- 文藝春秋 (2023年4月5日発売)
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感想 : 51件
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784167920234
作品紹介・あらすじ
九州を走る豪華寝台列車の「ななつ星」。
調度品や食事、クルーのもてなしとすべてが上質で
非日常を味わう憧れの旅として知られています。
この夢の列車を舞台に、
7人の人気作家が「大切な誰かとの時間」を描き出します。
すれ違う夫婦、かけがえのない旧友、母と娘……。
旅の途中だからこそ吐露される、
心に秘めた言葉たちが胸を打つアンソロジーです。
あなたなら、この旅に誰とでかけますか――?
【収録作品】
小説 『さよなら、波瑠』 井上荒野
『ムーン・リヴァー』 恩田 陸
『アクティビティー太極拳』 川上弘美
『ほら、みて』 桜木紫乃
『夢の旅路』 三浦しをん
随想 『帰るところがあるから、旅人になれる。』 糸井重里
『旅する日本語』 小山薫堂
みんなの感想まとめ
特別な列車「ななつ星」を舞台に、7人の作家が描く人々の心の旅が魅力を放つ作品です。豪華な寝台列車の旅の中で、すれ違う夫婦や母娘、旧友とのかけがえのない時間が織りなす短編は、人生の深い想いを映し出します...
感想・レビュー・書評
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5人の小説家の短編と、2人のクリエイティブディレクターのアンソロジー
テーマは九州の特別列車「ななつ星」に乗り込む乗客の物語だ
列車はたくさんの人を一度に運ぶけど、乗客の一人一人はそれぞれ特別な想いを持って列車に乗り込む
5人の作家さんが寄せたとても短い物語には人生という長い長い想いが乗っていることに気が付く
恩田陸さんの「お姉さん」が仕組んだ、複雑で切ない物語も時間の長さと、生きようとする想いの深さが音楽に乗ってやってくる
個人的には小山薫堂氏の言葉が圧巻だった
人から人へ繋ぐ想いが言葉となって、香り高く温かみを持って伝わってくる
「共感」という到達点はその気持ちを理解しようとする意識の量が必要だと思う
秋のコーヒータイムに金木犀の香りを感じながら読みたい一冊 -
死ぬまでにしたいことの一つ、豪華クルーズトレインの旅を、豪華執筆陣のアンソロジーで擬似体験。「ななつ星」をめぐる7編、どれもいい話だった。中でも印象に残ったのは、ラストが切ない、井上荒野さんの「さよなら、波瑠」と、母娘リモート旅が和む、川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。老春、相生、家苞etc…単語をお題にした小山薫堂さんの随想「旅する日本語」も刺さった。
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主に帰りの通勤電車内で読んでいたのだけど、車窓の向こうにこの物語の誰かの大切な時間を思い浮かべながら、列車に揺られ心の中の澱のようなものが落とされ、夜は家族、知人、週末は遠方の母とも話をしたり。
久しぶりに読了に寂しさを感じました…
井上荒野さん 恩田陸さん 川上弘美さん 桜木紫乃さん
三浦しをんさん 糸井重里さん 小山薫堂さん。
柳智之さん 信濃八太郎さんのイラストも素敵でした。
あと、トゥーツ・シールマンスのハープを久しぶりに聴き…
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人気作家さん、放送作家、コピーライターなどが、
九州を走る豪華寝台列車 ななつ星について描くアンソロジー
ななつ星は、運行し始めた頃、博多駅でみかけた。あのピカピカな外装、敷かれたレッドカーペット。列車が立ち寄る町。九州にゆかりが深くて、ななつ星を目にしたことある人は想像して楽しみ2倍。
アンソロジーは、物語だけではなく、ななつ星の旅と掛け合わせた言葉とその意味を優しく書いていたり、エッセイだったり。個人としては初めて体験した本の構成。読書しながら面白い旅ができました。
そして、どのストーリーも素敵でした。 -
JR九州の豪華寝台列車ななつ星の旅のアンソロジー。
読んでいてどんな列車なのかと調べてみたら本当に豪華で本当にめっちゃ素敵 -
川上弘美さん、三浦しをんさん、糸井重里さんと好きな作家さんのラインナップに惹かれて手にとった。本のデザイン素敵だなーと思ったら、クラフト・エヴィング商會だった。
九州の豪華寝台列車「ななつ星」にまつわるお話。寝台列車の旅って憧れがあるけど、なかなかなお値段。それでも抽選になるぐらいだから、きっと素敵なんだろうな。
途中のイラストも小山薫堂さんの「旅する日本語」も素敵で、眺めているだけでほわっとした気分になった。 -
帯は、
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あなたなら、
この旅に誰と出かけますかーー?
豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
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小説5編と随想2編が収められています。
表紙の暗闇のなかの流れ星と、
車窓から漏れる灯りが素敵で。
以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。
列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗車が叶わなかった親子がいたり、糸井重里さんや、小山薫堂さんの随想だったり、とても新鮮で贅沢な一冊です。
ボリュームも少なく、雑誌をめくるような気分で読むことができました。 -
豪華寝台列車「ななつ星」が舞台のアンソロジー。
クラフト・エヴィング商會によるデザインの装丁がとても素敵で、小さな文庫本から寝台列車の雰囲気が感じられて、眺めているだけでうっとりします。
寝台列車の小さくて安全で、特別感のある客室。流れる景色。乗客一人ひとりにそれぞれの人生があって、それぞれの胸の中に秘められた思いが伝わってきました。
旅は人を素直にするんだろうな。一度でいいから乗ってみたいです。 -
ななつ星にまつわる小説やエッセイ集。ななつ星乗ってみたいけど、一緒に行く人を選びそう。
糸井重里の”帰るところがあるから旅人になれる”というのは私も昔から思っていたことだから共感できた。 -
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恩田陸目当てに購入。
「ななつ星」を舞台にした短編集。
豪華クルーズトレインなだけに、登場人物は年齢設定が高め。
人生の節目の岐路に立っている人たちの旅を覗き込んだみたいだった。
そしてなんとなくちょっと重めだったかな。
それぞれ素敵な旅だったのだけど。
井上荒野の「さよなら、波留」が、一番好きだった。 -
ななつ星、いつか私も乗りたい!
特急の列車で日帰り旅行をよくするけど、近くの席の人達を見ながら、この人はどこの駅から乗ってきてどこまで行くんだろう?とか、着物着て京都で降りるということはお茶会か何か?とか想像することがあります。
この物語を読んでその列車に乗っている人の数だけ物語はあるよなぁと思いました。
ななつ星だったらなおさら。 -
誰かと旅に出ると、非日常の中で会話が弾んだり思っても見ない事が言えたりもするのかなぁと思いながら読み進めた。
九州に住んでいると、あの列車に乗って眺める風景は、遠い昔に通学や通勤で乗っていた列車から眺めるそれとは違うものなのか確かめたい気もする。 -
ななつ星乗ってみたいと思った
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電車に揺られて、ゆったりの旅は、良いものだ。そもそも旅は良いなーと再認識。
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豪華寝台列車にまつわる短編集。
寝台列車の紹介も少し含みつつ、その実、内容的には旅とそれぞれの人生が描かれている。
なので風光明媚な描写とかではなく、結構な確率で同行人が予定の人と違ってたり伴侶がお亡くなりになってたりしている(ご時世もあってかある事情で乗車すらしてないのもある)。
三浦しをんさん目当てだったけど、色々な方の寄稿が読めてよかった。
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アンソロジー。
どの作品も いいな、と思えた。ほのぼのだったりしみじみだったり。
中でも特にいいなと思えたのは、恩田陸の作品だった。とても、素敵だと思う。 -
電車のお話は馴染みが深くて
卒論で観光列車について書いた私には
まず題材がたまらなく感じた
本のデザインも素敵だなぁと思ったら
吉田篤弘さんが関わっていて
あったかい気持ちになった
特に好きだったのは
小山薫堂さんの旅する日本語
とても綺麗だった -
【豪華寝台列車「ななつ星」をめぐる7つのストーリー】豪華寝台列車「ななつ星」での旅を舞台に、7人の人気作家が紡ぐ極上の小説と随想。あなたなら、この旅に誰と一緒にでかけますか?
アンソロジーの作品
