本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167918682
作品紹介・あらすじ
天才・山岸凉子が「毒親」を描く。
思わず背筋を冷たい汗がつたう傑作短篇集。
その愛の正体は依存なのか、束縛なのか、嫉妬なのか──?
「毒親」という言葉が生まれる遥か以前から、山岸凉子は、「母と子」という永遠の闇を鮮烈に映し出す作品を描いていた。
ラストで何の変哲もない日常世界が反転する恐ろしい傑作「夜叉御前」、
美しい女優と肥った娘の隠された愛憎を露わにする「鏡よ鏡」、
手の込んだお弁当をつくってくれる優しい母の深層心理に迫る「コスモス」、
よく気のつく自信家の妹と比較されて育った主人公を描く「ブルー・ロージズ」。
優等生の兄を溺愛する母の姿を妹の視点で見つめる「鬼子母神」の5作品を収録したオリジナル文庫。
角田光代さんの解説「奪われてはならないものについて」もぜひお読みください。
みんなの感想まとめ
母と子の歪んだ関係をテーマにした短篇集は、山岸凉子の独自の視点から「毒親」という概念を深く掘り下げています。収録された5つの作品は、母の愛が依存や束縛、嫉妬という形で表れる様子を描いており、特に「夜叉...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
80年代から90年代に発表された短編5編を収録した山岸凉子の自薦短編集。
作品はいずれも母と子の歪んだ関係を描いたものがセレクトされている。読んでいて気の悪くなる山岸凉子っぽい作品。母による子への呪縛の話ではるが、父の希薄さという点でも共通している。典型的なのが巻頭に収録されている「夜叉御前」で母が鬼として描かれているのに対して、主人公である娘に性的虐待を行う父は人とすら認識されれない黒い物としか描かれない。父はほぼ存在しないに等しいが、にも関わらず父あるいは家が母を呪縛する。母もまた歪められた存在であり母と子は連鎖した関係であることが示される。 -
よしながふみのエッセイから名前を思い出しブックオフにあった一冊を。
この時代に描かれていたことはまだ続いてるような気もする。 -
3.5
著者プロフィール
山岸凉子の作品
本棚登録 :
感想 :
