えました。

  • ほめてる書評を見たので読んでみた。
    まだ2作しか読んでいないが、何処がいいのか全然わからない。癖の強い登場人物に引き込まれるが、「で、何なの?」という印象。

  • ありふれていないハズの日常なのに
    嫌なコトも、嫌なヒトも出てこない。
    一般的に絶対嫌なヒトのハズなのに?
    とすら感じる登場人物でも。

  • 面白かったけれど、なんと書いていいかよくわからない話。
    知人にはおすすめはしないかな。
    どれも設定もユニークでいいんだけれど、最後に で?と聞かれてしまいそうな話ばかり。
    まぁ、実際に現実は解決しないこと・割り切れないことの方が,多いということではありますが。

  • ラインのふたり
    大手スーパーに就職し二十五年を過ぎてから、
    会社で嫌がらせを受けてしまい自主退職をした女性。
    とりあえず倉庫内軽作業の流れ作業のラインのアルバイトを
    することとなり、そこで知り合った女性社員と仲良くなり自分自身を見つけ出すという物語。
    自分の性格上、苦手な人との関わり合い方や仕事の仕方など人それぞれに問題があると思いますが、それを上手く気の合う友達が見つかったことで出来なかったことも出来るようになっていき、
    これからの日々が笑顔で過ごせそうなラストで気持ちの良い内容でした。

    カシさん
    クリーニング屋を営んでいる夫婦の所に下着までもクリーニングを出そうとする女客との物語。
    主に妻と女客との接客を夫が耳をそばだてて聞いているような、
    ちょっと下心がありそうな心理描写が垣間見れてユニークな作品でした。
    どうしてもこの女客の行動が気になってしまうし、
    夫の行動も気になって仕方なかったです。
    夫婦の会話も面白く、夫のことを「乾いた雑巾みたいだもの」
    というのには思わず笑ってしまいました。
    最後まで不思議なことに目が離せなかったです。

    姉といもうと
    幸田文の「流れる」に憧れる家政婦の姉と、
    手の指が無いけれど活動的でラブホテル受付をする妹との相対する姉妹の物語。
    性格が対照的な姉妹の物語は今までにも様々にあり、
    大概は二人があまり上手くいかないパターンが多かったりしますが、
    この作品の場合は意外な所で共通点が見つかり、
    そこから意気投合して姉妹の過去や未来が開かれていくというのが意外な方向へと進むのが面白かったです。

    駐車場のねこ
    布団屋の奥さんが入院をしたきっかけで、それまで気にかけていた近所の駐車所の猫が更に気になり出すという物語。
    ハンサムな夫だけれど、べらんめえ口調で啖呵を切ったり、
    隣の総菜屋の女将が妙に色っぽかったりと特徴的な人物が登場するので猫よりもこちらが気になりました。

    米屋の母娘
    態度の悪い米屋の母娘から、おかずの少ない惣菜を買い続ける男性の物語。
    何故、ここの惣菜を買い続けてしまうのかという理由もありますが、
    それから発展していく物語の展開がユニークでした。
    意外とこうゆうことが日常の一部でもありそうで無い所がツボでした。

    一等賞
    商店街で酒の飲みすぎでおかしくなるアラオ。
    この状況を幼い頃から見ていた女性の物語。
    アラオの異常な行動に思わず気を取られてしまう所でしたが、
    主人公の女性の小さな頃からの商店街での買い物の風景が何処かノスタルジックな雰囲気な所が良い味を出していました。
    アラオおじさんはいつになってもお酒をやめることなく、
    目玉を追いかけているのには苦笑してしまいました。

    スナック墓場
    夫の死後、専業主婦から水商売の世界へといった女性。
    そのスナック波止場で働く女性三人の物語。
    まるで、テレビで放映されている「ザ・ノンフィクション」の水商売の特集を観ているような光景の物語でした。
    スナックに訪れる人が亡くなったり、オーナーが亡くなったことで
    店を閉めることになったりとそれぞれに悲哀がありました。
    競馬好きな主人公が戒めとして財布の中に折り畳んでいた八千円の意味を知るとちょっと泣けてきそうでした。
    スナック波止場とスナック墓場のダジャレのような
    言葉遊びもこの物語には似合っていて癖になるような作品でした。
    この物語を読むと男性側から描いているようだなと強く
    思える印象も垣間見れました。

    特に大きな事柄もなく、淡々とそれぞれの物語は描かれていますが、
    インパクトのある登場人物ばかりなので、どれも心情に残る人ばかりでした。

    一見すると何気ない日常ですが、その中にはミステリアスだったり、
    心温まる光景だったりと、人それぞれの日常があって、
    それがいわゆる人生なのかなとも思いました。
    日常ではないような日常のような、そんな独特な不思議な世界観も味わえるので、ある意味一番人間味のある作品だと思いました。

  • 前回の直木賞候補『襷がけの二人』の作者、嶋津輝の短篇集。作者の作品にはごく普通の人たちの世界を描いているようでいて実は変わった個性や身体的特徴を持つ人が度々出てくる。そんな人々をあたたかい目線で愛する作者の優しさを感じる。

  • いろんな人の人生と、いろんな人の価値観に触れた気がした。

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