狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年6月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167918866

作品紹介・あらすじ

藩主・久留島通嘉に頼まれ、参勤交代に同道することになった小籐次親子。旧藩・豊後森藩の飛地・頭成を目指すが、船のなかで森藩家臣が海に消える事件が起きる。果たして犯人は誰か?背後に見え隠れする藩の事情とは? 小籐次に託された使命とは-――

ついに故郷の豊後に向かう小籐次を待ち受けるものとは。
8月完結に向けた三カ月連続刊行のスタートです。

みんなの感想まとめ

物語は、小籐次とその嫡男・駿太郎の成長と冒険を描いています。藩主の命を受け、参勤交代で豊後へ向かう親子は、道中で様々な困難に立ち向かいます。特に、三河国での殺人事件や、国家老一派の横暴など、藩内の複雑...

感想・レビュー・書評

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  • 赤目家、嫡男、駿太郎の
    来島水軍流の剣が冴え渡ります。

    酔いどれ小籐次こと来島水軍流の達人・赤目小籐次と、嫡男の駿太郎との活躍の物語です。駿太郎は、小籐次を襲った刺客・須藤平八郎から託された乳飲み子です。その駿太郎を我が子として育て、来島水軍流の剣術を教え、どこに出しても恥ずかしくない男子として成長しました。

    小籐次と14才になった駿太郎は、小籐次の旧主・久留島通嘉(みちひろ)の命で参勤交代で国元の豊後玖珠郡森に戻る久留島通嘉に同行して豊後に向かいます。

    途中の三河国で直参旗本三枝實貴(さねたか)が、ヤクザに殺される。小籐次、駿太郎は、所領にいる實貴の娘・薫子(かおるこ)姫と元祖鼠小僧次郎吉こと子次郎をおりょうに託し、参勤交代を追って大阪へ向かいます。
    そして旗本家の当主が跡継もなく無残な最期を遂げたことを記した文を老中・青山忠裕(ただやす)へ送り。三枝家の処理は、小籐次が豊後から帰って来た時にすることを願います。

    小籐次と駿太郎は、久留島通嘉の参勤交代と同行し、大阪から海路三島丸(豊後森藩所有)で瀬戸内を豊後に向かいますが、三島丸の中で国家老一派の横暴に心を痛めます。豊後森藩は、国家老一派と江戸藩邸派とで藩内が2派に別れて争っています。

    【読後】
    物語は、淡々と進んで行きます。唯一の楽しみは、小籐次から来島水軍流の剣術を取得した、赤目家の嫡男・駿太郎の成長がいちじるしい事です。これからの展開が楽しみです。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    酔いどれ小籐次シリーズの42作目
    狂う潮 ー 新・酔いどれ小籐次シリーズ(第二期)23作目
    2022.06発行。字の大きさは…大。2022.08.12~14読了。★★★☆☆
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 本作品含めて、あと3冊で長いシリーズが終了する。合わせて40冊以上。本作品はそのためか、肝腎な内容が薄いような気がする。旧藩の藩主に請われて初めて参勤交代に参加して森藩に戻る道中。小籐次は毎日藩主と話しているようだが、息子の駿太郎は聞かされていなくて、仲間となった船頭や水夫達から噂を聞くばかり。どうも国家老一派との争いになりそうだが、詳しく書かれていないので憶測だけ広がる。重度の船酔いと思われた藩主も、訳ありで装っているようだし。抜け荷のような品物は無事荷卸されるし、国家老との対決も無い。
    一方、大身旗本の家もお取り潰しになりそうだが、その娘の薫子を小籐次が引き取りそうな兆しもあり、どちらも何も結論が出ずモヤモヤが残る。最後の2冊まで解決を引き伸ばすのだろうか?

  • 2022年6月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ23作目。伏見から淀川を経て三河、瀬戸内の来島へと進む小藤次と俊太郎の道中話が語られる。狂う潮の訛りでくるしまとなる謂れが面白い。次巻が楽しみ。

  • 新・酔いどれ小籐次のシリーズも残り3冊となった。多分前回からの続き枝る森藩関連のエピソードが3巻続くのだろう。そのためか、本館は話の展開が極端にゆっくり。なかなか進まない。伏見から豊後までの船旅が主軸なのだが、あまり大したこともなく少し拍子抜け。どちらかというと前巻のかと始末のような話の方が面白かったりする。あと2冊でどんな展開が待っているのか、どんな結末を迎えるのか、とにかく読んでいこう。

  • 森藩の殿様、勝手だなぁ。全ての殿様に言えることなのか?

  • 小藤次最後の旅4部作の2巻目。三河を出た小藤次と駿太郎は、京から淀川を下り、大坂から瀬戸内航路に進むが、今回は人にと云うより台風に続けさまに襲われる。天相手にもこの親子はすごい!

  • タイトル狂う潮
    くる うしお
    くるしま
    来島水軍につながる・・・眉唾w

    新・酔いどれ小藤次ラストまで後二冊しかない
    図書館から22巻が来てないのは秘密

  • タイトルはこういう意味だったのかと納得。ほぼ、船に乗っているだけですが、もちろん、事件は起きます。

  • 酔いどれ小藤次の旧主、豊後森藩 久留島通嘉の命で、国元への旅を同行することになった親子。
    何度も嵐にあったり、国家老一派の暗躍、藩主の城を持つという夢と共に親子が難問に取り込まれてゆく。

    赤目家伝来、来島水軍流の源も知ることに。

  • この本含め、残り3冊で完結するとのこと。ここ数冊、主役が駿太郎に移っているような感じがあったので、それも良いかなと。ですが、あと3冊にしてはゆっくりのような、そんなに大きな事件は起きないのか、事件は大きくてもそれをメインには据えないのか。連続刊行とのことで、次巻が楽しみです。

  • 旧主の依頼で初めて国許である豊後へ旅立つ赤目父子。途中で三島に立寄り相変わらずの薫子姫の父のが起こしたトラブルを解決する手助けをしたり、来島水軍流の原点を尋ねたりしつつ、恐らく次巻では森藩の国家老一派を粛正して最後の奉公を終えるだろう。いよいよシリーズ完結に向けていろんなけじめをつけている印象で、面白いけれと寂しくもある。

  • 62

  • 【旧藩への船中で事件が起きる!900万部シリーズ】藩主の願いにより参勤交代に同道する小籐次親子。果たして、瀬戸内をわたる船の中で事件が起きるが――三カ月連続刊行スタート!

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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