恋忘れ草 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年3月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167920128

作品紹介・あらすじ

新進気鋭の女流絵師・歌川芳花ことおいちの元に、「江戸名所百景」の大仕事が持ち込まれる。彼女は想いを寄せる彫師と生写しに出かけたいが、その男には女房と子供がいた。悩んだ末においちがとった行動は——(表題作「恋忘れ草」)。
江戸の町で恋と仕事に生きた6人の女たちの哀歓をあたたかく描き、第109回直木賞を受賞した連作短篇集。

感想・レビュー・書評

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  •  何とも粋な結末。切なくて悲しい恋が続いたが、最後に希望が待っていた。
     カバーの、簪を刺そうとする女性の絵が美しく、思わず見惚れた。

  • 江戸時代。
    女は十代のなかばになれば、嫁いで男につくすのが当たり前だった時代に、独り身ながら自ら生計を立て働く六人の女性たちの短編集です。
    切ない恋に悩みながら、仕事に生きた女性たちの姿には哀愁と同時に凛とした強さを感じられました。

  • 表紙がとても好みで…。
    江戸時代の少女漫画を読んでいるような感覚になりました。
    それぞれの短編の主人公はみんな芯を持っていて、強い。
    とても勇気を貰える1冊でした。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『化土記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北原亞以子の作品

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