魔女のいる珈琲店と4分33秒のタイムトラベル (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年4月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167920265

作品紹介・あらすじ

★〈櫻子さん〉シリーズの太田紫織 
 最新シリーズは感動のタイム・ファンタジー

札幌の珈琲店「タセット夕暮れ堂」には、
後悔を抱えた人を過去へ連れていき
〝やり直し〟をさせてくれる魔女がいるという。
チャンスは一度、珈琲を淹れる4分33秒の間だけ。
果たして今日のお客は未来を変えられるのか、
それとも同じ過去を繰り返して時間遡行を終えるのか――。
優しくもちょっぴり苦い、感動のファンタジー。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

過去を変える力を持つ魔女が登場する物語は、後悔を抱える人々の心に寄り添い、彼らの選択を見つめ直す機会を提供します。札幌のカフェ「タセット夕暮れ堂」を舞台に、連続短編の形式で描かれるストーリーは、各話が...

感想・レビュー・書評

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  • コーヒーが飲みたくなります。
    話一つ一つが繋がっていて、泣けて、ほっこりした気持ちになりました。
    話に登場するカフェもとてもいい雰囲気で行ってみたいと思った。

  • 2023年4月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ1作目。一度きりの前奏曲、きれいな独唱、小鳥たちの二重奏、月と円舞曲を、の4つの連作短編。タイトルの4分33秒というところが気になりましたが、意味はなさそうで残念。時間改変に立ち会える岬陽葵の能力にはそれほど興味を惹かれませんでした。楽しさも少なかったです。

  • 幼少期にピアノの神童と言われ、母親に無理やりイギリス留学させられた陽葵。だがそれは実らず、イギリスで凡人レベルにまで落ち、交通事故で大怪我をしてピアノを断念し札幌へ戻ってきた。ナーバスになりながら新しい中学への通学途中、派手な格好のおばあさんに会う。

    おばあさんから聞いた「タセット夕暮れ堂」は魔女のいる喫茶店だと言う。陽葵はひょんな事からここに通う事になり、そして不思議な事を体験する事になる…

    味方が誰も居ない陽葵にとって、タセット夕暮れ堂の時花と日暮は家族の様な存在だと思います。毒親の母との和解は無理そうで何だか切なかったです。

    そして、やっとできた親友と初恋の人を同時に失い、それでも明るい未来になりそうな感じが一気に急降下。クラスメイトの千歳も陽葵同様時守の持ち主。シリーズ物になるとは思わず、まだ次巻に期待です。

  • 短編4話。各話良く練れていて、読み応えありました。

  • もやっとした後味に残念。
    毒母が居なければ、陽葵は安らかな毎日を送る事が出来ただろうに。過去に行ける喫茶店は他に有るけれど、それとは違う風合いだった。

  • 時間を遡る超能力をもった主人公達が人々の過去の改変に奔走する話です。

    過去を変えてもあまりハッピーとは言えなかったり、そもそも過去を変えられなかったりと展開に波がしっかりあって楽しめました。

    事情があって鬱屈した思いを抱えている主人公も徐々に明るくなっていく様子が微笑ましいです。これから自身の能力とどう向き合っていくのか、仲間たちと一緒にどんな成長を遂げるのか楽しみな作品ですね。

  • 知り合った人が忽然と、誰の記憶からも消えて…。
    手がかりを求めた珈琲店で、巻き戻りを知る。

    連続短編で、少しずつ、ひとつずつ
    真実が見えてきます。
    後悔をしない選択を、と言われるものの
    咄嗟には動けず、後悔だけが残っていく。
    それを解決してくれるわけですが…最後の話は
    なかなかにきついものがあります。
    選択と、手にしたものの放棄。
    覚悟がいります。

  • 「一度きりの前奏曲」
    彼女の好きな花は。
    亡くなってしまってから気付くことなんて沢山あるだろうが、それが後悔として付き纏うのは毎年苦しいだろうな。

    「きれいな独唱」
    汚い言葉ばかりで。
    言いたいことを言っているだけだとしても、口から出る単語一つで決まることもあるのだから気をつけるべきだろう。

    「小鳥たちの二重奏」
    決め付けられた事。
    結婚してから変わってしまったのか分からないが、こんな人だと知っていたら子供が産まれたとしても離れただろう。

    「月と円舞曲を」
    命を救うためには。
    当日に戻っても意味がないとはいえ、ここまで何もなかったことになってしまったら悲しむことすら出来ないだろう。

  • ちょっと重いタイムトラベル。
    今を変えるために過去を変える。だけどそうすると、助かっていた人が助からなくなる。
    主人公のエゴで過去を簡単に変えていいのだろうかと感じました。
    過去を変えることには大きな責任が伴う。
    でもそれだけその人に対する想いは大きいってこと。
    過去を変えることがいいことなのか、悪い事なのかわからない。多分登場人物全員がそう思っているんだと思う。

  • 時間戻し系。
    全部上手くいくってわけでもない。
    最後、急にあいつ出てくる。

  • 主人公がgdgdでgzgzでちょいとイラッとしなくもない。
    でも続きが一応気になる。
    しかし、時間モノは…うーん、ツッコミどころがどうしても出ちゃうし、納得できるように綺麗に収めるのは難しいと思う。

  • 一作目は陽葵を中心に時守についてって感じだったから切なくもいい感じに読めた。
    2作目期待しつつも母親や妹がどう絡んでくるかが心配。

  • 1話目から、すごく泣いてしまった。
    杉浦さんが、、、
    その理由、コーヒー店タセットの秘密。
    たった4分33秒だけの奇跡の時間。
    限られた時間だからこそ、できることも限られているからこそ。
    でも、終盤の過酷な展開、あんな風に終わってしまうなんて。
    引き続き2巻へ。

  • とても面白い。感動するー!2巻が楽しみです!作者様、応援しております。

    あらすじ  うろ覚えなので、間違ってるかもです。へー。って感じで読んでね。

    主人公の陽葵(ひまり)は、神童だった。幼い頃、家にあるピアノでよくある番組の曲を弾いてみせた。そのことにより、両親の扱いは激変した。母は、ピアニストとしての陽葵しか見ていない。娘としての陽葵よりも、ピアニストの陽葵の方が大事なのだ。そんな母に嫌気がさして、父と母は離婚。母に勧められ、イギリスへ留学。母のお人形のように感じ、ピアノを弾くのが嫌になった陽葵は、わざと車に轢かれようとする。車に轢かれれば数ヶ月はピアノを弾かなくて済むと思ったからだ。だが、車に轢かれたことで、陽葵の小指は切断されてしまった。処置が早かったおかげで小指は繋ぎ止められたが、もう二度とピアノが弾けない体になってしまった。
     その療養という名目で札幌に帰ってきた陽葵。そこで仲良くなったおばさん、杉浦さんが次の日にいなくなる。近所の人は杉浦さんが何年も前にタイに行ったという。昨日まで一緒におしゃべりしていたのに……。その謎を解き明かすべく、タセット夕暮れ堂へ行く。そこで時守という言葉を知る。ほろ苦くも甘い青春ストーリー。

  • 母親は陽葵ちゃんにピアノで強い期待をもってるけど妹の菜乃花ちゃんにはどうなのだろうか。
    菜乃花ちゃんは初登校の時にぶつかってきたり、カラオケの事を母親に伝えてと姉が嫌いな子なのかなって思ったけど、母親が菜乃花ちゃんに対して無関心の様な接し方ならそうなるのかなと。
    人物像がまだハッキリしないので気になる。

    大きな後悔をしないために過去を変えると今まで得てきたものを失う。過去が変わった本人は覚えてないけど、それが時守の身近な人だったらなんとも。
    良い結果になった人も居るだろう。竜太くんも変えて月子ちゃんが生きているから良い結果なのだろう。けど、『渡し』の瞬間、4分33秒はとても辛い。
    次も良い結果になればいいのに。

  • 【珈琲の香りと古時計の音が誘う感動のファンタジー】過去に戻って、後悔の瞬間をやり直せたら――。札幌の珈琲店を舞台に、?時を渡す?店主と少女が織り成すほろ苦くも温かい物語。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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