老いて華やぐ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年4月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784167918668

作品紹介・あらすじ

寂庵で語り下ろされた寂聴さんの法話「愛するということ」「生きるということ」「老いて華やぐ」を待望のテキスト化! 幸福になるとはどういうことなのか、自分の中の可能性の芽をいかに引き出したのか、年をとっても若々しくいる秘訣は何か、など明快に楽しく語る。私たちがこれからをよりよく生きるヒントに富んだ一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 「相手が好きなのではない、相手が好きな自分がすきなのである」だからこそ「真実を真実として見極めることが大切。その真実ががっかりした結果であろうとも、それは"がっかり"ではなく"そうだったんだ”と気付くこと、しっくりくること」なのだと思う。真実を直視するのは簡単ではないけれど、ただ気付くことなんだよって声をかけてくれた気がした。

  • 瀬戸内寂聴さん、法話の語りおろしの文書化されたもの。いつか寂庵に詣でてみたいと思いつつ叶わず、21年11月9日に逝去された。

    ◯愛するということ
    渇愛と慈悲は、エロスとアガペに一致し、宗教が異なっても共通の概念である。岡本かの子やウッパラヴァンナーの生涯を紹介しながら、愛を諦める必要はないと説く。

    ◯生きるということ
    自分の生い立ちから、戦時下での中国の暮らし、終戦。3歳の娘を置いて出奔したことを生涯の悔いと、第二の人生となる出家へのあらまし、出離者は寂なるか梵音を聴くという名前の由来を語る。

    ◯老いて華やぐ
    歳をとることは誰にとっても避けらられないこと。それをどうやって楽しむか。少し先の楽しみを見つけ、ワクワクし続けることが大切。

    ◯九十二歳の死生観
    大病をし、痛みや辛さに仏を疑うこともあったが、回復。まだ小説を書きたいということ。

    愛に生きたパワフルな人なのだろうと。そして、文章を書くというのはやはり楽しいことなのだろうと思わされた。パワーをもらえる本。

  • 前向きに 人を愛して 懺悔して 老いる
    すてきな方だな

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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