荒ぶるや 空也十番勝負 九 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年1月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167919801

作品紹介・あらすじ

祇園での予期せぬ出会い。
そして、薩摩最後の刺客!

京の都。
祇園感神院の西ノ御門前で空也は、
往来の華やかさに圧倒されていた。
法被を着た白髪髷の古老が空也の長身に目をつけ、
ある提案を持ちかける。

姥捨の郷では眉月や霧子たちが空也の到着を待ちわび、
遠く江戸の神保小路で母おこんや父磐音がその動向を案じる中、
空也の武者修行は思わぬ展開を迎えることになる。

そこへ、薩摩に縁がある武芸者の影が忍び寄り……。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

武者修行を続ける主人公が、京都祇園での予期せぬ出会いを通じて、義経と弁慶の物語を演じるというユニークな展開が魅力です。九番目の勝負では、薩摩の刺客との戦いが繰り広げられ、これまでのシリーズとは一味違っ...

感想・レビュー・書評

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  • 直心影流、坂崎空也の武者修行の物語です。

    空也は、薩摩藩島津重豪が送った最後の刺客である建部民部を琵琶湖の竹生島神社で討ち果たした。建部民部は、策を弄する異色の剣術家であった。ここに十番勝負のうち九番勝負を終えた空也は、血のつながりのない姉・重富霧子の待つ紀州高野山麓の姥捨の郷へ向かう。そこには、芸州広島から空也と真剣勝負を心待ちにしている佐伯彦次郎が待ち受けている。

    【読後】
    そろそろこの物語も次作で十番勝負の十番目となるようです。これをもって高齢の著者佐伯泰英さんのシリーズものは、吉原裏同心を残すのみとなります。居眠り磐音江戸双紙シリーズから長く読んできた佐伯泰英さんのシリーズが次々と終っていくのは寂しいです。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    荒ぶるや ー 空也十番勝負(九)シリーズ11作目《文庫本》
    2023.01発行。字の大きさは…大。2023.05.16~18読了。★★★☆☆
    図書館から借りてくる2023.05.03
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    《空也十番勝負シリーズ一覧》
    11.荒ぶるや     2023.05.18読了
    10.名乗らじ     2023.05.02読了
    09.風に訊け     2022.10.11読了
    08.異変ありや    2022.09.16読了
    07.未だ行ならず(下) 2022.05.31読了
    06.未だ行ならず(上) 2022.05.29読了
    05.異郷のぞみし   2022.05.28読了
    04.剣と十字架    2022.05.27読了
    03.恨み残さじ    2022.05.25読了
    02.声なき蟬(下)   2022.05.24読了
    01.声なき蟬(上)   2022.05.24読了
    「参考」
    ※参考は、私のメモ書きです。本の感想ではありません。
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    「内八葉外八葉」
    高野参詣道は、空海が開創した真言密教の聖地「高野山」と、外界(俗世)を結ぶ参詣道(古道)である。高野山は、和歌山県北部の伊都郡高野町に位置し、標高約900mの山上にあるが、「高野山」という山があるのではなく、標高千メートル級の山々に囲まれた盆地状の山域の総称である。高野山の地形は「八葉蓮華」に例えられ、高野山の周囲の山々である外輪山を、古来より「外八葉」と呼ぶ。八葉とは蓮の花びらを象徴する。また内輪山を「内八葉」と呼び、外八葉と合わせて16葉の山々を金剛界曼荼羅の十六大菩薩に相当させ、蓮の花を象徴する曼荼羅の中心に高野山があるとされる。
    ←Wikipedia ←9作目感想より抜粋。
    「空也20才」は、江戸は神保小路で直心影流尚武館道場十代目道場主で、先の西の丸徳川家基様の剣術指南役である坂崎磐音の嫡男です。四年前に父の故郷豊後関前から薩摩へ武者修行に出て何度か死にかけながら武者修行を続けてきました。
    空也は、九州での武者修行を終えて、紀州高野山の麓にある姥捨(うばすて)の郷で血のつながりのない姉・重富霧子に会うために「内八葉外八葉」へ向かいます。途中、芸州広島藩浅野家で間宮一刀流道場、姫路で辻無外流鍾木道場、京「月輪寺」で修業に励みます。
    ←10作目感想より抜粋。

  • 十番勝負の内九番目。
    京都祇園で武蔵坊弁慶役を探す年寄に捕まり、義経と弁慶の下りを3日も演じるという変わった展開。江戸の両親、関係者も首を捻る程の内容。その上に「かっぽれ踊り」まで披露する。
    今回の刺客は前に戻って薩摩との闘い。襲ってきた薩摩の集団の弱い事。九番目となる最強の刺客は薩摩剣法では無く変則タイプ。
    次回最後の相手は5作前ぐらいから出てきて悪さをしている相手。霧子や眉姫との再会も控え、次回に期待する。

  • 近作では影を潜めてしまった昔ながらの作風が色濃く残る作品として楽しく購読させていただきました。次作で完結とは名残惜しい限りです。

  • 2023年1月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ11作目。少しへぼい勝負だったが、九番勝負まで来た。次が最終なのだろうか?。楽しみ。

  • 久しぶりに読んだ空也シリーズ。

    いよいよ終わりに近づいてきた感じです。

    京都で弁慶役をする空也も面白かったです。(藤之助のシリーズより、やっぱりこっちが面白いと思ってしまった)

  • #3450ー66ー67ー273

  • 漸く9番勝負まで来た感じ。長崎を出てから少し似たような展開になってきているように感じる。登場人物は相変わらず増え続けているが、ほとんど区別がつかないくらい。次巻で十番勝負を終え大団円を迎えると思えば、やっとここまで来たかという感じではあるが、少し長すぎた。姥捨の郷ではなく江戸の神保小路での終幕であるといいなと強く思う。多分、姥捨の郷で終わるような気がするが。磐音と空也の稽古で終わってほしいものである。

  • あと一番。

    • 川野隆昭さん
      僕も、本シリーズは追いかけています。

      筆者の佐伯さんも、ぜひシリーズを完結まで書き続けていただきたいですよね。

      頑張られて欲しいものです...
      僕も、本シリーズは追いかけています。

      筆者の佐伯さんも、ぜひシリーズを完結まで書き続けていただきたいですよね。

      頑張られて欲しいものです。
      2023/02/17
  • 最近のこのシリーズの中では、登場人物の豊富さが目立つ1巻。

    京都に上京しその都ぶりに圧倒されていた空也が、大きな体を見込まれて、寸劇をすることに。
    空也にかっぽれまで踊らせるのだから、可笑しい。

    さて、久々に薩摩の声。
    飽き足らずに、剣の修行者とも思えぬ卑怯者との決闘。

  • 十番勝負も終わりに近づき、話がパターン化してしまってるように感じてしまいました。父親の話が面白すぎるしね

  • 空也十番勝負のラス前、前作から取って付けた因縁程度で勝負する・・・だから正直スピンオフも長々続けるものじゃないと思う( ´Д`)=3
    例により大物との新たな出会い続きでページを埋めるが、実はソコに魅力有る読者が多い

  • 家族の他界によりしばらく読書どころではなかったのですが、ようやく日常が戻ってきたので読書再開。

    ということで、中断していた「空也十番勝負」シリーズ9巻、九番勝負を読み終えました。

    渋谷眉月を加えた霧子一家が姥捨の郷に入り、空也を待つ日々を過ごしています。

    当の空也は、背の高さを見込まれてスカウトされ、京の祇園感神院の西ノ御門にある五条大橋で、「牛若丸と武蔵坊弁慶」の芝居で弁慶役を演じることに。

    見事に弁慶を演じきったのち、鞍馬山で修行。そこで出会った僧兵、羅城坊こと炭屋の七之助とともに、鞍馬街道を旅することに。さらに途中、古屋の郷の山寺で若狭小浜藩酒井家家臣の調役野尻玄左衛門夫妻と出会い、4人旅に。

    その野尻から、すでに隠居した薩摩藩前藩主島津重豪が送り込んだと言われる、薩摩藩京屋敷に控える剣術家、建部民部の名を耳にする。

    うーん、空也くん、なかなか姥捨の郷に向かいませんなぁ。早よ行けや! とちょっとイライラしてきたぞ。

    でも次でいよいよ完結ですからね、再会に次ぐ再会が、きっと描かれることでしょう。それが今から楽しみで仕方ないわ。睦月の辛辣なセリフが待っているに違いない。

    5月発売の10巻を、心待ちにしています。

  • 十番勝負、ダラダラしてるなぁ。

  • 空也、芸人へ転職、姫を裏切って浮気心発動か?という所は、ご愛嬌として読み流しました。醜悪な刺客との九番を凌ぎ、ダークヒーローとの十番勝負への期待が高まります。

  • 【佳境を迎える武者修行。そこに、意外な誘いが―ー!?】姥捨の郷で空也を待つ霧子たち。しかし、空也は京で思いもよらぬ事態に遭遇していた。さらに薩摩に縁があるという武芸者の影が……。

  • 江戸時代、武者修行に出た坂崎空也の十番勝負シリーズ、九作目。
    舞台は京都、祇園。
    なぜか京都の舞妓と空也が芝居をする羽目になる、という顛末で、ずいぶんやわらかいというか、何でもありのお遊びめいたお話になって来たな、という印象を受ける。
    十番まで勝負はあるので最後まで読み切ろうと思うが、読み手である自分もやや惰性になってきた感じがする。

  • 購入してから2年経ちやっと手にする事が出来るようになりました。鬱になりそれまで好きだった時代小説、ミステリーが読めなくなり、聴く音楽も歌舞伎や落語も受け入れられなくなりました。食べ物や動物の出てくる本ばかりを手に取って手当たり次第に読んできましたが、2年近く経って本当に大好きなものを受け入れる事が出来て一安心です。
     佐伯泰英さんの作品は居眠り磐音シリーズから始まり60冊を超えて読みました。文体も好きで読み易い。テレビドラマ化されたので特に興味深く読むことが出来ました。このシリーズもあと一冊。楽しみです。

  • ラストで

  • 10巻で本当に完結するんだろうか?と思いたくなるほど寄り道じゃないけど思わぬ行程が。

  • 強すぎる。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

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