陰陽師 鼻の上人 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年1月4日発売)
3.71
  • (6)
  • (14)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 237
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784167919832

作品紹介・あらすじ

陰陽師シリーズ 好評の絵物語
第四弾

坊さんの鼻は なぜ長い?

晴明と博雅の大人気シリーズ100本目

妙法寺の僧、善智内供の悩みは、顎の下まで垂れ下がる、赤く腫れた長い鼻だ。
ある時、蘆屋道満が連れて来た女童が、その鼻を吸って吐き出せば、
九十九匹の色とりどりの虫が出てくる、出てくる。
道満いわく「百に、あと一匹足りぬ」。
シリーズ百本目を寿ぐ、神と人と眷族の優しい物語。
村上豊さん追悼の「文庫あとがき」収録。

みんなの感想まとめ

テーマは、神と人、そして眷族の優しい物語であり、特に坊さんの長い鼻を巡るユーモラスなエピソードが展開されます。シリーズの人気キャラクター、晴明と博雅が再登場し、読者を楽しませる魅力的なストーリーが繰り...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 芥川龍之介の『鼻』かと思いきや琵琶の牧馬を経由してヒンドゥー教に。
    小さなガネーシャ神の像が動き話す姿を想像して微笑ましくなりました。

    挿絵を担当していらした村上豊氏がご逝去されたとのこと、ご冥福をお祈りいたします。
    今まで素敵な絵で心を楽しくしていただきありがとうございました。

  • やっぱり陰陽師はいいな。
    ずーっと絵を描いていた村上豊さんが2022年に永眠されたそうで、ご冥福を祈ります。

  • 何だか晴れやかなお話になっていて良かった。

  • 人の世界と神々の世界。これってメタ・バース?
    神仏の世界も喜怒哀楽あって、なかなかたいへんそうだ。

  • 全編お通じて和やか
    桜の季節にもう一度読みたくなりました
    お酒を飲みながら

  • 2023年第1刷、文藝春秋の文春文庫。陰陽師シリーズはすべて既読、と思っていたのだが記憶にない。絵本的シリーズは読んでいないのかもしれない。それにしてもこれは陰陽師シリーズの中でも名作といえると思う。「鼻」のモチーフに道満を絡ませ方が特に秀逸である。

    あとがき:「あとがき」夢枕獏、「あとがき」村上豊、「文庫あとがき 花咲か爺さん村上豊」夢枕獏、備考:初出「オール讀物」2015年4月号、単行本 2015年9月 文藝春秋刊、

  • 絵物語に適した題材、陰陽師らしい筋立て。そして、陰陽師の時代の雰囲気を感じさせる挿し絵。 挿し絵画家追悼の百冊目。

  • アッほんとに芥川の『鼻』で有名な今昔物語の池尾禅珍内供鼻語ネタなのか…と思わせておいて、まさかのガネーシャ様
    あまりにも有名なあのヒンドゥー教の象頭の神様が…
    なるほど、巨大な鼻をそうかけたか…と尽きることのない夢枕氏のイマジネーションに感服
    そして晴明と博雅は相変わらず…
    こ、この安定感…『陰陽師』を読んでるって気がする…!!
    シリーズ連載30周年らしいですが、もう30年でも300年でも続いてほしい

  • 村上さんも随分長いこと、陰陽師の挿絵を描かれてるなぁと本を手に取って思っていたら、昨年亡くなられていたとは。
    この飄々とした感じのイラストはもう見られないのか、と思うととても残念です。

    それにしても鼻にそんなに異物が混入してたら大変だったろうな、和尚さん。毎回踏むほうも大変だ。

  • 芥川龍之介の鼻のパロディの話。
    博雅の演奏シーンが音が聞こえてくるような、ゆったりとした雰囲気が伝わってくるようだった。

  •  陰陽師100本目ということで、4作目の絵物語です。
     絵を担当されていた村上豊さんが昨年ご逝去されたということで、自作は別の方が担当されるのか、もしくは絵物語はこれが最後になってしまうのか、ですね。
     晴明と博雅の相変わらずの空気感に癒されながら、一足早く桜の季節を味わいました。
     このシリーズに流れる情緒溢れる雰囲気がやっぱり好きです。

  • 陰陽師絵物語の四冊目「鼻の上人」。
    四冊目というものの、他の絵物語持っていないや。どこかで買い求めるのか、求めないのか。それはそのときどき次第ということで。

    妙法寺の僧、善智内供の悩みは顎の下まで垂れ下がる長い鼻。悩みを抱える僧の前に蘆屋道満が現れて、という物語。

    この長鼻の僧侶の話って、どこかで読んだ気がするけど思い出せない。元ネタを知っていると思うのだけど、どこだっけ?小坊主が食事の際に鼻を持ち上げて、の絵を見た気がするので、どこかで漫画見たと思うんだけどなぁ。思い出せない。

    村上豊さん追悼の一冊となりました「鼻の上人」。
    昔話の素っ頓狂な部分と、綺麗な場面が魅力的な絵を描く人でありました。陰陽師絵物語は、それを堪能できるものであったのか。
    他の三冊も買わねば読まねばなるまいな。

  • 【晴明と博雅に神々の花びらが降りそそぐ】妙法寺の善智内供の長い鼻は、天竺の象鼻天・ガネーシャの因縁によるものだった――神々そして眷属が、桜吹雪のなか自由に舞い踊る!

全13件中 1 - 13件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢枕獏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×