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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167920029
みんなの感想まとめ
多様な視点から日本社会を鋭く分析し、現代の問題を深く掘り下げる本書は、政治や教育、医療と市場原理の関係についての洞察を提供します。著者は、冷静に物事を観察しつつも、より良い日本を目指す情熱を持っており...
感想・レビュー・書評
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養老孟司と同じく、どういう思想のもとに生きている人なのかを知りたくて買ったはいいものの、難しいあまり敬遠してしまっていた。でも、そういうときこそ読んだ方がいいと思い、1か月で読了。読んでよかった。もう一度読みたい一節が沢山あった。冷淡に物事を見つめる観察眼と、日本をこれからよりよくしていきたいアツさが、アカデミックな話題でも随所から感じられる。これだけ様々な視点から、わかりやすく論理体系をむき出しにして語る人を見たことがない。すさまじいなと正直に思ったところである。日本はアメリカ流れを5年遅れで追い続けている印象があったので、内田氏も同じように感じていて間違っていないと感じた。参議院選挙も終わり、応援したい政党が生まれないままだが、まずは自分を作る、いろんな素養を持ってみようと思った。
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内田樹の社会観というか政治的立場が明示されている。基本的にはコミュニタリアンなんだな。
懇親会で隣にいた保険医の方から,「医療と市場原理はどうしてもなじまないのですけれども,どうしたらいいでしょうか」と訊かれた。その質問には「苦しんでください」と答えました。にベのない答えだったとは思いますけれど,仕方がないのです。医療と市場原理は並立しないからです。並立しないものを並立させようとしているのだから,苦しむ以外にない。
これは医療を司法とか法曹とかに置き換えてもそのまま当てはまるのではないか。
「市場原理に委ねるとある種の領域で制度は限りなく劣化するという平明な事実を直視すべきなんです。」
「論理的には,大学がないときに大学の利益率は最大化する。」
「自分に反対する人間はすべて敵だ,すべて潰す,と言う政治的立場の人に対する根源的な批判は,「われわれは自分に反対する人間をすべて敵だとは思わない。反対者を含めて,同じ集団に属するすべての人々を代表する用意がある」と意地でも言い切るしかない。」
教育の成果は,「市民的成熟の達成」である。
私人たちが持ち寄った「持ち出し」の総和から「公共」が立ち上がる。はじめから「公的なもの」が自存するわけではありません。公的なものは私人がつくり出すのです。
最低の教育コスト×最低の学習努力
アメリカ憲法は常備陸軍を認めていない。
「自分らしく生きろ」という,一見すると子どもたちを勇気づけるように聞こえるメッセージは,実はその本音のところでは,「はやく『自分らしさ』というタコツボを見つけて,そこに入って,二度と出てくるな」と言っているのじゃないでしょうか。
目標言語と目標文化 -
先の参院選で多くのサルが当選してしまったのでいまさらですが読んでみました。死刑や敗戦論、教育、人口減少問題など、とても興味深く読ませていただきためになりました。安倍晋三や安倍晋三的自民党への猛批判が気持ち良かったです。彼の記憶を早く消して忘れたいのですが次から次へと彼の亡霊に縋りつくサルが国会に湧いてきてしまいます。非倫理的で死ぬまで成熟できなかった権力者とそれに群がるさらに頭の悪そうなが議員連中がとどめを刺しつつある沈没船日本。若い方々には申し訳ありませんが老い先が短くて良かったと思ってしまいます。
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こういう本を読むとなんだか自分が賢くなった気がする。この感じは嫌いじゃない。
もちろん全ての話を理解できたわけでもないし、自分の考えと違う部分もあるんだけど、それでいい。
ひとつの考え以外認められない社会なんて気持ち悪いんだよ。
ちゃんと自分の頭で考えて、自分の言葉で意見を言える大人になりたい、そしてそのためには知らなきゃいけないことがまだまだたくさんあるらしい、と年齢的にはいい大人のおっさんは思ったのでした。 -
まあ20年くらいずっとおんなじようなことを繰り返し言っている内田樹の本。
それくらい多分ずっと日本の現状は変化していない。 -
いつもの内田樹節。
Twitter(TikTok)の炎上ネタや政治の体たらくをみていると、何でこんなに下品な話が世の中に蔓延しているのかと思ってしまうし、それなりに稼ぎがある層はふるさと納税で上手くやることに精を出してして、なんでこんなにセコい人が多いんだと思ってしまうわけだけど、そんな状況をいつもの内田節で解説してくれる。
あとは野となれ山となれと、思えてしまうのは、自分はその共同体と関係がなくいつでも離脱可能だと思えるからであって(それはいわゆるトロッコ問題に象徴される)、その意味でもコミュニティの再生は急務なんだと思う。内田樹は戦後の経験からコミュニティは簡単になくなるけど、簡単に作れるとも言っていて、その点では楽観的なんだけれど、昔ながらのコミュニティは不条理で問題がたくさんあったことも事実で、新しい形のコミュニティが必要なんだと思うけれど、この議論はかれこれ数十年されていていて、いかんせん解がみえないのも事実。ぼやぼやしていると、根こそぎこれまで培ってきた日本がもつ自然や文化が貨幣化されてなくなってしまうけれど、いまいち解き方はわからない。
内田樹はそんな簡単な解はないのだから、あれやこれや議論することが大切と言いそうではあるけど。 -
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#サル化する世界
#内田樹
23/2/7出版
3年前に、現代社会の劣化を憂いた出版作の文庫化
当時の著者のメッセージをもとに、3年後の今考えてみるのもおもしろそう
ちなみに、サルというのは「朝三暮四」のサルのこと
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
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これは面白かった!
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やはり語り口は巧みで読み進めることに気持ちよさはあるのだが、筆者の身辺を基礎とする主張にはどこまで蓋然性があるのかといった疑問も。
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日本の教育の衰退や知的レベルの低下、日本の主権国家としての自信の喪失など、現代を取り巻く重い話題に切り込みながら、人として、日本人としてどうあるべきかを問いかける一冊。大学の株式会社化や短期的利益だけを追い求める原発の方向性など、物質的な価値観が壊そうとしている人間的な本質的価値を守り、100年後の日本が存続していくためにどうするべきか、冷静に、愛を持って考えていきたい。
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浅く広く。
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初めて見た著者なんだけど, 「日本は中韓 ふたつの成功モデルを 嫉妬」 していて「 安倍氏の 憲法改正なるものは 要するに単なる 非民主化 のこと」 2019年 10月付 P56。 2019年週刊ポストの嫌韓という広告 の件では「 下品で攻撃的なことを言っても処罰されないという楽観が 広がっている」 P62。 一方、同じ19年刊 門田氏の「新聞という病」 「日本に何をやっても構わない」韓国52ページというのがある。 180度違う世界があるようだ。成功モデルという認識に、大違和感。skimmed
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【日本人は劣化しているのか?】「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」――。サル化が急速に進む現代社会でどう生きるべきか? ウチダ流・警世の書!
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