Iの悲劇 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2022年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784167919313

作品紹介・あらすじ

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、
過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を
再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。

市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、
課長の西野も新人の観山もやる気なし。

しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、
次々とトラブルに見舞われ、
一人また一人と簑石を去って行き……。

直木賞作家・米澤穂信がおくる極上のミステリ悲喜劇。

解説・篠田節子

みんなの感想まとめ

地方行政の現実と過疎地域の再生をテーマにした物語が展開されます。主人公の万願寺は、無人集落・簑石を再生するためのプロジェクトに取り組むものの、やる気のない上司や部下に囲まれ、次々と発生するトラブルに直...

感想・レビュー・書評

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  • 米澤穂信作品でタイトルに「悲劇」(『Yの悲劇』のオマージュかな)。やや身構えて読み始めるも肩透かしを食らう恰好となった。

    市役所職員が謎というか軽い事件を解決するミステリ仕立ての連作短篇なのだが、終盤まで特に山場がなく正直すこし退屈ともいえる展開。

    しかし、最終的に全て持っていくところが米澤さんの凄みで、やはり面白いなと。
    この終わり方をされるとまた別作品を読んでみたいと思わされる。

  • 過疎地域の再生プロジェクトで起こる様々な事件を短編連作で語られた物語。

    途中から、なんとなく展開がわかってしまいます。
    最終章で語られる主人公の思いは地方行政の問題をまさに浮き彫りにしていると思います。

    無人集落となってしまった蓑石地区を再生させるため、市長肝いりで始まったIターンプロジェクト。
    担当となった主人公の万願寺、やる気なしの課長の西野と部下の観山。万願寺は一人プロジェクトの実現に向けて東奔西走します。

    いよいよ、何組が移住してきますが、そこで発生するトラブル。
    そのトラブルの解決に万願寺は真摯に対応しますが、結局は一人、また一人と蓑石を退去していきます。

    そして、最終章で明かされるすべての真相
    といった展開。

    冒頭コメントしたとおり、地方行政についていろいろ考えさせられる物語でした。
    限られた予算で何を優先するのか..

  • 無人となった簑石地区に新たな移住者を募り再生を図るというIターン支援推進プロジェクト。支援をするのは市役所の「甦り課」の三人。
    やる気の見えない西野課長。学生気分が抜けない観山。そして、中心として動く万願寺。
    プロジェクトは成功するのか?

    定住希望者達は、それぞれがなかなかにクセがあり、万願寺たちがあれやこれやと振りまわされる姿に、人を相手にする役所の仕事の大変さを感じるのですが、「甦り課」も、真摯に問題に向き合うのですが、どうしようもなくて、とりあえずその場しのぎでなんとか乗り切ろうする姿もお役所仕事の滑稽さを感じて面白かった。

    トラブルを解決していくという謎解きはわかりやすく楽しかった。ただトラブルを解決するほどに定住希望者は去っていく。上手くいかないもんだなぁと思っていたが。最後の最後に、、、。あぁ、これは悲劇か喜劇か。

  • この内容でこの結末…すっかりやられた感じです。読んでいて最終的に住民がいなくなるんだろうなとは予想できていたけど笑。

    『Iの悲劇』のIとはIターンの事。甦り課という部署の万願寺は蓑石の復活に奔走する。旧住民はいなくなり、プロジェクトにより移住民を募り、徐々に住民は増えていくのだが癖のある住民やトラブルばかり。

    仕事ぶり、頭を悩ます予算の問題などがとてもリアルで、そこに加えて心理描写・会話が巧みで存在している人物に思える。何気ない、無駄とも思える描写が立体感のある人物を作り出して表現も柔らかくて心地良い。

    各章が短編として発表されていたもので、発表の時期もそれぞれが結構間隔が空いているのにまとまりがあるのがすごいと思う。

    万願寺、2年目の新人・観山、課長の西野の3人がプロジェクトを成功させていくと思いきや…まさかまさか。

    米澤穂信さん、違う作品もぜひ読んでみたいです。

  • 米澤さん2冊目かな。
    新刊で積まれてた&初読みの満願がめっちゃ面白かったという理由から購入。
    個人的には、期待高すぎたかもです。
    これは評価の★2個でなくて、私の好みの問題です。。

    なんか、最後まで、へえ〜って終わってしまい物足りなく。。おそらく私の知見が足りないから。
    過疎地と都会、市長や政治関連、公的なお仕事など、色々知らなかった事を学べたのは良かったけど、このあたりに詳しい人には、おそらく面白いのだろう。詳しい人というか、私が無知なだけの可能性あり笑

    期初で忙しく、全然読めてないー
    読書の秋にしたいですねー(╹◡╹)

    • 土瓶さん
      なんなんさん、こんばんは〜(⁠^⁠^⁠)
      わたしも米澤穂信さんには当たり外れが多いと感じています。
      あくまで個人の感想ですが、有名なところで...
      なんなんさん、こんばんは〜(⁠^⁠^⁠)
      わたしも米澤穂信さんには当たり外れが多いと感じています。
      あくまで個人の感想ですが、有名なところで言えば【黒牢城】はハズレでしたが【儚い羊たちの祝宴】は大当たりでした。

      わたしも最近全然読めていません(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)
      読みたい本ばかりが増えるのに……。
      2022/10/12
    • なんなんさん
      土瓶さん、こんにちは^ ^
      コメント嬉しいです!

      そのように言って頂けて安心です^ ^
      好みありますよねー、
      自分が本棚見返した時の記録と...
      土瓶さん、こんにちは^ ^
      コメント嬉しいです!

      そのように言って頂けて安心です^ ^
      好みありますよねー、
      自分が本棚見返した時の記録として、率直な気持ちを★に表してしまいました笑

      儚い羊さん、有名ですよね、今度読んでみます!!!

      積読本は本棚に登録してないだけで、たくさんあります笑
      2022/10/13
  • 米澤さん作品は今のとこ打率10割だったのに、これはめっちゃ空振り。

    前提にあるプロジェクトがありえなさ過ぎて、信じられなかった。
    嘘みたいな復興支援に移住してきて、それの悩み相談って……暇かよ(*^^*)
    市長がこんなことしようとしたの誰か止めろよ。
    終章までの謎も全然面白くなくて、読み終わるまでが結構苦痛でした。折れた竜骨みたいな米澤さんのやつが読みたい(T^T)

    くそ田舎で誰も住んですらない、交通の便は悪いわ、店も無いわのとこに人を住まわせる意味とは?
    そんなプロジェクトある?
    こんなこと考えて実行出来てしまう地方政治批判かと思っちゃいました。
    来たやつももっと調べてから来ないと、こんなのに参加しちゃダメだよ。
    これが地方の現実……って馬鹿言うなって。馬鹿なのは市長です。

  • 人が住まなくなった集落・蓑石を舞台にIターンでやってきた移住者に起きるトラブルを市の職員・万願寺が解決していく物語。
    これぞ米澤作品というべき、濃厚なミステリーでした。
    移住者たちに降りかかるトラブルに対応する万願寺だが、その甲斐もなく蓑石から離れて行ってしまう。その徒労が不憫で偶然と思いきや実は...。という展開に驚かされました。限りある財源を正しい方向へ...という正義とそのために移住者をわざと追い出すという冷酷な行動。事業を正すためとはいえ何も知らない移住者を追い出し、それを止めようとした万願寺の努力を無に帰すようなことをしたのはいただけないかなと思いました。万願寺はもう働かずに辞めるんだろうなと、この真実を告発する人もいなくなるだろうし、本当の意味で"そして誰もいなくなった"んだろうなと思いました。重厚で苦くて最高に面白いミステリーでした。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    万願寺邦和:石川界人
    観山遊香:富田美憂
    西野秀嗣:三宅健太
    久野吉種:福山潤
    安久津淳吉:古川慎
    牧野慎哉:中村悠一
    久保寺治:大塚明夫
    立石秋江:茅野愛衣
    立石速人:藤原夏海
    滝山正治:阪口大助
    河崎由美子:日笠陽子
    河崎一典:武内駿輔
    上谷景都:杉田智和
    長塚昭夫:山路和弘
    若田一郎:石田彰
    若田公子:佐藤聡美
    飯子又蔵:大塚芳忠
    山倉:三木眞一郎
    大野:玄田哲章

  • Iターン
    役所の仕事
    甦り課
    棄民

    できる職員はどっちだ⁈
    独りよがりで行き当たりばったりで職員を消耗させるだけのトップダウンには寒気がする
    早々にリタイアしようと万願寺さんを誘いたくなります

  • 無人になって6年が過ぎた山間の集落である蓑石を再生させるべく、Iターンプロジェクトが始動する。
    「甦り課」と名付けられた部署には、万願寺と課長の西野、新人の観山の3人が配属されたが、万願寺以外の2人はどこか本気が足りない。
    更に、集まった移住者たちは様々な問題に見舞われて、1組また1組と蓑石を去っていく。

    何かがおかしい・・・

    それぞれのトラブル発生から解決まで、米澤穂信さんらしい几帳面な論理思考が繰り広げられるので、読み手も伏線に気付きやすく、推理が進めやすい。

    しかし、読み進めるにつれて、蓑石が活気付くどころか寧ろその逆で、住民同士のトラブルや、お役所仕事の気詰まり感が、モヤモヤと鬱積してくるので読み進める手が遅くなってしまった。

    最大のミステリー要素である、「この集落、やはり何かがおかしい」という点については、徐々に気づいてくるタイミングで、最終章にて読み手が答え合わせの様に確認出来るので納得感はある。

    ただ、なんだろう・・・
    読後、なんとも後味が良くなかった。

    行政で市長の方針が絶対であれば、せめて「甦り課」全員に方針を周知するべきだろう。一人蚊帳の外で、後から甦り課の真の目的に気付いてしまった万願寺の気持ちを考えるとやりきれない。

    更に、Iターンプロジェクトに自分の人生を重ねて、希望を持って移住された方々にあまりに失礼だろうという怒りが行き場を失った。移住者の人生を弄び過ぎだ。

    本作では、現実にもありそうな醜い行政の裏の顔を目の当たりにして、お役所勤務は私にはやっぱり無理だなぁと再確認させられた。
    この辺は好き嫌いが分かれそうな内容だと思う。

  •  行政の裏側を見せられているような作品でしたねぇ。

     現在、横浜市で準備している花博とか思い出してしまった(-"-;A ...アセアセ

     一旦、決まったことは撤回はしない。だから、裏から手を廻すってどこの反社集団なんだろうか? とか思ったわぁ。

     結構、ブラック度が高い作品でした。

  • 無人となった集落に新しく移住者を募って村を再生させようという市役所のプロジェクトを巡るお話。
    やる気の薄い西野課長と現代っ子の新人・観山の間で奮闘する市役所職員の万願寺だが、それぞれ曰くがある移住者たちとの間で次々とトラブルに見舞われる。
    小火、鯉の盗難、子供の失踪、バーベキューでの食中毒、仏像の祟り…、過疎に悩む地方都市の姿がしっかり描かれてもいるが、メインはこれらのトラブルにまつわる謎解き。
    一件落着した後で明かされる、その発端にある人間の心理にこの作者らしいビターさが楽しめる。
    終章、積み重ねられた話が、トラブルとは関係ない過疎を巡っての兄弟のやりとりだった第5章も含めて、うまいこともうひと捻りされたが、ここまで、やる気がなさそうな課長と観山がいつも万願寺を差し置いてどうしてあんなに鋭いのかという気もしていたので、あぁそうだったのね、という感じも。

    明日から1週間ほど入院するので本はたくさん読めそうに思うが、感想を書くのが溜まってしまう…。

    • ニセ人事課長さん
      松子さん

      お気遣いありがとうございます。
      お優しさ、身に沁みます。

      お陰様で無事退院して来ました。
      思ったほどは読めませんで...
      松子さん

      お気遣いありがとうございます。
      お優しさ、身に沁みます。

      お陰様で無事退院して来ました。
      思ったほどは読めませんでしたが、病院で読んだものの感想もボチボチ載せさせていただきます。
      2022/11/23
    • 松子さん
      こんばんは。
      退院おめでとうございます(^^)
      ゆっくり休んで体力回復されますように。
      こんばんは。
      退院おめでとうございます(^^)
      ゆっくり休んで体力回復されますように。
      2022/11/23
    • ニセ人事課長さん
      ありがとうございます。

      リモートでゆるゆる仕事してました。
      ありがとうございます。

      リモートでゆるゆる仕事してました。
      2022/11/24
  • 住民がいなくなった限界集落へIターンを大募集
    希望を持って移住してきた住民は様々な理由で1人消え2人消え、、、最後はまたまた誰もいなくなる
    読んでいて根本的におかしい思ったのよ!
    救急車が到着まで40分、お店も学校も病院もない、
    Iターンを受け入れる前に根本的にすることある思ったのよね。これは無理やわって思ってたら、そうゆうことか。米澤穂信の大どんでん返しを期待していましたが小火と鳥とキノコと差し替えと予想がつくような住民トラブルに退屈で途中で飽きてしまいました。最後は強引な持っていき方やなぁ

  • ふるさと里帰りプロジェクトで次々と起こる事件。住民に寄り添って奔走する万願寺。まさかの展開。地方再生には色々な問題があるってことかな。

  • 過疎と言うか絶村の地域の話

    無人になって6年が経った地域に市長の肝入りで移住者を招くプロジェクトが始動!
    担当するのは甦り課の万願寺とミスター定時の西野課長、そして新人職員で学生気分の抜けない観山の3人!!!

    移住者は皆んな一癖も二癖もありそうな人ばかり!?


    甦り課の面々というか万願寺さんが移住者たちに振り回される!?


    そして、物語には大きな謎が隠されている・・・




    物語のテンポに載せられると作者【米澤穂信】の罠に掛かる・・・

  • これを読みたくて、エラリー.クイーンをまず、読みました。なるほど。タイトル、そうですよね。
    うーん、雪国の集落、、そうですよねぇ、、。

  • 「甦り課」という部署名を見るだけで、なんかギョッ。住民が1人もいなくなった村に「甦り課」。
    そうなると死者を甦らせるお話?っと思っちゃったぁ(笑)
    思ったお話とは全然別の、でもリアルな地域住民トラブルの怖いお話の数々。現実にありそうなトラブルの内容は怖かった。
    「私たちがあの里に住むことをよく思わない何かの力が働いていたようですね。」という言葉に、あーそんなこともあるかもしれない、解明できない何かの力ってものが存在するのかも、ちょっとオカルト的な?
    っと思ったのもつかの間、え?そういうことだったの??あらまぁー。こんなに頑張った主人公可哀想過ぎる泣

  • “甦り課” この部署の担当業務は、無人となった集落・簑石に新しい定住者を募ること。市外からの新規転入、いわゆるIターンの支援と推進をすることだった。

    市長の肝いりではじまったこの “南はかま市Iターン支援推進プロジェクト”のメンバーは 課長の西野秀嗣、新人の観山遊香、そしてリーダーの万願寺邦和の三人。

    結構な数の応募の中からプロジェクトの第一陣として、二つの家族が移り住んできたのだが──。



    序章からはじまり、第一章から第六章までは各移住者たちのトラブルとそれに振り回される万願寺たちが描かれていて 終章で種明かし。という構成。



    田舎暮らしに憧れてIターンないしはUターンした人々がうまくいかず結局戻ってきてしまうという事実が結構あると 一時メディアでよく取り上げられていたのを覚えている。
    理想を抱いて移住したものの想像以上の不自由さや田舎の相互監視社会の息苦しさなど様々な理由があった。

    しかし この物語はそれとは少しちがう。


    言えるのは西野も観山も万願寺も三人とも優秀であり、三人とも自分の仕事をしたということかな。いろんな意味で。



    あとがきで篠田節子さんが触れていたが 同じ“移住モノ”で 坂東眞砂子さんの『くちぬい』は田舎の相互監視社会の陰湿さや気持ち悪さが描かれていて、それはそれで なかなか面白かった記憶がある。

  • 米澤穂信 2冊目 読み終わり。
    過疎村を再生する為に奮闘する話で、こういった再生・復興物の話ってなんか楽しいね。
    様々な問題が起きればそれを解決する為に動き回る…。いったい、これからどうなるんやろ?ってワクワクしながら読めたのが良かったです。
    またこういうジャンルの小説があれば読みたくなりました。


  • 市長直下の『蘇り課』は、人がいなくなった
    辺境の村を再生する支援プロジェクト。

    市あげての一大プロジェクトのはずが、
    蓋を開ければ他都市から移住する人たちの
    愚痴や悩み、お困りごとの相談には乗るけれど、
    解決する権限がないため雑務ばかりをこなす
    何でも屋のような業務だった。

    出世の本線から外されたと感じている
    主人公の万願寺と何でも笑顔で受け流す
    やる気のない新人の観山、定時前帰りが
    通常運転の西村課長、寄せ集めのような
    3人がIターンプロジェクトの移住者が
    引き起こす難あり、癖ありのさまざまに
    四苦八苦して奔走する物語。

    だと思っていたら、あっと驚く仰天の結末が
    待っていました。

  • 地方創生を題材にした連続短編集。タイトルは海外の某名作を彷彿させるが内容に関連性はない。1つひとつの短編自体はまずまず面白いかな、という程度であるが最終章でどんでん返しが来る。

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著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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