名乗らじ 空也十番勝負 八 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2022年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784167919306

みんなの感想まとめ

物語は、武者修行を続ける主人公が八番勝負に挑む様子を描いています。前作からの流れを引き継ぎつつ、軽快な筆致で進む中、途中から文章のスタイルが変わり戸惑う場面も見受けられました。旅を重ねる中で、勝負が次...

感想・レビュー・書評

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  • 直心影流、坂崎空也の武者修行の物語です。

    空也20才は、江戸は神保小路で直心影流尚武館道場十代目道場主である坂崎磐音の嫡男です。四年前に父の故郷豊後関前から薩摩へ武者修行に出て何度か死にかけながら武者修行を続けてきました。九州での武者修行を終えて、紀州高野山の麓にある姥捨(うばすて)の郷で姉、重富霧子に会うために「内八葉外八葉」へ向かいます。途中、芸州広島藩浅野家で間宮一刀流道場、姫路で辻無外流鍾木道場で修業に励みます。

    【読後】
    空也の武者修行も終盤にかかってきました。この本が、空也十番勝負の八番勝負ですから後二番で終わると思われます。字が大きく、展開が早く読みやすいです。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    名乗らじ ー 空也十番勝負(八)シリーズ10作目《文庫本》
    2022.09発行。字の大きさは…大。2023.05.01~02読了。★★★☆☆
    図書館から借りてくる2023.04.22
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    《空也十番勝負シリーズ一覧》
    10.名乗らじ     2023.05.02読了
    09.風に訊け     2022.10.11読了
    08.異変ありや    2022.09.16読了
    07.未だ行ならず(下) 2022.05.31読了
    06.未だ行ならず(上) 2022.05.29読了
    05.異郷のぞみし   2022.05.28読了
    04.剣と十字架    2022.05.27読了
    03.恨み残さじ    2022.05.25読了
    02.声なき蟬(下)   2022.05.24読了
    01.声なき蟬(上)   2022.05.24読了
    「参考」
    ※参考は、私のメモ書きです。本の感想ではありません。
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    「内八葉外八葉」
    高野山は、和歌山県北部の伊都郡高野町に位置し、標高約900mの山上にあるが、「高野山」という山があるのではなく、標高千メートル級の山々に囲まれた盆地状の山域の総称である。高野山の地形は「八葉蓮華」に例えられ、高野山の周囲の山々である外輪山を、古来より「外八葉」と呼ぶ。八葉とは蓮の花びらを象徴する。また内輪山を「内八葉」と呼び、外八葉と合わせて16葉の山々を金剛界曼荼羅の十六大菩薩に相当させ、蓮の花を象徴する曼荼羅の中心に高野山があるとされる。

  • 武者修行の終わりが近づく。
    八番勝負が2回あると思ったら、読み返して最初のは弱すぎて取り消しになって、次の相手で八番勝負をやり直したようだ。道理であまりにも呆気なく終わったと思った。
    旅先の道場で修行中なのに、横槍が入って、2つも逃げ出すように別れを告げる。姫路の道場主は一緒に逃げて、空也が京都にいる間に江戸まで到着。距離感と時間軸はどうなっているのだろうか。
    前作で勿体ぶって登場した敵とは今回も戦わず。あと二番勝負あるから一番最後なのだろうか。引っ張り過ぎのようにも思う。

  • 2022年9月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ10作目。八番勝負まで来た。十番勝負の地は姥捨ての里なのか?。草木も靡いているフシがある。待ち遠しいことだ。

  • 前作からの流れを引き継ぎ、以前の様な映像が浮かぶ筆致で軽快に読み進めるも、途中から最近の円熟した文章に戻ってしまい戸惑いながら読了。

  • #3348ー43ー171

  • 空也十番勝負もようやく八番勝負まできた。パターン化が進んできたようで今回の話も小振り。旅をつづけると十番勝負なので、空也ワールドもどんどん広がるというわけでもなく、マンネリ化が目立ってきたので、そろそろ終わるというのも潮時かもしれない。なんやかんや言っても磐音ワールドの登場人物たちの方に懐かしさを感じてしまう。シリーズの最終盤で兵頭留介と撞木玄太左衛門が尚武館ワールドに参加しいい味を出している。あと2巻、2番の勝負を終えて完結となるようだが、江戸にもどって大団円を迎えてほしいものだ。

  • そろそろ空也の旅も終わりが見えてきました。

    行く先々でその場その場の因縁などがあり、敵が増えているような……。

    佐伯彦次郎がどうなっていくか気になります。

  • 居眠り磐音のシリーズは読みやすく、大好きです。
    読み進んで終わりが近づくのが残念です。

  • 空也は広島藩に入り、間宮一刀流の道場で修行を続けるが、間宮一刀流から同じく武者修行に出た佐伯彦次郎に尋常の勝負を挑まれたが、これを避ける。

    姫路にて野天道場で過ごすも、藩の無外流に追われ、そこの客分を打ち破る。

    これまでの勝負に比べて、8番勝負は、相手が?過ぎたし、インパクトが弱め。

    本の最後の方にも名もなき武芸者との対決があり、そこにも八番勝負と書かれていた。

    八番勝負が2つあって混乱した。

    いずれにしてもおそらく最後の姥捨ての郷にて、佐江彦次郎と相見えて、了となすか。

  • 「空也十番勝負」の八番勝負(8巻)です。

    時は寛政11年(1799)、空也20歳。武者修行も終盤に入りました。

    安芸広島城下では、前巻から登場した、愛鷹の千代丸と下男の伴作を伴い武者修行を続ける佐伯彦次郎の名が、ついに空也の耳に入ります。

    その後、播磨姫路城下にて、破れ寺の庭で町人相手に稽古をする撞木玄太左衛門と出会い、明石城下では二代目殴られ屋を開業、そして京に入り、愛宕山頂から空也瀧まで駆け下る厳しい修行に励みます。

    一方、江戸の尚武館坂崎道場では、三月前に入門したばかりの江戸っ子鵜飼武五郎と、道場破りに来たという豊後杵築出身の兵頭留助が、〈奇妙な門弟〉として稽古することに。

    久しぶりに読んだこのシリーズ、やっぱりおもしろい! この磐音&空也の世界に「ああ、帰ってきた」という感じがします。武左衛門も由蔵さんもお元気そうで、うれしくなりました。

    空也も、霧子たちも、それぞれの場所から姥捨の郷を目指していて、この話もいよいよ終わりに近づいてきていると思うと、先を読むのは楽しみなのにためらう気持ちもあって、フクザツです。まあ、読むんですけどね。

    ところで、28ページの9行目、「磐音は」とあるけど、「空也は」ですよね。このシリーズでこんなミスは珍しい。

  • 終盤の八番勝負の割には地味な戦いでした。武者修行の最後を思い出の地でと云うのは、年長者にはよくわかります。逆に空也の若さでここまで来ると、この後の人生を心配してしまいます。

  • このシリーズも残すところわずか。
    空也は、武者修行を生まれた彼の地で終えようと決意。

    今回は、居眠り磐音シリーズ当初のエピソードもふんだんに含まれて、ある意味居眠り磐音とこの10番勝負が一緒に一つの家族の風景に仕上がっている。

    空也の心の成長も描かれていて、素晴らしい一冊でした。

  • 何とも中途半端な八番勝負でした。
    各地の道場で稽古を願う空也の様子は微笑ましいものの、空也滝で対峙した謎の剣術家は意味がわからないし、何故今更になって尚武館に鵜飼武五郎のような中途半端な輩を登場させたのかも現時点ではわからない。
    おまけに佐伯彦次郎は著者と同姓のくせに、悪人ではないけれど人として大事なものが欠けているので、幾ら剣術に優れていても武者修行の最後を飾るに相応しいとは思えない。
    これらはすべて前振りで後から重要な意味を持つようになるのか、、、

  • 坂崎空也の武者修行を描いたシリーズ、8作目にあたる。

    いよいよ空也の武者修行も終わりへと近づき、前作で唐突に登場したもう一人の武者修行者とも因縁が生まれ、クライマックスへの準備が整った感じがする。

  • ラストで

  • やっぱり、空也以外の武者修行者を見ていて納得できないんだよね。
    どうしても相手を倒さなくてはならんのだろうか?
    この時代、強くてもどこぞの藩からお抱えになると言う確率は低いと思うんだけどね。

  • 段々と終りに近付いています。
    霧子一家と眉月が姥捨の郷へ向かい、空也と勝負をしたい佐伯彦次郎も姥捨の郷を目指す。
    なのに当の空也が寄り道をしているのは…。

    今回は姫路の道場主撞木玄太左衛門が空也の勧めで江戸の尚武館へ。客分が新たに増えましたが尚武館の客分は個性的な人が多いな、と改めて感じました。

  • 八番勝負・・・二人言いかけた(´・ω・`)

    つか、二人とも『因縁が何もない』話w
    だんだん最終話に近づくけど内容が薄く
    ただ空也の生きざまに触れられるだけで
    嬉しいというフアンへのサービス巻です

  • 今回は広島城下と姫路城下と明石城下に京の愛宕での勝負。
    広島では佐伯彦次郎のいた道場に滞在したものの、彦次郎からの勝負の誘いに迷惑をかけるわけにもいかず出奔。
    姫路城下では同じく滞在させてもらった破れ寺の道場主のいざこざにともに抜け出し、道場主には江戸の尚武館を勧め自らは明石城下で敵を迎え撃つことに。
    その後は京の愛宕で修行しながら更なる敵を迎え撃ち、いよいよ姥捨の郷へと向かうのか。
    江戸からも空也を迎えるために姥捨の郷へ霧子たちが出発。
    彦次郎も姥捨の郷へと向かうらしく、そこで最後の勝負なのか。
    人たらしな空也と今やお供だけが仲間の彦次郎。対照的な二人が対峙するときが楽しみなような怖いような。

  • 第八弾
    武者修行最終の地を定め、途中空也瀧に立ち寄り、此処で名乗らない剣客と勝負
    途中の出会いの人も江戸坂崎道場へ
    眉月、霧子達も空也との再会のため江戸を断つ

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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